06/03/2026

Dia: 9 de julho de 2016

ニッケイ新聞 2016年7月9日  いよいよ昨日開幕となった『第19回日本祭』。正午には入場券購入にならぶ来客が長蛇の列をなし、入場開始になると、待ったとばかりに足早に会場に足を踏み入れた。  入口の大鳥居を抜けると、すぐ左手には東京オリンピック・パラリンピック委員会の「足湯」コーナーが、来場者にほっと安らぎを与える。それに加え、毎年人気の高い農水省の日本食実演や、茶の湯、生け花など日本の伝統を感じさせる優美な空間が広がりを見せている。  初日は平日とあって会場に余裕があったが、人気の「郷土食ブース」にはさっそく多くの日系人が集まっていた。森本源治さん(大阪、86)は、「立派な会場で驚いた。せっかく来たからには、故郷の味を楽しみたいが、どれも美味しそうで悩ましい」と妻の敏子さん(二世、70)と微笑んだ。  週末の本番に向け、各県人会も気合は十分だ。三重県人会ブースで手伝いをする杓田美代子さんは、「今年は若い人も協力してくれて頑張っています。作り手不在で昨年中止した手こねずしも、今年は婦人会の手で復活させました。沢山の人に味わって欲しい」と期待に胸を躍らせる。  毎年欠かさず来ているという永井昭子さん(熊本、66)は、「3日間連続で通う」と嬉しそうに言い、「郷土食がやはり一番楽しみです。それにしても、会場が見違えるほど立派になっていて驚いた。渋滞もなしにスムーズに来られました」と賞賛。大幅改修によって生まれ変わった会場に対する感嘆の声が、来場者からは相次いだ。  同祭は8日から三日間で、主要舞台では「ミス・ニッケイコンテスト」や「コスプレサミット」など数々の人気企画が行われるほか、「スポーツコーナー」でのメダリストによる柔道披露や、トヨタ自動車を筆頭にした企業ブースなど老若男女が楽しめる展示企画が目白押しだ。  会場は聖市サンパウロ・エキスポセンター(Rod. dos Imigrantes, Km 1,5 )で、ジャバクアラ駅から無料送迎バスがある。開場時間は土曜日が朝10時から午後9時まで、日曜が朝10時から午後6時まで。70歳以上は入場無料。
ニッケイ新聞 2016年7月9日  現在開催中の第19回日本祭りで保険会社「損保セグーロス」(旧安田マリチマ保険)が、熊本地震の復興支援イベントを実施する。  被害を受けた加入者に対し、保険会社という立場から支援をしてきた同社。同県を心配する日系社会の声を受け企画された。  スローガンは「頑張ろう 熊本!」。熊本日日新聞社提供の写真展や、来場者に千羽鶴を折ってもらい被災地に思いを届けようとのプロジェクトが用意された。  熊本県のご当地キャラ「くまモン」が描かれた募金箱も設置され、寄付を呼びかける。
ニッケイ新聞 2016年7月9日  「スポーツと健康」をテーマとした第19回日本祭り。在聖総領事館主催の柔道ワークショップで、バルセロナ五輪金メダリストのロジェリオ・サンパイオ(土曜午後5時から)、アトランタ五輪銅のエンリケ・ギマラエンス(日曜午後1時から)の両氏が『スポーツコーナー』で講演及び実演を行う。  同コーナーは1500人収容可能。柔道のほか空手、剣道、合気道といった武道全般が披露される。卓球や自転車競技などの実演、護身術のワークショップもある。  詳細は日本祭り公式サイト(www.festivaldojapao.com)まで。
ニッケイ新聞 2016年7月8日  『第19回日本祭り』が本日から開幕―。15万人以上の来客が見込まれるなか、毎年最も人気を博しているのが、何と言っても47都道府県の故郷の味を堪能できる『郷土食ブース』だ。7日午前、開幕を翌日に控える県人会婦人部の準備作業の様子をのぞいてみた。どこも早朝から大変な熱気で、どの県人会も気合い充分だ。  「2カ月前から、毎日こつこつ準備してきました。後は荷物の搬出だけです」と落ち着いた表情で語ったのは、佐賀県人会の婦人たち。目玉商品は「アイスクリームてんぷら」(12レアル)。アイスクリームをカステラで巻いたものを冷凍保存し、会場で天ぷら粉をまぶして揚げる。  日本へ留学した研修生が学んだ秘伝レシピで、3500個も準備されている。「外が熱々で中が冷たく、何とも言えないバランスが人気の秘訣です」と自信たっぷりだ。  富山県人会の一押しはホクホクの「コロッケ」(8レアル)。朝から20人近くの婦人らが集まり、厨房でコロッケのネタ作りに追われていた。一昨日から準備に取り掛かったと言い、3日間で約1400個準備する。  パセリが練り込まれ、さっぱりした味わいが特徴で、「わざわざベレン(パラー州)から手伝いに来てくれた人も。おいしさの秘密は、料理に込められた愛情です」と新城真利枝さんはほほ笑んだ。  東洋街のレストラン・サムライの蒸し暑い厨房のなか、「かるかん饅頭」を準備するのは、鹿児島県人会。米粉と山芋、卵白とを混ぜ合せた皮と、小豆をすり潰した餡子を蒸し揚げるなど、手間隙かけて一つ一つ手作りされた鹿児島銘菓だ。  無添加で体に優しく、餡子の濃厚な味わいが特徴で、毎年早めに完売してしまう人気ぶり。松村茂樹会長は、「手間隙かけて、真心込めて作られた一品です。是非召し上がってください」と来場を呼びかけた。同県人会では、名物「薩摩揚げ」も販売される。  山口県人会からは、「バリバリソバ」。約1千食分が用意されるといい、婦人ら10人が朝早くからあんかけの支度で大忙しだ。また、今年は日本で西洋菓子作りを学んだという青年部員が持ち帰ったレシピで、「お抹茶ブラウニー」も新発売するという。  同県人会事務局の伊藤紀美子さんは、「毎年美味しいと評判です。今年は不景気でどのくらい売れるのか不安要素もありますが、とにかく皆と力を合わせて頑張ります」と意気込んだ。  会場は聖市サンパウロ・エキスポセンター(Rod. dos Imigrantes, Km 1,5 )で、ジャバクアラ駅から無料送迎バスあり。開場時間は本日正午から午後9時まで、土曜日が朝10時から午後9時まで、日曜が朝10時から午後6時まで開催する。70歳以上は入場無料。
ニッケイ新聞 2016年7月8日  県連日本祭りでJETROサンパウロは、日本にある15のキャラクター施設・博物館を紹介するパネル展示をする。  ウルトラマンに出てくる怪獣をテーマとした娯楽居酒屋「怪獣酒場」、「リボンの騎士」王宮風の入口玄関がある『手塚治漫画記念館』(兵庫県宝塚市)、石川県能美市寺井町の遊園地「手取フィッシュランド」の中にある『ウルトラマンスタジアム』、大人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの最先端エンターテインメント施設『ガンダム・フロント東京』(東京都江東区)など日本各地の観光施設をパネルで紹介する。  ブラジル人の若者が日本に観光旅行する際、関心を持ちそうな漫画やアニメなどのキャラクター関係に特化した博物館ばかり。JETROサンパウロの大久保敦所長は「ぜひ息子さん、お孫さんを連れて、ブースを訪ねてみてください」と呼びかけた。
ニッケイ新聞 2016年7月8日  群馬県大泉町「ブラジルタウン」のシンボル、「ブラジリアンプラザ」の再建に向け、日本のNPO法人「交流ネット」が協力を呼びかけている。  同施設内では現在、『ブラジル移住資料館』の設置準備が進められており、資料収集の最中。県連日本祭りという機会に、文協ブース内でデカセギ経験者からの声を集めるという。  交流ネットの岡野護専務理事と林勉事務局長、ブラジル・ビジネス協議会の橋本秀吉代表理事の3氏が来伯し、「なぜデカセギで日本へ行き、そこで何を経験し、今どのような人生を歩んでいるのか。アイデンティティーの確立に苦しむ日系ブラジル人子弟のためにも、ぜひお話を聞かせて下さい」と広く呼びかけている。
ニッケイ新聞 2016年7月7日  「本場所会場の大パネルの前に、いま大躍進中の魁聖の等身大写真とどーもくんが待っています。ぜひ足を運んで!」―県連日本祭り会場に今年も開設されるNHKブースの説明に、日本国際放送(NHKグループ、東京)の吉野実さんとNHKワールド(米国ニューヨーク)の野村美由紀さんが6日来社した。  同ブースには、壁一面のサイズの大相撲本場所の大パネルが設置され、その前には約2メートルの魁聖の等身大写真が飾られる。横には、大人気のNHKマスコット・キャラクター「どーもくん」の人物大人形も。「ブラジル限定、夢の競演です。ぜひ立ち寄って記念写真を」と吉野さんは呼びかけた。  世界に向けて主に英語放送を行うNHKワールドでは、6月から一部番組のオンデマンド放送を始めた。NHKサイトで直接、もしくは専用アプリをダウンロードして携帯などでいつでも視聴できるようになった。  さらに日本祭りの最中に始まる大相撲7月場所から、NHKワールドでは大相撲の英語ダイジェスト番組の放送が始まる。外国人向けの用語解説付の英語アナウンスが行われるという。二人は5日に着伯、日本祭り翌日11日には帰路に着く。   □関連コラム□大耳小耳  今年の日本祭りでも、関脇魁聖の等身大パネルという目玉を用意したNHK。昨年は同局のマスコット「どーもくん」が来伯し、写真撮影に長蛇の列ができるほど好評だった。大銀杏のかつら、着脱がすぐにできる簡易版の回しなど「力士なりきりセット」なるものがあれば、コスプレ大好きな伯人若者にもウケること間違いなし?!
ニッケイ新聞 2016年7月7日  JICAシニアボランティアとして熟年クラブ連合会に派遣されている、与那覇博一さん(51、沖縄)が2年間の任期満了を目前に控えている。今月8日から開かれる、県連日本祭りでの「お手玉レクリエーション」を最後に帰国することになった。  お手玉は脳の活性化につながり、楽しく体を動かすことのできるレクリエーション。高齢者の健康促進にも最適とあって、与那覇さんは積極的に取り入れている。  派遣当初は、当地にお手玉自体が全くないという状態だったという。各所を回ってはワークショップを行ない、日系社会の中でのお手玉文化の普及に取り組んできた。日本祭りは言わば2年間の集大成だ。  これまでの活動の中で「当地でも高齢化が進むが、介護環境が全く整っていないと感じた。特に健康な状態から動けなくなり死に至るまでの間、日本ではデイケアサービスがあるが、伯国ではその間の支援が欠けている」と問題視する。  「最後まで充実していた。だがやり残した感は否めない」。まだまだ名残しさを見せる。「以前老人国際学会に呼ばれ、USP(サンパウロ大学)で講演したが、それをきっかけに日系社会を含めてかなりの人脈ができた。日本の介護技術を伯国社会に普及させていける手応えを感じた」と振り返る。  「まだまだできることがあるはず。培った経験と人脈を活かして、民間主導でモデルケースを作り、政府が体制構築に関与するように巻き込んでいきたい」とも語り、再び伯国へ戻ってきたいとの意気込みだ。  来伯前は沖縄県石垣島で、福祉関係に従事していた与那覇さん。今派遣の際には7人家族で来伯した。「現役引退の後に参加するシニアが多いなか、仕事を辞めて7人家族を連れて参加するということは、JICA史上初だった」と照れくさそうにはにかむ。  「参加にあたっては猛反対に合ったが、ボランティアをしながら、同時に5人の子供たちを育てることができたのは、伯国だったからこそ。支えてくれた日系社会の皆さんには、一言では表せないほど感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深げに語った。   □関連コラム□大耳小耳  「ポ語が分からないがために、孫やひ孫とのコミュニケーションがとれない」といった、日本にはない移民社会独自の高齢者問題の深刻さをヒシヒシと感じたというJICAシニアボランティアの与那覇博一さん。「飾りとしても美しく、お孫さんとも接するきっかけとなるはずだ」と考え、お手玉文化の普及を目標に取り組んできた。「お手玉体操」や「お手玉ゲーム」を考案し、伯国社会にも広く普及できるとの手応えを得たという。数年後には、高齢化社会に突入すると言われる伯国。高齢化社会の先進国である日本が介護技術において、貢献できる余地は大きいかも。
 国際交流基金サンパウロ日本文化センターは、日本人ストリートダンスユニットHilty&Bosch (ヒルティ・アンド・ボッシュ)とヒューマン・ビートボックスのReatmo(リトモ)を招へいし、9、10両日の第19回日本祭り会場(Rodovia dos Imigrantes, km 1.5)と12日にサンパウロ美術館(MASP、Av. Paulista, 1578)でそれぞれ公演を開催する。  Hilty&Boschは結成19年目を迎え、これまでに約30カ国でストリートダンス・パフォーマンスを行ってきた。Reatmoは、口で様々な楽器音を奏でる「ヒューマン・ビートボックス」奏者。電子機材によってビートボックスや声を次々重ねていくことで楽曲を構築・演奏していく独自の奏法を持つ。  公演時間は次の通り。 【日本祭り】 9日午後5時15分~午後5時45分。10日午後1時~午後1時半。 【サンパウロ美術館】 12日午後7時半から。入場無料。公演開始1時間前から先着順に会場のチケット売場で整理券を配布する。一人2枚まで。  詳細はウェブサイト(http://fjsp.org.br/agenda/hilty-bosch-brasil/)を参照のこと。問い合わせは同センター(電話11・3141・0110)まで。  サンパウロ新聞 2016年7月8日付