平成28年外務大臣表彰で在ブラジル日本国大使館(1人)、在ベレン領事事務所(2団体)、在サンパウロ日本国総領事館(3人)で計4人2団体の受賞が決定した。
受賞者及び受賞団体は次の通り。
【ブラジル大使館管内】
◆タケシ・ミウラ氏。ミウラ道場師範。ブラジリア連邦区ブラジリア市在住。1966年にミウラ道場を創設し、50周年を迎える道場で優秀な柔道家を輩出し、日本の武道精神を重視した指導を実践。67年から30年にわたりブラジリア連邦区教育局所属の常任柔道講師を行い、日伯両国の相互理解に尽力。
【ベレン管内】
◆アマゾニア日本語学校。パラー州アナニンデウア市。週末のみの日本語クラスを行う学校が多い同地で、幼児から成人までの幅広い層を対象に平日も授業を実施。授業外のクラブ活動として琴を指導するなど、日本語教育のみにとどまらず基本的な道徳や日本文化を取り入れた青少年の情緒育成を教育目標に、日本語・日本文化の普及と日系社会の発展、地位向上に貢献。
◆トメアスー日本語学校。パラー州トメアスー市。1929年に開始された日本人アマゾン移住第1陣の入植地であるトメアスー市で創立以来40年にわたって日本語と日本文化を指導。日系ブラジル人として社会に貢献できる人材育成を教育目標とし、日本語教育を通じた地域への日本理解を促進し、日系社会の地位向上に尽力。
【サンパウロ管内】
◆アルビラ・アペル氏。 カンポ・グランデ・セントラル観光マーケット協会会長。南マット・グロッソ州カンポ・グランデ市在住。沖縄移民が伝統的に多い同市で、「フェイラ・デ・ソバ」の会長を2006年から10年にわたり務めている。集客力を高めるために週末ごとにイベントを実施。沖縄そばのモニュメントを設置し、ソバソングのコンテストを行うなど普及に貢献。沖縄そばは同市の無形文化遺産に認定されている。
◆若林和男氏。美術家。サンパウロ市在住。1960年代にブラジルに移住。約50年間、伯国で絵画活動を行い、サンパウロ国際ビエンナーレを含む多数の展覧会に参加。ブラジル外務省賞をはじめとする賞を受賞。漆工芸の技法や日本の古典から引用された図柄を生かした作品などを発表し、日本の伝統をブラジル人に分かりやすい形で伝達。後進の指導にも尽力し、日伯文化交流のため献身的な活動を行っている。
◆本橋幹久氏。前県連会長。サンパウロ市在住。県連副会長・会長として同連合会と日本の地方自治体との交流促進に貢献。伯国内日系社会の交流のみにとどまらず、ボリビアやアルゼンチン等の南米各国の日本人移住地・日系コミュニティを訪問し、日系団体ネットワークの構築に尽力。また、ブラジル鳥取県人会会長として「サンパウロ・鳥取友好の森」植樹プロジェクトを推進し、日伯友好親善と自然環境保護活動に貢献した。
サンパウロ新聞 2016年7月15日付
