開会式であいさつする市川実行委員長

8~10日にわたって聖市のサンパウロ・エキスポで開催された県連(山田康夫会長)主催の第19回日本祭り。同祭の開催に最も尽力したとも言える市川利雄実行委員長に話を聞いた。
一時は「今年の来場者総数は第17回日本祭りの18万人を超えるのでは」という声も上がったが、日曜日は来場者数が伸び悩み16万8000人(主催者発表、ボランティア5000人を含む)となった。しかし、市川氏は「最高の日本祭りだったと思う。黒字になることは確実」と話した。
また、同氏は新しく改装された会場について「会場内の設計や設備の利用が上手くできた。会場のどこを見渡しても良い印象を感じた」と評価した。一方、改善点としては郷土食広場の看板のサイズを統一しようと試みたが、規定のサイズにできていない店舗があったことを挙げた。「会議に参加している人と、郷土食広場を担当している人が違い、情報伝達が上手くいっていないようだった」と指摘した。
今回は「おもてなし」を重視し、スポンサーに各県人会の郷土食を振る舞うなどの取り組みが行われた。「日本祭りは、たくさんのスポンサーの協力のもとで成り立っている。世界のトップ企業と付き合う以上、県連も高いレベルでやっていかなければならない。そういった意味で県連や県人会を活性化させなければ。しかし、県人会には格差がある。日本側のサポートがもっとあれば心強いのだが」と市川氏は話した。
市川氏に来年も同祭実行委員長を務めるか尋ねると「来場者が喜ぶ姿を見ると、もう一度やりたいという気持ちもある」とほのめかした。来年は第20回と節目を迎える同祭。早くも8月から来年の日本祭りに向けて動き出すという。「毎年、同じような日本祭りだと面白くないので、20回を節目に何か新しいプロジェクトをやりたい。それには日本政府の協力も不可欠」と市川氏は早くも来年の日本祭りを見据えていた。
サンパウロ新聞 2016年7月14日付
