案内に来社した平崎会長と村上副会長(左から)

ブラジル広島文化センター(平崎靖之会長)は、今年で71回目を迎える「原爆の日」の8月6日午前8時15分からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同会館(Rua Tamandaré, 800)で広島原爆死没者追悼法要を執り行う。平崎会長と村上佳和副会長が案内に来社した。
予定では追悼法要の後に献花と、広島県を流れる太田川の水で献水が行われる。献水には原爆投下時に川に水を求め、苦しみ亡くなった多くの人々を慰霊する意味が込められている。
また、リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)、聖市イタケーラ区の州立ヒロシマ学校、また県連の第19回日本祭りの子供の広場から折り鶴の贈呈が行われ、寄贈された折り鶴は広島市に送られる。
当日は、午前10時45分頃から「原爆の子」が上映される(ポルトガル語字幕付き)。同映画は1952年に公開された作品で、監督は平崎会長の遠い親戚に当たる新藤兼人氏。「追悼法要後にこの映画を上映できるのは大変意味のあること」と平崎会長は語った。
昨年まではブラジル被爆者平和協会(森田隆会長)と共催で、原爆犠牲者追悼慰霊法要を行っていたが、平崎会長は「お寺ではどうしても他のイベントができず、出席者がどんどん減ってきてしまっている。一般の人にもっと知ってほしい。また、日系人だけでなく非日系人や若い人にも参加してほしいという思いから、講堂のある会館で行うことを決めました」と語った。
案内に来社した平崎会長と村上副会長は「追悼法要を通じて世界平和の祈りを捧げたい。たくさんの人に来てほしい」と呼び掛けた。
一方、ブラジル被爆者平和協会は例年通り、同日時にサンパウロ市シャカラ・イングレーザ区の西本願寺で原爆犠牲者追悼慰霊法要を行う。関係者によると「1984年に同協会を結成して以来、毎年西本願寺で行っているため、同じところで行いたい」という森田会長の思いがあり、広島県人会とは別々に行うことを決めたという。
サンパウロ新聞 2016年7月27日付
