慰霊碑を参拝する河村夫妻
開拓先亡者慰霊碑、山口県人会も訪問

日本政府を代表し、リオ五輪の開会式に出席した河村建夫衆議院議員(73、山口)は、7日に行われたブラジル日本都道府県人会連合会(県連、山田康夫会長)の創立50周年記念式典に出席するため、6日サンパウロ(聖)市に到着した。イビラプエラ公園内の開拓先亡者慰霊碑を訪れた後、聖市リベルダーデ区の山口県人会(要田武会長)を訪問。ブラジルについて「我々にとっては一番近い思いのある国」と述べ、同じ県人としての思いを語った。
6日午後2時頃から開拓先亡者慰霊碑に参拝・献花した河村衆議と隆子夫人は、山田会長と本橋幹久鳥取県人会長による「日本移民の心の拠り所」となった慰霊碑に関する説明に、熱心に聞き入った。
その後、河村夫妻はブラジル日本文化福祉協会の山下譲二副会長と中島エドアルド事務局長の案内のもと、同公園内にある「日本館」を視察した。
午後4時から山口県人会を訪問した河村夫妻は、集まった約40人の山口県人会会員らと6年ぶりとなる再会を喜んだ。要田会長はあいさつで「山口に帰った気持ちで、今日は限られた時間でございますが、ごゆっくりご歓談してください。本当に良くおいでくださいました」と感極まりながら、河村夫妻の訪問を歓迎した。
この日のために、同県人会青年部の協力のもと壁一面に貼られた松下村塾の写真を見ながら、河村氏は「ここに来ると故郷に帰ったような気持ちになれて、大変嬉しく思います」と話し、山口県人会にカラオケを寄贈した安倍晋三首相から「みなさんにくれぐれもよろしく」と伝言を預かっていることを話した。また、「皆さんは日本にとって一番遠いブラジルにおられますが、我々にとっては一番近い思いのある国」とブラジルと同県人会に対する特別な思いを語った。
河村氏は取材に対し「今はブラジルに目を向けている安倍政権下。必要性があり、関わることができるなら日本祭りを応援したい」と県連主催の日本祭りに触れ、今回のサンパウロ訪問について「しっかりPRしたい」と自身のフェイスブックページで訪伯について投稿し、日本にブラジル日系社会について伝える旨を語った。
河村夫妻は、それぞれカラオケを披露した後、全員で「長州音頭」を熱唱し、最後は「河村先生頑張れ」と県人会からエールが送られた。
サンパウロ新聞 2016年8月17日付
