岐阜県人会に寄付金を贈呈
岐阜県羽島市に本部を置く一般財団法人国際クラブ(青山るみ理事長)から岐阜県人会(青山高夫会長)への寄付金贈呈式が1日、サンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同県人会館で行われた。当日は同県人会の役員らが出席。今回、青山理事長は同法人の髙橋雄造専務理事とブラジルのイベントに招待された日系アルゼンチン人歌手の大城バネサさんに同行し、来伯した。
贈呈式では、はじめに山田彦次顧問から、今回の寄付のいきさつや3氏の紹介が役員らに行われた。
続いてあいさつに立った青山理事長は、「招待してくれた日本側の担当者もブラジルにあまり詳しくなく、思い切って山田顧問に連絡したら『何でもお手伝いさせていただきます』と快く対応してもらえた。ブラジルに来れたのも県人会の皆さんのお陰。何かのお役に立てたらと思い、お金を寄付させていただいた」と今回の寄付の経緯を話した。
髙橋専務理事は海外留学生や東日本大震災で被災した東北地方への支援など、同法人の活動を説明。「急な話だったにも関わらず、山田顧問を筆頭に皆さんにお世話になり感謝している。寄付金が少しでも県人会の活動の足しになれば。帰国後は岐阜県庁の国際化に県人会の活動を報告したい」と述べた。
その後、青山理事長から青山会長へ寄付金100万円が贈呈され、同県人会からは天然石で彫られたオウムの像が贈られた。寄付金を受け取った青山会長は「県人会としては、同県出身者に会えて嬉しい。2年後に県人会の創立80周年式典があり、本当にありがたい。会員らと相談して有効に使わせてもらいたい」と感謝した。
同法人からの寄付は今回が3回目。日本舞踊西川流の師範でもある青山理事長は、日本舞踊での文化交流を各国で行っており、2004年に初めてブラジルを訪れた。その際、聖市の愛知県人会で公演があり「岐阜県人会もあるかもしれない」と同県人会を探し出し、当時会長を務めていた山田顧問と対面を果たした。山田顧問から岐阜県からの移民の歴史を聞いた青山理事長は、「何かの役に立てば」と日本へ帰国後、50万円を寄付した。
その後も山田顧問が訪日した際は青山理事長を訪れ、2013年8月に行われた岐阜県人ブラジル移住100周年、岐阜県人会創立75周年記念式典時には岐阜新聞を通じて100万円を贈るなど、現在まで交流が続いている。
青山理事長は「初来伯時にブラジルで岐阜県人が頑張っているんだなと、すごく感動した。彼らの役に立てたらという思いで寄付を始めた。移民の皆さんは誰しも苦労していると思うが、当地で日本人移民が尊敬されていると聞くと嬉しい気持ちになる。日本人を代表してありがとうと言いたい」とその思いを話した。
サンパウロ新聞 2016年9月6日付
