兵庫県の荒木一聡(かずあき)副知事をはじめとする兵庫県庁一行3人が、パラグアイの首都アスンシオンでの日本人移住80周年記念式典に出席した後の10日に来聖し、ブラジル兵庫県人会(松下マルリ会長)役員らと同日午後7時からサンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパレスホテル地下レストランで交流した。
10日、兵庫県ブラジル事務所の彌城(やしろ)正嗣所長の案内で荒木副知事、国際交流課の石田勝則課長、同課の大谷健太朗主査が来聖した。
今回が初来伯だという荒木副知事は、「せっかくの機会なのでサンパウロの兵庫県人会の皆さんとも交流したい」と来聖した目的を語った。また、昨年8月のブラジル兵庫県人会創立55周年の際に出席していたパラグアイ兵庫県人会の岸田省一会長から「来年(2016年)の移住80周年にはぜひ、来ていただきたい」との依頼を受け、井戸敏三知事の代理として今回、荒木副知事がパラグアイも初訪問したという。
荒木副知事は初来伯の印象について、「南米に渡った日本人と日系人の方々のご苦労を改めて感じ、そのご努力がこの大地で認められ日本に対する評価につながっている」と述べたほか、日系社会の世代が移り変わる中で「今後もフェイス・ツー・フェイス(直接会うこと)」の関係で南米との交流を行い、「兵庫県として、できることを協力していきたい」と意気込みを語った。
今回の来伯では、11日にパラナ州クリチバ市で兵庫県経済観光セミナーも開催し、パラナ州側から環境関連の訪日研修などの希望があったようだ。
10日の兵庫県人会との交流会には、県人役員など会員11人が出席。松下会長はあいさつでブラジルが今年、リオ五輪やパラリンピックで世界からの注目を集める中で、自身が会長になった理由として県人会の中でいかに若い人たちを集めるかを模索していると言い、その目的の一つとして母県での留学生・研修生制度の継続を陳情した。
県人会員、県庁側の自己紹介の後、尾西貞夫顧問が乾杯の音頭を取り、出席した県人会員たちは荒木副知事一行との懇談を楽しんだ。
サンパウロ新聞 2016年9月16日付
