日本酒とともに試飲コーナーに並んだのは、福岡県南部の八女市とその近郊が産地の「八女茶」。来場者は、福岡県人会長夫人の南久美子さんらがいれた濃い深緑の茶を手に、豊かな香りや茶の甘みを楽しんでいた。
同地の日本食レストランで茶を頼むと熱湯でいれたかのような熱々のものが出てくるが、南さんに言わせると「最初から熱いお湯でいれるのは台無し」という。
同コーナーで配布していた八女茶の手引きでは玉露は50度、煎茶は70~80度の湯でいれることを勧めている。南さんによると同催しの試飲で提供した茶は、数分間水出ししたものにポットで沸かした湯を注いだ。最後に熱い湯をいれるが、「水出しすることで甘さと香りが出ている」ため、おいしい状態でいただけるそうだ。
試飲した非日系の来場者はブラジルで知られている茶との違いを楽しみ、「とてもおいしい」と満足した様子を見せた。
同日、試飲のための茶葉を500グラム用意したという南さんは、「八女茶は茶葉が上等というだけでなく、いれ方にこだわることでおいしくなる。ブラジルで売られている茶葉も、熱いお湯を使わず焦らないでゆっくりいれることで、よりおいしくなります」と助言していた。
2012年9月7日付
