国立大学法人鹿児島大学(吉田浩己学長)主催の「第2回鹿児島大学南米研修」で26日、同大1・2年の学生14人、引率の加藤泰久教授(67、東京)と酒井佑輔講師(28、新潟)が来伯した。
同研修に参加した一行は、今回ブラジルとパラグアイに9泊10日滞在し、学術交流協定を結んでいるソロカバ市のサンカルロス国立総合大学 (UFSCar)生との交流やホームステイ、サントス観光、パラグアイにおける不耕起栽培研修、イタイプー水力発電所研修などを行う予定。
一行は、26日午前中に聖市のCEAGESP(セアザ、聖州食糧配給センター)を見学。セアザで学生たちは、日本にはない果物や花、肉、魚類など をデジタルカメラを手に持ちながら見入っていた。教育学部の亀之園智大さん(19、鹿児島)は、「市場の活気がすごく、大きな肉がつるされて売っているの に驚いた」と感想を述べた。
昼食後、一行は移民史料館に足を運び、同館運営委員会補佐の小川健一さんによる「日本移民の歴史」と同大OBの吉田治美さんによる「私のブラジル 生活」の2講演を聴講。同夜には、聖市内ホテルで「南米研修生・鹿児島大学同窓会」が開かれ、視察を終えた吉田学長や前田芳實理事、山下譲二鹿児島県人会 第1副会長をはじめ、卒業生、県人会員、同大留学生OBや学生など計50人が来場した。
吉田学長は学生たちに対し、「きょう来ている人々と色々話し、これからの人生の糧にしてほしい」と激励。加藤教授も「ブラジルの将来の可能性について勉強してほしい」と期待していた。
また、来場した同窓生最高齢の岩崎正三さん(82、山口)は、「今年は水産学部の学生が多く、これからブラジルの水産について勉強してほしい」と 述べ、水産学部の早坂央希さん(20、神奈川)は、「ブラジルの市場や普段の食生活の魚について知りたい」と目を輝かせながら話していた。
2012年8月31日付
