7月17日~19日聖市農務局イミグランテ展示場
七月十七日から同十九日まで聖市内にある農務省のイミグランテ展示場で開かれる第十二回フェスティバル・ド・ジャポンの会場でアマゾン移民八十周年を盛り上げるため、ブラジル日本文化福祉協会、サンパウロ総領事館のブースでサンパウロ新聞社が五月に文協貴賓室で展示したアマゾン移民写真展「アマゾンを拓いた日本人、日系人―『緑の地獄』を楽園に変えた歴史を辿る―」の写真が展示されることがこのほど決まった。すでに、写真の選択も進められており、サンパウロでもアマゾン移民八十周年の機運が盛り上がりそうだ。
高まる熱気『80周年記念』 会場で熱帯ジュース、ピメンタ販売も
文協は昨年、同会場でブラジル移民百周年にちなみ写真展を開催し好評だったため、アマゾン移民八十周年に協力する方向でアマゾン移民の写真展を開催したいという意向を示していた。そこに、トメアスー文化農業振興協会の海谷英雄会長から協力依頼が舞い込んだ。すでに、トメアスーはフェスティバル・ド・ジャポン会場で熱帯ジュースやピメンタ・ド・レイノの販売を決めていることから、文協、サンパウロ新聞社に協力依頼してきたもので、文協が会場を提供し、本紙が写真を提供することで話がまとまった。トメアスー文協は、アマゾン移民が始まったのはトメアスーなのでトメアスーだけの写真を使ってほしいという意向から、本紙ではトメアスーの移民史料館から複写した写真及び今年、本紙記者が取材したトメアスーの近景が会場を飾る。
また、トメアスー文協では、写真とともにトメアスー移民史料館に展示している移民史料の出展も予定している。
文協の桂川富夫第三副会長は、「先日、海谷会長がサンパウロに来られたときに文協でお手伝いできることがあれば協力します、と申し出ていたこともあり、積極的に応援します」と準備に余念がない。桂川副会長から写真提供の依頼を受けた本紙では、約四十枚のトメアスーの写真の提供を決めており、どの写真を使うのか、トメアスー関係者と打ち合わせを行っている。
一方、同フェスティバルに毎年出展しているサンパウロ総領事館もアマゾン移民八十周年を盛り上げたいと本紙のアマゾン移民写真展に使用した写真の展示を打診してきた。同フェスティバルの今年のテーマは環境保護年にちなみ「環境保護」。サンパウロ総領事館はJICAと協力し、環境保護とアグロフォレストリーを取り上げたいとしており、アグロフォレストリーを提唱しているのがトメアスーなどの日系農業者が主体になっていることからアマゾンの日本人移民に焦点を当てることに決まったという。
同総領事館では、文協がトメアスーを紹介することからベレンやサンタレン、マナウス、ボアビスタなどアマゾン各地で活躍する日本人や日系人の近況及び移住当初の写真など約四十枚を展示する予定。同総領事館の武田幸子文化担当副領事は、「アグロフォレストリーだけではなく、アマゾン移住八十年がわかるような展示にしたい」と写真を選び終えた。
九月に移民八十年祭記念式典を開催するトメアスー、ベレン、マナウスでは準備に余念がないが、サンパウロでもこれまでになかったような協力体制を敷いており、アマゾン移民発十周年が周知されることになる。
