鹿児島県人会(園田昭憲会長)の枕崎会(永留秋人会長)十九人は、去る九月六日に鹿児島県枕崎市の市民会館で挙行された『枕崎市市制六十周年記念式典』にブラジルからの慶祝団として参加した。
式典では、永留会長(七二)と同会の天辰市雄さん(七三)が、市政功労者の特別功労部門で同市から表彰された。また、二百五十人の市民が出演して披露された創作劇は、二時間に及ぶ熱演となり、訪れた千二百人の観客らとともに市民としての一体感を味わっていた。
式典に先立ち、一行は、伊藤祐一郎知事、枕崎市の瀬戸口嘉昭市長、南日本新聞社の逆瀬川尚文社長を表敬訪問。ブラジル日本移民百周年を記念して刊行された、サンパウロ新聞社の『ブラジルへ渡った百人の女性の物語』、ニッケイ新聞社の『百年目の肖像』をそれぞれ贈呈した。
四日、園田会長同席のもと行なわれた帰国報告会では、「本市とブラジル移民の方々との友好、交流促進のために役立てていきたいと存じます」という瀬戸口市長からの寄贈本に対する礼状が読み上げられ、同市から同会に贈られた記念誌が同県人会に譲渡された。
園田会長は、「昨年の九十五周年の返礼として、関係各機関を公式に表敬していただけて良かった。ありがとうございます」と、謝辞を述べていた。
市民劇を鑑賞した西田幸子副団長は、「枕崎言葉だったけど、祖母や父が日常的に方言を使っていたので理解できた」と感想を話していた。これに対して同会からは、「県人会でも鹿児島弁を使用したら親しみがわくのではないか」といった意見が出され、終始和やかな報告会となった。
