SP日系社会を表敬訪問 國方公使が初来聖
9月4日に在ブラジル日本大使館に着任した國方(くにかた)俊男公使(57、広島県出身)が、初めての出張として15日夜から来聖。日系各団体への挨拶を行うとともに、17日本紙に来社した。
國方公使は、東京大学法学部法学科を卒業し、1976年に外務省入省。ドイツ語が専門で、これまでに北米ロサンゼルス、ドイツ・デュッセルドルフ、ハワイ・ホノルルなどを経て、今回ブラジルでの勤務は初めてとなる。
前任地のホノルルやロサンゼルスでも地元日系人との付き合いがあったことから國方公使は、「日系の方々が苦労されながら、それぞれの地で生活を立ち上げてきたことは北米でも南米でも一緒で、改めて敬意を感じている」との気持ちを表した。
現在、「ポルトガル語を勉強中」(國方公使)で、ブラジルについて「気候が素晴らしく、空が東京やハワイに比べて高くて広い」との印象を示した。また、「野菜と果物が新鮮で美味しく、幼少の頃に食べた野菜の味がする」とブラジルの魅力を話した。
今後の抱負については「与えられたポストでベストを尽くすことが私の信条。日伯関係のためになる良いことを積極的に見つけていき、何でもやっていきたい」と意欲を見せ、まずは全伯にある日本政府公館を回り、「現場を見ていく」という。
また、来年大統領選を控えたブラジルの政治について「民主主義に根付いていて、ダイナミズムを感じる」と述べた上で、日本からの出稼ぎ帰伯者問題については、日本経済の好転とともに再び戻るとの考えを示し、日本での残留者へは日本語教育など適応策の必要性を説いた。
写真:来社した國方公使
2009年11月19日付
