【福岡発・吉永拓哉福岡支局長】福岡県福岡市を訪れた谷広海さん(日本語センター前理事長)と涼子夫人を歓迎しようと、ブラジルにかかわりの深い友人たちが集い、16日夜、本紙福岡支局横のレストランで『南米の集い』を行った。
これには板橋元昭元福岡県議会議長、高山博光福岡市議、学移連OBら約50人が参加した。
南米の集いでは、はじめに谷さんの講演が行われ自身が暮らすマセイオ市の写真などをスクリーンで紹介しながら、異国の地でリゾートホテルなどを築いた経営哲学を話し、参加者たちも熱心に聞き入った。
また、現地で生まれた4人の息子らと共同でマセイオ市に建築会社を設立し、70歳を過ぎた今でも現役で仕事に励む谷さんに参加者たちは元気付けられた。
続いて東京から駆け付けた日系ペルー人2世の有富ビクトルさんが講演した。
有富さんはフジモリ政権時代にペルー駐日大使を務め、日本大使公邸人質占領事件ではフジモリ氏の片腕として日秘両国のパイプ役となり、テロ撲滅に尽力した。
講演では南米の日系人たちの活躍ぶりを伝え「現在はベネズエラ、ボリビア、パラグアイの駐日大使が日系人。日系が飛躍する南米諸国だからこそ、日本人は南米に目を向けなければならない」と呼びかけた。
会場では、音楽で日本と南米日系社会を結ぶ福岡の夫婦デュオ『ハル』がラテン音楽を披露し、参加者たちが谷さんを囲んで夜遅くまで語り合った。
谷さんは「昔の友と再会できることが本当にうれしい。また福岡に来たい」と楽しそうだった。
2012年4月18日付
