大勢の来場でにぎわった昨年のJNTOのブース(JNTO提供)
サプライズがある日本庭園 柔道実演や卓球台の設置も

日本祭りの来場者を出迎える日本庭園。そこには、あるサプライズが用意されており、「おそらく、この日本文化が楽しめるのは、日本祭りがブラジル初。間違いなく来場者に喜んでいただける」と山田康夫会長と市川利雄実行委員長は自信を持って語った。
日本祭りの1カ月後に開催されるリオ五輪と、4年後に開催を控える東京五輪にちなみ、「スポーツと健康」が今年のテーマである同祭では、来場者がスポーツを楽しめるような工夫が施される。在サンパウロ日本国総領事館はスポーツコーナーに畳を設置し、柔道のデモンストレーションを行う。柔道のメダリストや柔道を訓練に取り入れているブラジルの軍隊も参加予定。また、来場者が実際に体験できる卓球台の設置も予定されている。
その他の日本政府関連の展示スペースでは、農林水産省による日本食紹介、観光庁による訪日観光促進事業、JETROによる日本のキャラクター関連施設やアニメ等の紹介、JICAによる事業紹介や日系社会ボランティア30周年の紹介、サンパウロ・ジャパン・ハウスによる模型を使ったジャパンハウスの紹介、筑波大学による留学プロモーションなどが行われる。
最大2500人収容可能のメインステージでは、3日間を通じて約40のグループが音楽、踊り、演舞、郷土芸能を披露する。今年は、国際交流基金から、世界各国で活躍する日本の2人組ダンスユニット「Hilty&Bosch(ヒルティ・アンド・ボッシュ)」が来伯し、9日と10日の両日、息の揃った迫真のダンスを披露する。他にも「イペ音頭」で有名な中平マリコさんらが歌を披露し、会場を盛り上げる。
また、9日はブラジル国内各地から予選を勝ち抜いた候補者の中から選ばれる「ミス・ニッケイ・コンテスト」、10日は若者からの注目度が高い「秋葉・コスプレ・サミット」が開催されるほか、野外広場では盆踊りも行われる。
会場には例年同様、折り紙、塗り絵、料理などを体験できる子供広場や、健康相談やマッサージが行われる熟年広場が設けられ、子供から大人、高齢者と幅広い世代が楽しめる。
日本の文化を広く紹介するイベントとしては、世界最大規模と言われる同祭。「今までの日本祭りとは遥かに違う。必ず来た人に満足してもらえるだろう」と山田会長は自信を持って来場を呼び掛けた。
日本政府館
◆観光局が浴衣着付けでの撮影や金箔貼りの体験も
昨年同様、日本政府館が設置される。その一角に、昨年に続き日本政府観光局(JNTO)ニューヨーク事務所が出展する。
今回は、日本地図パネルをもとにした観光地案内と、浴衣着付けでの日本観光地を背景にした写真撮影、金箔貼りといった体験が楽しめる。ブースに入れば、まるで日本を訪問したような雰囲気になることは間違いない。日本各地の四季折々の美しさが堪能できるだろう。
浴衣を着て観光地をバック撮影した写真はFacebook特設ページにもアップロードでき、ブース内のデジタルディスプレイでも楽しめる。ポルトガル語によるFacebookは初の試み。若者たちに人気となるだろう。
また、日系航空・鉄道会社・ブラジルで訪日旅行を扱う旅行会社が共同出展者として参加する。このコーナーでアンケートを実施しており、答えてくれた人には、寿司型消しゴム・くまもんキャラクターグッズ・和菓子風タオル・抹茶味キットカットなどがプレゼントされる。
JNTOニューヨーク事務所は「景品や体験は数に限りがあるので早めに来場して楽しんでほしい」と呼びかけている。
Sompo Seguros
◆「頑張ろう 熊本!」熊本地震支援のイベントを実施
7月1日、安田マリチマから「Sompo Seguros」に社名変更したばかりのSompo Segurosが、熊本地震の支援イベントを実施する。
熊本地震は4月14日、16日2回にわたり2度の最大震度7を記録し、大きな被害を出した。現在も多くの人が避難所生活している。保険業務に携わる同社は、「頑張ろう 熊本!」をキャッチフレーズに復興を願って来場者に協力を呼びかける。
同ブースは通路から見てもひときわ目立つ地震直後の大きな被害写真と避難所で暮らしながら笑顔を絶やさない子供たちの写真が印象的だ。ブース内部にも被災地の写真が展示してある。
「熊本地震の復興を願って千羽鶴を折ろう」とブース内では折り紙の指導者を常駐させ、来場者に千羽鶴を折ってもらい、被災地に届けようという趣向だ。
また、義援金箱も設けてあり、来場者が熊本地震復興のための募金活動も行う。
同イベントには、地震関連の写真提供で熊本日日新聞社が協力しており、熊本県人会、サンパウロ新聞社も協力している。
日本祭り公式ガイドブック配布
3日間にわたりさまざまな催しが行われるフェスティバル・ド・ジャポン。お目当ての郷土食やステージを見逃さないように会場を巡るには公式ガイドブックが欠かせない。サンパウロ新聞では今年も同祭の公式ガイドブックを作成し、会場で無料配布する。会場内の地図をはじめ各ステージの予定が一目瞭然。日ポ両語で分かりやすく紹介している。初めての人を連れて行くのにも安心。ミス・ニッケイコンテストの顔写真も掲載しており、手放せない一冊になりそうだ。
サンパウロ新聞 2016年7月5日付
