在伯栃木県人会(坂本アウグスト進会長)は2月25日、聖市ビラ・マリアーナ区の同会館で2011年度の技術研修生・短期研修生の帰国報告会を開催した。
報告会では、技術研修生として昨年9月から今年1月までの5カ月間を同県で過ごした大貫ゆりベロニカさん(26、3世)と、今年1月に約2週間滞在した短期研修生の永田ハダメシ健ダビデさん(16、3世)の2人が報告とあいさつを述べた。
宇都宮市でグラフィックデザインの研修を行った大貫さんは、同県で過ごした5カ月間の様子を映像で紹介。来場者は充実した研修生活を送る大貫さんの様子や懐かしい母県の風景に目を細めていた。
坂本会長によると、大貫さんは約1年前から研修への参加を希望していたという。大貫さんは「日本語にもだんだん慣れて日本文化にも触れ、そばと益子焼の作り方を覚えた。研修で得た知識をブラジルで発揮します。この経験は私の大事な宝物。絶対に忘れません」と笑顔であいさつし、会員から温かい拍手が送られた。
短期研修生の永田さんは、県立烏山(からすやま)高等学校で研修した。永田さんの祖母、美智子さん(80、那須烏山市)は、04年に開校した同校の母体となった県立烏山高等女学校の卒業生。祖母に縁のある学校で研修した永田さんは「出発前に祖母に話を聞いていたが、全然違っていた」と学校の印象を話した。
永田さんは「高校生と一緒に学んだりサッカーをしたりした。サンパウロには雪が降らないので、スキーがとても楽しかった」と研修の日々を報告。最後に「日本の親戚や県人会の皆さんに心から感謝している」と謝意を述べ、あいさつを締めくくった。
壇上で2人のあいさつ文を見ていた坂本会長は「ローマ字で書いているのではと思っていたが、漢字も使い日本語で書かれている」と話し、会場の笑いを誘った。
2012年3月27日付
