核廃絶と平和な世界の実現、東日本大震災及び福島原発事故の現状報告などを目的に、27日から5日間にわたって日本の高校生平和大使3人が来伯する予定だったが、ビザのトラブルで来伯が延期となった。
高校生平和大使派遣委員会の平野伸人代表から日本時間の26日午後にブラジル被爆者平和協会(森田隆会長)に入ったメールによると「旅行社のミスによるビザのトラブルで出発できていない。どうしようもなく、現在、成田と福岡で高校生大使の3人は待機している」との連絡が入った。
同委員会は、内閣府や高木義明元文部大臣などを通じて伯国の緊急ビザを出してくれるように依頼したが、発給は28日以降になるとの返事があった。
高校生らは来月4日から新学期が始まり、28日の出発では伯国滞在日数が短くなるため、平野代表は「時期をずらして考えるしかない。4月末の連休の時期を候補にして再度、検討していきたい」としている。
今回予定していた訪問では、広島、長崎の高校生とともに福島原発事故や被災地の状況を広く世界に伝えるため、被災地である陸前高田市高田高校の在学生も平和大使としてブラジルを訪れ、伯国高校生との交流や「1万人署名活動」などを行う計画があった。
26日に連絡を受けた森田会長は「突然でびっくりした。今は各方面への対応に追われている。仕方がない。関係者の皆さんにはご迷惑をかけます」と話した。
2012年3月28日付
