県立高校入学試験問題に振り仮名
富山県教育委員会は今年の県立高校の入学試験から、日系子弟ら外国人受験生の入試問題に振り仮名を記載することを決めた。
対象となる外国人受験生は、志願する時点で日本への入国から6年以内であることが条件。振り仮名の記載を希望する受験生は、入学願書を提出する際に申請書を添える必要がある。
同県教委県立学校課高校教育係の土肥恵一指導主事によると、申請の際は中学校で生徒及び保護者に「外国人特別措置」の希望の有無を確認し、手続きなどについて説明を行う。
県内にある全日制、定時制の県立高等学校の全学科・コースの入試が対象となり、国立富山高等専門学校は該当しない。
このような高校入試における配慮は、日本国内で日系人らが集中している8府県で行われている。
近年、同県では漢字を使用しない国からの外国人在住者が増加。その子どもたちが進学する際、漢字の読み取りが困難であることが足かせとなり、問題を解けないことが補習などを支援するボランティア関係者から心配されていた。
2010年9月に鹿熊安正氏が代表を務めていた富山県南米協会、富山県海外移住家族会両団体が県教委に要望を提出、「外国につながる子どもたちを考える会」(米田哲雄、山﨑けい子両代表)も外国人保護者説明会を含む特別措置を要望していた。
土肥主事は本紙の取材に対して「県内在住の外国籍生徒が自らの希望と適性の下、意欲を持って高校へ進学してほしい」とコメントしている。
2012年1月13日付
