国立大学法人愛知教育大学(松田正久学長)は14日、サンパウロ総合大学(USP)と協定を締結。協定書に調印するため訪伯した松田学長と宮川秀俊国際センター長、外国語教育講座・国際文化コースの二井紀美子准教授が、愛知県人会の豊田瑠美副会長の案内で本紙を訪れた。
両校の協定には同県人会(小松ジェニー会長)が仲介役を担った。豊田副会長が会長を務めていたころに知り合った二井准教授が、「ブラジルの大学と協定を結びたい」と相談。豊田副会長は、知人でUSP特別名誉教授の平野清治氏に話を持ちかけた。平野氏が両校を結び付け、協定を結ぶこととなった。
二井准教授によると、愛知県下の小学校の中には約半数がブラジル系の児童という学校もある。そういった環境であることから、同大はポルトガル語の授業を必修科目とするため、ポ語を指導できる教員を公募。3年前から二井准教授が教壇に立っている。「愛知県下の大学は選択でポルトガル語の授業がある学校は多いが、必須科目としている大学は非常に珍しい」(二井准教授)。
同校はこれまで海外の22校と交流協定関係にあったが、南米の大学はなかった。松田学長は「ブラジル人子弟の教育を続けてきた縁があり、南米の大学と協定を結ぶことになった」と説明した。今回の協定は全学協定。詳細については、今後協議を重ねる。
一行は滞在中、在聖日本国総領事館やサンパウロ州議会を表敬訪問。調印を終えた14日に帰国した。
2013年1月22日付
