真喜屋弘(まきや・ひろし)琉球民謡・古典音楽研究所の創立15周年を記念した第1回発表会が、17日午後2時からサンパウロ市(聖市)リベルダーデ区の沖縄県人会館で開催され、会場が満杯となる約400人が来場した。
公演を前に行われた式典では、山城勇実行委員長が式辞を述べ、「ウチナーンチュの優れた文化が世界のどこに行っても高く評価される中、こうした時期に2世の指導者がブラジルに根付いて、使命感を持って子弟たちに琉球文化を継承してくれていることは我々にとっての大きな宝と言える」と真喜屋氏(72)のこれまでの活動を大きく評価した。
与那嶺真次沖縄県人会会長の祝辞に続いて舞台に立った門下生代表の仲本明男氏は、「(真喜屋)先生と出会ったのは25年前で、1997年の研究所創立にも参加した」と当時のことを振り返り、「どんな無理なお願いでも嫌な顔一つせず喜んで引き受けて下さる先生の謙虚な人柄は、どんなきれいな言葉を並べても言い尽くせない」と述べ、日ごろからの感謝の気持ちを表した。
式典後の公演は、琴、三線による合同演奏により「かぎやで風節」「恩納節」などが披露され、日本から来伯出席した新垣恵さんが太鼓や胡弓(こきゅう)を担当。真喜屋氏はメンバーと共に舞台中央で自ら三線を弾くなどし、公演を引き締めた。
公演では琉球舞踊、民謡合唱や古典独唱なども行われたほか、玉城流てだ伯洋の会・具志堅洋子琉舞道場、玉城流扇寿会・斉藤悟琉舞道場による友情出演もあり、詰め掛けた人々を注目させた。
9演目が終わった後の休憩時間には、真喜屋弘・清子(74、2世)夫妻の金婚式を祝うイベントが舞台下で開かれ、家族や親戚が総出となり記念のケーキカットやシャンペンによる乾杯が行われた。
思いもよらぬ祝い事に真喜屋氏は、「(金婚式の祝いのことは)全く知らなかった。もう心がいっぱいです」と満面の笑顔で喜びを表していた。
2013年2月22日付
