ブラジル鳥取県人会館で練習を行っている同県人会コーラス部は、NHKの復興支援ソング「花は咲く」を練習し始めた。現在NHKが公募している企画「100万人の花は咲く」に参加するためだ。初日の練習にはコーラス部員ら30人以上が集まった。
この企画では「花は咲く」を歌っている映像の投稿を呼び掛けている。応募を検討したのは同県人会の本橋幹久会長。県人会が母県と11年続けているブラジル中堅リーダー派遣事業で訪伯中だった山尾純子さん(45、宮城)に指導を依頼して練習が実現した。山尾さんは声楽家で、鳥取で演奏活動や音楽療法に取り組んでいる。
2月20日午後8時から行われた初日の練習には、県人会のコーラス部員だけでなく、ほかの日系団体でコーラスを楽しんでいる愛好者も参加した。山尾さんは、音程を付けず歌詞のみ朗読するといった指導法で参加者に助言。約1時間の練習中、繰り返しの表記が複雑な個所を集中して歌うなど、細かく指導した。
普段コーラス部を指導している大刀ミリアン美千代氏(3世)は「私たちは発音が難しいが、丁寧に教えてもらい良い機会となった。出来も良かった」と話した。練習を終えた山尾さんは「とても熱心で真剣だった。日本を応援しようという気持ちを感じた」と感想を述べ、「日本で映像を見られるのを楽しみにしています」と採用に期待を込めた。
本橋会長は「本番はきちんとした服で撮影に臨みたい。NHKに出るかもしれないのだから」と気合十分。著名人が出演するミュージックビデオ同様、ガーベラの花を持って歌う計画を明らかにした。
2013年3月6日付
