今年設立60周年を迎える高知県人会(片山アルナルド会長)は3日、サンパウロ市ピニェイロス区の同会館でひな祭りを開催した。初の開催となった同祭には会員らが家族や友人とともに来場し、始終にぎわいを見せた。
会場では童謡「うれしいひなまつり」が流れ、在サンパウロ日本国総領事館が所有する7段のひな人形が飾られた。訪れた来場者は人形を眺めたり写真を撮ったりして、ひな祭りの雰囲気を楽しんでいた。
同祭は片山会長が企画・発案したもので、今年1月の役員会で開催が決まった。片山会長は「たまたま3日が日曜だったから」と初開催に踏み切った理由を説明し、「日本の文化や伝統を知ってもらいたかった。私は2世なので(ひな人形を)初めて見た」と開催を喜んでいた。
◆新商品販売実現に意欲
高知県人会は8月下旬に60周年記念式典を予定しており、ひな祭りはその資金作りも兼ねて開かれた。同県人会の年間行事の中には焼きそば祭りや文化祭があり、婦人部が料理の腕前を披露している。
日本の農林水産省の事業で2月2日まで加工品の研修などのため日本へ行った高知県人会婦人部の東加代子さん(64、2世)は、県人会から初めて同事業に参加した。訪日中、高知や愛媛で研修した東さんは米粉を使った料理を教わったという。
研修先で作られていたのは米粉を使ったケーキやパン。「粉以外は全部一緒。米粉を使ったお好み焼きも食べたが、トリーゴ(小麦粉)より軽い感じがした」と違いを説明。「グルテンを含まないので、小麦アレルギーの人にも」と勧めていた。
片山会長は「母県との交流は今後の県人会にとって意義がある。また行ってもらいたい」と抱負を述べた。県人会は、早ければ5月に予定しているカラオケ大会で米粉のケーキを販売したい考えだ。
2013年3月14日付
