日本から約1000人が参加予定
【福岡発・吉永拓哉福岡支局長】明るい豊かな社会の実現をモットーとする青年経済人らの世界組織・国際青年会議所(JCI)の世界会議が、今年11月4日から5日間にわたりリオ市で開催される。JCIは112カ国に17万人以上の会員がいる。そのうち日本青年会議所(日本JC)には約3万6000人が所属。同大会には日本JCから1000人以上の会員らが訪伯すると予想され、主管するブラジル青年会議所をはじめ各国の青年会議所と各種フォーラムやイベントを通じて国際交流を深め合う。
米国セントルイス市にあるJCI本部。ここで2004年から事務総長を務めている日系ブラジル人の児玉エジソンさんは、役職の任期を迎える今年、母国ブラジルで念願のJCI世界会議を開催することになった。現在、日本JCと連携しながら大会準備を進めている。
2月には祖母の故郷・福岡県を訪れ、福岡青年会議所(福岡JC)の周年式典で「リオ大会に参加して下さい」と呼び掛けた。このように事務総長は自ら世界各地の青年会議所に足を運び、案内活動に励んでいる。
JCIは戦後間もない1944年に発足し、日本JCはその5年後に創立した。日本JCの傘下には全国約700の青年会議所があり、各地域の青年会議所で「まちづくり、ひとづくり」などの社会運動を進める。
また、日本JCの歴代会頭には、日伯議員連盟会長を務める麻生太郎衆議(財務相)や裏千家の千宗室前家元など、ブラジルと縁の深い人物もいる。
ブラジルにおいても各都市に青年会議所があり、サンパウロ青年会議所(伯日JC)は日系人を中心に構成されている。ひところは1世の会員も多かった。
今年11月のリオ大会には、日本から1000人以上の青年会議所会員が参加すると予想される。過去には盛和塾などが経済人によるブラジル大会を催したが、日本から40歳までの青年経済人たちがブラジルに集結するのは珍しい。
今年に入り日本各地の青年会議所では、リオ大会の話題でにぎわっている。児玉JCI事務総長と親しい福岡JCの田川幸平理事長(38)は、「世界で一番遠いブラジルまで行く良い機会。多くの会員を連れて参加したい」と訪伯を楽しみにしている。
リオ大会の前後は、日本から参加する会員たちがブラジル観光などへ出掛けるとみられる。日本JCは、国家を支える多くの企業経営者や政治家らを輩出してきた。コロニアでも各都道府県人会がこの機会に郷土からやって来る青年会議所会員たちを迎え入れ、県人会青年部たちと交流の場を設けることも可能となる。早いうちから伯日JCなどと連携を図ったほうが良さそうだ。
2013年3月22日付
