本紙記者として約2年間、ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)主催の「鹿児島ブラジル実習制度」で研修していた鮫島由里穂さん(26)が任期を終えて帰国する。
当初は1年で帰国する予定だったが2年に延ばした。ブラジルでの実習を「ブラジル人は明るく、気候も良くて有意義な実習ができた」と振り返った。
「海外での長期生活を通じ多くの人と交流したい」と、目標を持って渡伯した鮫島さん。渡伯前は社会人として南日本放送ラジオ局のレポーターとして働いた経験から、記者の仕事には早く順応できたという。
また渡伯したのは東日本大震災発生からわずか1カ月後のこと。当時について「日本は混乱していたが実習は前もって決まっていた。渡伯するとブラジル人やコロニアが気遣ってくれて感銘を受けた」と当時のエピソードを語った。
帰国後は「ブラジルも含めて国内外でも落ち着いた仕事を探したい」と進路について述べた。最後にコロニアに対し「お世話になりました。今後も日系社会を思う気持ちを忘れないでいてもらいたい」とコメントを残した。
コラム【モザイク】
帰国する鮫島記者。モザイク子も同じ鹿児島実習生としてお世話になった。鮫島記者はコロニアの男性に人気があった。というのはモザイク子が行く取材の先々で「今日は鮫島さんじゃないの」「鮫島さんは日本に帰ったの」と質問されることが多く、「私が取材してすみません」と恐縮した場面を何度か経験した。「薩摩おごじょ」は帰国するが、今後は「薩摩よかにせ」が人気を博すように努力したい。2年間お疲れ様でした。
2013年4月2日付
