ニッケイ新聞 2013年7月5日
県連日本祭りまで残すところ約2週間。今年も47都道府県が自慢の郷土食を並べ、日系団体・日本企業を一カ所に集めた日本専用「ジャパン・ブース」には、当地市場参入をねらう日本企業と観光庁が日本をアピールする。「地球に優しい技術と進歩」(Tecnologia e Modernidade)をテーマに世界の大学生が自作ロボットを競う「ロボコン2013」開催、キューバ観光局によるブース新設など、〃国境〃を超えた企画も加わった。今年で開催16回目、グローバル色の強い日本祭りになりそうだ。
「日本祭りに参加した企業が、翌年輸出に成功した。他の企業も良い例を見て、関心を持ち始めた」と前田ネルソン実行委員長。以前はバラバラだった日本を紹介するブースを一つにまとめ、「日本アピール」を前面に押し出す。
25平方米のジャパン・ブースには、日系5団体、JICA、国際交流基金、国際青年会議所(JCI)、現在確認されている段階で大津スポーツ(靴の中敷販売)など、ブラジル市場参入を希望する日本企業数社が参加する。また、ブラジル人観光客のよびこみを図る観光庁も参加する。
また、県知事を迎える新潟県人会は、サンパウロ新聞と共催し、「新潟物産展」を開く。同新聞ブースの隣に展示ブースを設け、すでに当地に輸入されている地酒「八海山」「菊水」、刃物・砥石、亀田製菓のあられ類、ヱスビー食品の調味料などを販売する。
芸能では、例年通りミス・ニッケイやコスプレコンテストのほか、日本で活躍する日系ブラジル人タレントのマルシアさん、フリースタイル・フットボーラー世界チャンピオンの徳田耕太郎さん、芸能団体「和力」などが訪れ、ショーを行う。
18、19日に行われるロボコンは日伯両国をはじめ、中国、アメリカ、タイなど8カ国から、各国の大会で優秀成績を収めた大学生チームが参加し、自作ロボットの優劣を競う。19日が決勝戦。
文協による日本人移民105周年の展示ブースや、東日本大震災復興写真展が設けられる。
日本祭りは19~21日の3日間、例年通り聖市イミグランテス展示場で開催される。
コラム【大耳小耳】
日本アピールに力が入る今年の県連日本祭り。エムアンドエム社(秋田)の佐々木正光社長による日本の名産品展「日本列島食べ歩き」は期待の企画 だったが、各県の新年度予算案はすでに査定ずみ、約3百カ所の民間取引先も予算等の折り合いがつかず、「半年かけて参加募集をしたが全滅だった」とか。 「数社の製品は確保していきたい」と、サンプル提供を呼びかけているところだ。
◎
日本祭りの会場で19日午前に行われる「60周年記念式典」。新潟県の泉田裕彦知事一行(3人)、宮城県の若生正博副知事一向(5人)、秋田県からは秋 田県人連合会(東京)の佐々木千鶴子さんら9人の慶祝団がかけつける。「大統領を呼ぶ」と鼻息の荒かった川合昭実行委員長は、「ブラジル中でデモがあって 不穏な空気。今の段階では難しい」とか。
