ブラジル茨城県人会(鈴木康雄会長)は、移民105周年と同県人会が運営する水墨画、刻字教室の開設15周年を記念した「第5回墨の芸術展」を6月29、30日の両日、サンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル2階貴賓室で開催した。
同県人会では、書道教室を月に2回、水墨画、刻字教室をともに月1回開講している。各教室の生徒数は合わせて100人以上に上り、同展では生徒らの作品約180点が展示された。
29日午前11時15分から行われた開会式には、来賓や関係者ら約70人が出席した。開会式では、先人への黙とうや母県の橋本昌知事からの祝辞が小林操副会長によって代読されるなどした。
また、園田昭憲県連会長があいさつに立ち、日系社会における日本の伝統文化の継承のあり方について触れた上で、県連としても日本祭りなどでこうした文化普及活動を積極的にバックアップしていく考えを示した。
当日、会場には各教室に通う生徒やその家族らが数多く訪れた。その一人、書道教室に通い始めて5年目になるという市川幸子さん(65、2世)は「長年やりたいと思っていたが、仕事に追われてなかなかできなかった。今日はこうして、自分の作品を多くの人に見てもらえてうれしい。これからも練習を続けたい」と話し、顔をほころばせた。
なお、鈴木会長は今後も各教室への参加を広く呼び掛けていく方針で、定着率の低い非日系の生徒を増やしていくことにも強い意欲を見せている。
各教室に関する問い合わせは同県人会(電話11・3209・8515)まで。
2013年7月11日付
