鈴木知事一行60人の慶祝団来伯
今年は県人会の周年事業が目白押しで8月に集中している。その中の一つである三重県は今年、サンパウロ州と姉妹州県締結40周年、在伯三重県人移住100周年を迎えることから、17日に三重県の鈴木英敬知事をはじめ議員団、経済使節団、民間団など約60人が来伯する。知事一行は同式典への出席をはじめ、姉妹州のサンパウロ州ジェラルド・アルキミン州知事との懇談も予定されている。特筆されるのは、鈴木知事は周年事業に参加するだけではなく、三重県の観光誘致や物産を広く日系コロニアやブラジル社会に知ってもらうため、三重プロモーション、観光トップセールス(観光案内説明会)、三重デーを行うことだ。地方行政が、これだけの規模でイベントを開催するのは初めてのことで各方面から注目されている。
通常、県知事一行の滞伯期間は2~3日だが、三重県の場合は6日間サンパウロに滞在する。17日の県人移住100周年記念式典、19日のアルキミン州知事との懇談が予定されている。そのほかに力を注いでいるのが次の事業だ。これら3事業は招待客のみで一般客は入れないが、ブラジルを新たな市場として見据えた三重県の思いが伝わってくる。
【三重プロモーション】
同事業は、三重県と在サンパウロ総領事館の共催事業。19日正午からサンパウロ総領事公邸で行われる。各界の有力者を招き、三重の観光や文化の魅力を直接鈴木知事がアピールする。会場では三重県産日本酒の試飲、伊勢型紙など県の伝統産品や観光ポスターの展示、伊勢神宮などを紹介する観光PR用DVDの放映のほか、三重県が姉妹州県としてブラジル人にとって暮らしやすい街であることを紹介するパネル展示も行われる。
【観光トップセールス】
21日午前9時30分から三重県人会館で開かれる。ブラジルの旅行会社、ブラジルと日本を結ぶ航空会社など観光に携わる企業やマスコミなど約40社を招いている。鈴木知事が直接三重県の魅力を伝え、ブラジルから日本観光の日程の中に三重県内の観光を組み込んでもらうことを念頭に置いている。
また、三重県観光のDVDをはじめ各種パンフレットを用意しており、加えて出席者からの要望を吸い上げて、今後の観光誘致政策に反映しようと懇談の時間も設けている。
さらに、日本側出席者が商談デスクを設け、個別の商談にも応じる用意もしている。
【三重デー】
21日午後2時からサンパウロ市リベルダーデ区東洋人街のレストラン「エスパッソ和」で、「美と健康」をテーマに実施される。同イベントは、三重県内でブラジル人支援を行っているNPO法人「愛伝舎」が中心になり企画したもので、三重県産品の魅力を紹介する。
新しい食品生産技術により、「造りたて、取れたて、本物の味」をキッチンやテーブル上で再現できる食品や日本国内で高い評価を受けている日本酒の紹介、試食・試飲を三重県の文化とともに参加者に理解してもらうことが目的だ。
当日は、三重から食品・酒造メーカーの社長をはじめ、物産関係者が質問や商談を受け付ける。
一方、経済団もサンパウロで20日にビジネスセミナーを開催し、ブラジル側の企業関係者と意見交換会を行う。
2013年8月15日付
