【既報関連】ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)は11~13日午前9時から午後6時までサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の文協ビル2階貴賓室(Rua Sao Joaquim, 381)で鹿児島県人会創立100周年記念行事の一環として「三人展」を開催する。
同画展は鹿児島にゆかりのある画家、森ジュリオ一浩氏(63、3世、千葉)の呼び掛けにより、世界を舞台に活躍する彫刻家の豊田豊氏(82、山形)と画家の若林和男氏(82、兵庫)が加わり、合同展示開催の運びとなった。
森氏は今年8月末に着伯し、11月5日に帰国する予定。本紙の取材に対し「ブラジルでは内なるものが開放されて、まだ見たことのない自分が探せる気がする」と話しており、実際ブラジルで制作を始めてから画風が変わったと指摘されることも少なくないという。
また、ブラジルでの活動について「ゼロからのスタートは厳しいものだった」と振り返り、2007年、当地での制作活動10年目にして聖市イビラプエラ公園内アフロ・ブラジル美術館で個展を開催するに至った。以来、森氏の作品は各地で好評を博している。
今回三人展に展示される作品のテーマを尋ねると「テーマはない。正直、自分でも何を描いているか分からないが、それは言葉にできない自分の内なるものだから。何を描くかでなく、どういうふうに描くかを重んじている」と話し、「感じたままに見てください」と呼び掛けた。
なお、11日午後7時からは同会場でオープニング・パーティーが行われる。入場無料。問い合わせは鹿児島県人会(電話11・3862・2540)または文協(11・3208・1755)まで。
コラム【モザイク】
4歳から20歳まで16年間暮らした思い出の地・鹿児島県枕崎市について「田舎は特に過疎化が進んで、勢いがないのが寂しい」とこぼした森一浩画伯。現在でも年に1、2回は枕崎を訪れるといい、取材時も自身がデザインした「枕崎まちおこしTシャツ」を着用して心の古里に思いをはせた。なお、20日の鹿児島県人会創立100周年記念式典では同市の醸造会社、薩摩酒造の本格芋焼酎「さつま白波」が振る舞われるとか。そうとくればやっぱり枕崎名物「鰹(カツオ)のタタキ」がつまみたくなるが、鹿児島県人会の皆さん、ひとつよろしくお願いします。
2013年10月2日付
