ニッケイ新聞 2013年11月26日
和歌山県人会(木原好規会長)の創立60周年記念式典が来年4月に開催されるにあたり、事前視察と調整のために県庁から山田啓之・企画部企画政策局文化国際課主査が16日に来伯した。
知事と一緒の慶祝団としては初の訪問が予定されている南麻州ドウラードスの県人会支部のほか、多くの県人が移住した同地の松原、クルパイの両植民地などを視察し、関係者との話し合いを行った。
4月27日を予定する式典への出席は、仁坂吉伸知事はじめ官民から計50人程度が予想され、慶祝団の人数としては過去最多(山田主査談)になりそうだ。県産品を取り扱う地場企業の関係者らもメンバーに加わり、式典の翌日には特産品宣伝の時間も設けられる。
21日に木原会長とともに来社した山田主査は「国外にいても、県人であることに変わりはない。こういった交流は非常に重要で、今後とも永く継続させたい」と話すとともに「55周年式典も事前の視察には来られたが、式典には出席出来なかった。今度こそ念願が叶えられそう」と笑顔を見せていた。
コラム【大耳小耳】
県人会の60周年記念式典に過去最高となる50人規模の慶祝団訪伯を見込む和歌山県。55周年時の27人から大幅に増えた要因を山田啓之主査に尋ねると、「県中南米交流協会」という団体の貢献が大きいとのこと。過去に南米への移住を検討した経験のある人たちを中心に2007年に発足、移民史に関心のある大学教授なども巻き込み、ブラジル文化の紹介やJICA研修生の受け入れなど、積極的な活動を行っている。現在の会員は約100人。県との関係の希薄化に悩む県人会もある中、このような新たな形での関係発展は興味深い。
◎
和歌山県の観光をPRする山田主査によれば、2004年に世界遺産として登録された熊野古道や、霊山として名高い高野山を訪れる外国人観光客は年々増加しており、「日によっては見かける人の半分以上が外国人」なのだとか。フランスなどのヨーロッパ系が中心だというが、四国のお遍路が密かな流行になりつつあるブラジルにも、近く「熊野古道ブーム」が訪れる!?
