ブラジル熊本県文化交流協会創立55周年記念式典に出席するため来伯した熊本県の小野泰輔副知事、藤川隆夫県議会議長ら議員団一行約10人と熊本県子弟の飯星ワルテル連邦下院議員の会見が、9日午後4時からサンパウロ市内ホテルで行われた。
コチア青年1次3回で来伯した故飯星研(みがく)氏の子息である飯星下議は、来年のブラジルでの統一選挙が行われる「10月4日が一番大事な日です」と述べ、今年4月に日本を訪問し、日伯議員連盟会長の麻生太郎氏と会ったことなどを説明した。
熊本議員側からはブラジルの選挙システムや議席数などの質問があったほか、来年迎えるサッカー・ワールドカップでのインフラ整備不足やBRICSの中でブラジル経済が下降していることなどの指摘があった。
これらについて飯星下議は「一番の課題はインフラ整備だが可能な限り調整できると思う。またブラジルはイメージ的には後退しているが、そんなに悪いわけではなく、中流層の台頭による消費力強化を促進し、永続的な発展を目指したい」と答えた。
一方、今年4月に飯星下議が訪日した際、日本政府側から1000社の中小企業を海外に進出させたいとの要望があったとし、同下議から熊本県からの企業進出を促す声もあった。
今回の来伯で、観光誘致アピールや熊本県からの企業進出などの具体的な動きがないかとの本紙の質問に対し、小野副知事は「今回の訪問は県人会の式典の祝いとして友情を深めることがメーン。経済交流はアジア諸国とは行っているが、南米は距離的に遠い。県への観光誘致よりも海外への企業進出の可能性が高い」と述べた。
2013年11月27日付
