県人会スタンドR$2000に値上げ
県連(園田昭憲会長)は11月28日、サンパウロ(聖)市リベルダーデ区の文協ビル内会議室で11月度代表者会議を開いた。各種報告に続いて、来年開催が決定した第17回日本祭りについての話し合いが行われた。会議中には、完成したばかりの同祭のポ語版パンフレットが配布され、テーマが「三方良し」に決定したことが発表された。また、各県人会のスタンド代を2000レアルに値上げすることが提案され、承認された。
はじめに安部順二下議補佐官の宮原ジョルジ氏が、来年は10月に統一選挙が行われるため、「前後3カ月間に議員割当金(イメンダ・パラメンタル)を出すことは厳しい」と説明。同祭がちょうどその期間内に当たる7月4~6日の開催であることに加えて、政府は予算を全面的にサッカー・ワールドカップ関連事業に注いでいる。11月27日に起こったイタケロン競技場の事故によって余計にその傾向は強まるとされ、資金協力が難しいことを前置きした。
厳しい状況の中でも、日本祭りの文化的重要性を踏まえ、宮原氏は「県連が日系議員を呼び寄せて会合を開き、党派を超えての協力が実現すれば全体で30万レアル程度まで援助金を出せる可能性もある」と提案した。
11月28日時点での同祭の予算には、西本エリオ聖州議からの12万レアルのみが確実な議員割当金収入として組み込まれており、全体では24万8500レアルの赤字と試算されているが、宮原氏の提案が実現すれば赤字はより抑えることができそうだ。しかし、11月度の一般会計は収入1万1400・54レアル、支出1万2374・93レアルで、第16回日本祭りの収益から赤字を補てんしている状態。10月31日時点での県連の銀行預金額は142万773・59レアルが計上されているが、そのうち89万3095・09レアルは県連センター基金で、その他用途への使用はできないことになっている。
また、園田会長によると、執行部が野村アウレリオ聖市議と交渉を行ったところ、聖市役所からも援助金が出ることが確定したという。「日本祭りがなくなると日系社会のまとまりがなくなるのでは」と危機感を抱いた在聖総領事館が今回正式に後援団体に名を連ねることも決定したが、一方でスポンサー企業の獲得に苦労しているという。
園田会長は、同祭の定款に役員以外がスポンサーを紹介した場合、6%程度の手数料が支給されると定められていることを説明し、「知り合いにどんどん声を掛けてほしい」と強く呼び掛けた。
「同祭の赤字を県人会に負担させることは絶対にない。県連の保有資金の中から捻出する」と断言した園田会長。ただし、厳しい予算状況を踏まえ、昨年まで 1500レアルだった県人会のスタンド代を2000レアルに値上げすることが要請され、賛成多数で承認された。園田会長は「各方面からの協力をいただいて いる以上、なるべく赤字をゼロに近づけるように全力を尽くす」と力強く話した。
なお、同祭では協力金として2年前から盆踊りに使用する提灯を1個50レアルで買い取ってもらう仕組みを導入している。第16回日本祭りではブラデスコ銀行が買い取った250個を含む950個を売り上げたという。第17回日本祭りでも提灯を購入してくれる企業、団体、個人を受け付けている。問い合わせは、県連事務局(電話11・3277・8569)まで。
2013年12月5日付
