裁判問題の進捗状況を説明
神奈川文化援護協会の定期総会が2日、サンパウロ市ビラ・マリアーナ区にある同会館で開かれ、2010年に発生した偽弁護士による約60万レアルの詐欺横領事件や前会館売却問題での裁判(刑事及び民事)など同協会が抱えている5件のうち民事裁判問題4件について担当弁護士から説明があった。なお、総会では2期4年を務めた永田淳氏に代わり、白又タカノリ氏が新会長に選任された。
神奈川文化援護協会では、(1)偽弁護士への刑事裁判(2)前会館売却の際に書類をそろえた仲介者から訴えられた民事裁判(3)前会館売却に際しての不動産会社に対する民事裁判(4)協会の許可なく預金を引き出させた、当時のサンタンデール銀行に対する民事裁判(5)偽弁護士事件発生当時の会長と副会長に対する証明書提出を求める民事裁判、の5件を抱えている。
(1)は、2日の総会に担当弁護士が出席しなかったことから詳細は不明だが、協会関係者によると昨年の第1審で協会側が勝訴している。しかし、偽弁護士だった浅川マルセロ被告が行方不明の状態が続いているという。
(2)は、ビラ・マダレナ区にあった前会館売却で必要書類をそろえた仲介者の森西ユタカ氏から訴えられ、協会では既に支払っている5万レアルに加え、さらに9万4000レアルの支払いが求められていた。協会と森西氏両者の弁護士同士の話し合いの結果、協会が森西氏に約7万7000レアルを支払うことで解決したという。
(3)は、前会館売却の際に通した不動産会社「メガ・ブラジル」に協会から手数料が払われたが、同社から森西氏に払われるべき金額が払われなかったために、森西氏がメガ・ブラジルと協会を相手取り、訴訟を起こしたもの。その後、森西氏は「メガ・ブラジル」への裁判は取り下げ、協会が不動産会社を訴えていたところ、昨年の第1審では協会が勝訴。しかし、不動産会社がその後控訴し、現在第2審で係争中。
(4)は、第1審で協会が敗訴したが控訴しており、第2審での判決を待っている状態だ。
(5)は、当時会長だった村田洋氏と同副会長だった高村純氏に対して第1審では協会が勝訴しているが、両氏側が現在、第2審への控訴手続きを進めているという。
同協会では、これらの裁判の結果が出しだい、改めて発表する考えを示している。
2014年2月27日付
