会員増加の取り組み求める声も
ブラジル沖縄県人会(AOKB)及びブラジル沖縄文化センター(CCOB)の第77回定期総会が、2月23日午前10時(第2次招集)からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同県人会館内サロンで開かれ、会員ら約80人が出席した。田場ジョルジ会長は諸事情で欠席したものの、総会は問題なく進行し、各種審議事項が承認された。また、移民100周年を記念して準備されてきた「写真で見る沖縄県人移民100年の歴史」の発刊が4月末に予定されているとし、5年の歳月をかけた集大成が完成することも発表された。
総会では先亡者への黙とう、2013年度業務報告に続き、13年度会計報告が発表。AOKBは、収入60万2709.08レアル、支出56万8905.42レアルで前年度繰越金(6万1479・92レアル)を合わせた9万5283・58レアルが次年度繰越となった。
CCOBは、収入35万4349.08レアル、支出37万3102.16レアルで、前年度繰越金(2万7002.05レアル)を合わせた8248.98レアルが計上された。
質疑応答では、前会長の与那嶺真次氏が、ブラジル沖縄協会からの寄付金54万1000円(1万2334.80レアル)について、沖縄文化センター内資料館のカメラやパソコン機材を購入することを目的に寄付されたもので、県人会ではなくセンターの会計に入れるべきではとの意見が述べられた。
このことについて、島袋栄喜副会長は「寄付されたお金でセンター内資料館の機材は購入するが、寄付をもらったのはあくまで県人会」として、県人会の会計で処理することを説明した。
昼食を挟んで午後からは、14年度行事・事業計画案が発表。田場会長が昨年度から寄付やリッファ(協力券)に頼らない方向性を打ち出したため、ビンゴ、資 金カンパ芸能祭などを開催する行事案がAOKB及びCCOBの年中行事として一覧表に提示された。また、西本エリオ聖州議の資金援助により、第1回沖縄空 手古武道大会を10月下旬に開催することなども確認された。
しかし、「本部の年中行事とその他の行事は分けたほうがいい」との意見が出され、一覧表に提示されていた九州ブロック運動会、県連日本祭り、資金カンパ芸能祭は年中行事欄から外し、その他の行事として位置付けられた。
14年度予算案は、AOKBが48万5238.58レアル、CCOBが20万レアルが提示された。
評議員名誉会長の山城勇氏は、14年度の予算案で収入の「本部会費」欄で1800人分(年会費1人50レアル)9万レアルとなっていることに「会員数が 年々減っているが、なぜ減っているのかをじっくり考える必要がある」と強調し、県人会の会報「協和(年1回)」が11年度から発行されておらず、その予算 が計上されていないことを指摘。「会員を増やすためには、本部が何をやっているのかを会報を通じて各地の会員に知らせることが大切」と述べ、会報発行の重 要性を訴えた。
08年の移民100周年を記念して5年の歳月をかけて準備されてきた「写真で見る沖縄県人移民100年の 歴史」について、編纂委員長の宮城あきら氏が説明。製作費の13万レアルはすべて西本聖州議が議員割当金で資金援助してくれるとし、「5年もかかってし まったが、その間2800枚の貴重な写真が集まり、その中から1100枚の今まで見たこともない写真が掲載される」と発表した。
また、写真集以外に別冊として沖縄県出身の笠戸丸移民325人の名簿も作成。これまで約60人しかなかった同県出身の笠戸丸移民の写真を82人まで集めることができたとし、4月30日に発刊される予定だ。
評議員選挙(14~15年)では、2月14日に締め切られた立候補者45人の名前が読み上げられ、全伯44支部代表と歴代会長を合わせた約100人が21日に開かれる第1回評議員会に出席し、新会長をはじめとする評議員執行部を選出する。
2014年3月4日付
