ブラジル沖縄県人会と沖縄文化センター(田場ジョルジ会長)による開拓先亡者追悼慰霊法要が15日午前、サンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同県人会館大サロンで行われた。18日の日本移民の日に先立って毎年実施されている同法要。20回目となる今年は支部代表、会員など100人あまりが出席し、県人移民・子弟の冥福を祈り、感謝の気持ちを伝えた。
金城ルイス実行委員長は冒頭のあいさつで、今年2月に110歳で亡くなった上地マツさんの名前も挙げ、助け合いながら現在の県系人社会を築いた先人の貢献をたたえ、法要実施に協力した関係者に感謝を表した。
三線、筝曲4団体による献楽の演奏が流れる中、献花、献茶の儀。琉球ぶくぶく茶道ブラジル支部、留学生OBにより祭壇に花と茶が捧げられた。
続く追悼の辞で田場会長は、「長年の先人の苦労の礎の上に現在の不自由ない豊かさがある」とし、「平和な毎日を胸に刻み、心新たに先人の冥福をお祈りします」と述べた。
今年の法要で導師を務めたのは、ブラジル禅宗本願寺のコーエン師。読経、そして昨年の物故者の名前を一人一人読み上げる声が響く中、出席者が焼香した。
コーエン師は終了後の法話で、沖縄の文化・伝統がブラジルで守られていることに敬意を表した。さらに、ろうそくを立て線香をあげることは亡くなった人との対話であると説明。「子供や孫たちにも教えてほしい」と語りかけた。
2014年6月24日付
