第17回日本祭りのメーンステージで、男性6人組アカペラグループのINSPi(インスピ)が初来伯公演を行った。
同グループは、声だけでドラムやベースの音を作り出し、ハーモニーを奏でるアカペラグループとして2001年にデビュー。近年は「日本のココロ歌」を提唱しており、童謡、唱歌、歌謡をアカペラで取り組んでいる。また、日本国内にとどまらず、アジア諸国やメキシコなど世界を舞台に公演を行っている。
5日、6日両日にわたった公演では「東京ブギウギ」や「東北メドレー」など、日本の古き良き名曲を中心に歌い上げた。さらに、日本で活躍する日系3世歌手のマルシア氏から教わったポルトガル語でオリジナル曲の「ココロの根っこ」や、自己紹介を披露すると会場からは拍手が送られた。
公演の最後に歌ったボサノバの名曲「トリステーザ」では、席を立って踊りだす観客も見られ、アンコールも沸き起こるなど約2500人の観客を魅了した。
同グループリーダーの杉田篤史氏は「ブラジルでの公演は夢だった。まさかのアンコールがもらえてうれしい。インスピを呼んでくれた人たちの思いを背負って歌った」と公演終了後の感想を述べた。
日本祭りに関しては、「本当に良い祭り。(日系人の)思いが溢れ、かかわれて幸せ。現地スタッフにもお世話になりました」と感謝を示した。
当日会場に訪れていた岡本綾子さん(66、3世)は「(メンバー)みんな良かった。ポルトガル語も難しかったと思うが、上手でした」と満足した様子だった。
今回、同グループを招聘した国際交流基金サンパウロ日本文化センターの杉田尚央氏は「日本文化を発信している点と海外活動実績から出演を交渉することとなった。公演終了後には反響があった」と公演成功を喜んだ。
2014年7月11日付
