来年創立50周年を迎える東京都友会の坂和三郎会長は、4月21日と5月12日に東京都新宿区の東京都庁を訪れた。中国北京市の訪問で多忙だった舛添要一都知事との面会は果たせなかったが、前田信弘副知事や櫻井和博知事本局・外務部長らと会合を開き関係強化を図った。坂和氏が来社し、報告を行った。
1回目の訪問では櫻井外務部長らと約30分、2回目には前田副知事らと約40分の話し合いの場が設けられ、坂和氏がブラジルや日系社会の事情、都友会の活動、日系社会の世代交代と今後の方向性などについて説明した。
今回の訪問の主な目的は主に2点で、現在都友会が製作中の50周年記念誌『50年の歩み』(来年上半期発行予定)への都知事から祝辞の依頼と、2003年に打ち切られた都と伯国間の留学生・研修生制度の復活の要望。
都の反応としては、祝辞については承諾を得たものの、留学制度復活については「都庁だけではなく外務省もかかわっている問題なので、今後努力していきたい」との発言にとどまったという。
また、都友会が来年1月に創立50周年新年会を予定しており、20年の東京五輪に向けたリオ五輪の準備期間の視察として関係者の来伯を期待していることなども伝えたそうだ。
坂和会長は訪日を振り返り、「日本は素晴らしい国。留学制度を復活させてその空気だけでも知ってもらう機会を作れれば。日本を知り、日系のルーツを知ることで自分のオルグーリョ(誇り)を持ってほしい」と留学・研修制度の意義を強調。「日本は小さい国で今後はもっと世界に出ていかなくてはいけないが、その時に100年以上の歴史を持つブラジル日系社会の基盤を生かしてもらえたら」と関係者に期待を表した。
2014年7月16日付
