ブラジル岩手県人会(千田曠曉会長)がこのほど、母県の岩手日報社の協力による「ふるさと岩手だより」を発行した。
同県人会員及び南米の県人会に向けたものとして、岩手日報社の許可を得て実現。同紙の記事や写真をそのまま掲載し、故郷の出来事や移り変わり、東日本大震災からの復興の歩みなどを伝える。
第1号となった10月号(5ページ)は、3年3カ月が過ぎた東日本大震災被災地の「今」、50年前にパラグアイへ移住した同県人の帰郷、盛岡さんさ踊りの様子や米、りんごの収穫風景などのニュースを掲載。先週発送を済ませたところだ。
最近では、6月のサッカーW杯ブラジル大会に際して当地の様子を6回にわたって寄稿するなど、岩手日報社と交流を保ってきたブラジル岩手県人会。「ふるさとだより」の構想は以前からあったが、著作権の手続きが難しいことから実際の要望には至っていなかった。
今回、W杯の寄稿記事を会ホームページに転載する依頼と合わせて同紙県内ニュース掲載の希望を伝えたところ、こうした会報の発行が大震災の風化防止、母県を思い出す機会になるとして先方の許可が得られたという。
今後は3カ月に1度の県人会ニュースの合間に発行する考え。千田会長は「ふるさとのニュースに接する機会の少ない会員のために考えていたこと。ずっと以前からの念願がかない、日報社の厚意に感謝しています」と話した。
2014年10月23日付
