沖縄県人会と沖縄文化センター(田場ジョルジ会長)主催の「第10回うちなー芝居」が、9日午後1時からサンパウロ市リベルダーデ区の沖縄県人会館で開催され、会場が満杯となる約400人が詰め掛けた。
舞台上では、ウチナーグチ(沖縄方言)のスピーチや舞踊劇、琉球舞踊やエイサー太鼓などの芸能が披露され、若手へのウチナーグチ及び琉球芸能継承の必要性が強調された。
開会式では、沖縄県人会の島袋栄喜副会長がウチナーグチ及び日ポ両語であいさつ。母県ではウチナーグチを話す人が少なくなる中、「(日本でウチナーグチが)方言ではなく言葉として認められれば教科書を作ってもいいという規定がある。ウチナーの習慣をなくなさいように皆様、ご協力ください」と呼び掛けた。
引き続き、あいさつに立った具志堅シゲ子実行委員長は、ウチナー芝居が10年の節目を迎えて内容も年々充実してきたことに言及。今回、ビラ・カロン区のウチナー口研究会等が中心となり、若い世代にウチナー芝居とウチナーグチが伝えられていることに「明るい兆しが輝いてくることをうれしく思います」と述べ、大会開催に協力した関係者に感謝の意を表した。
2部構成で実施された舞台では、開幕合同演奏「かぎやで風」に始まり、「花」「安里屋ユンタ」の舞踊や琉球民謡などが披露された後、ビラ・カロン支部の高安宏治氏が「少年時代の思い出」をウチナーグチでスピーチ。1959年にボリビア移民として入植。密林を開拓し、泥水をすすりながら生活してきた苦難の道を振り返り、「ボリビアで初めて『ゆいまーる(助け合い)』の言葉の意味が分かった」と発表し、会場から拍手を受けた。
そのほか、2世世代よるウチナーグチの発表やウチナーグチ研究会による「丘の一本松」や特別演歌ショーなども行われ、来場した人々を楽しませた。
2014年11月26日付
