「東京を愛する人」等80人が参加
東京都友会(坂和三郎会長)は25日午前10時から、同会創立50周年、東京都・サンパウロ(聖)州友好25周年、日伯外交関係樹立120周年を記念した祝賀新年会を、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルで開催した。「東京を愛する人」なら誰でも参加できる同会には東京都出身者以外の人も多く集まり、約80人で盛大に節目の年を祝った。
1908年の第1回笠戸丸移民に始まる東京都出身のブラジル移住者は、これまで延べ8468人を数える。同会が設立されたのは65年11月3日。日本の「文化の日」で、同年9月に海上自衛隊の練習艦隊4隻がサンパウロに立ち寄った際、各県人会で歓迎会を開くため集まったのがきっかけ。当時、乗員1200人のうち、96人が東京都出身者だったといい、現在同会の名誉会長を務める多羅間俊彦氏が中心となって設立した。
東京都と聖州の友好協定は、90年6月13日。当時の鈴木俊一東京都知事とオレステス・クエルシア聖州知事がバンデイランテス聖州政庁で締結の署名を交わしたことに始まる。
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祝賀新年会では、先亡者への黙とう、日伯両国歌斉唱に続き、坂和会長が前述の歴史を振り返りながらあ いさつ。「素晴らしい年が重なりました。東京都友会は多くの皆様に支えられ、協力を得て今日に至りました。この祝賀会を皆様と共に次への飛躍としていけた ら」と力強く述べた。
続いて舛添要一東京都知事からの祝辞を坂和会長が代読。50周年を迎えた喜びと移民の努力に敬意が表され、東京都・聖州友好25周年や、来年のリオ五輪などを契機に「ブラジルと東京都の交流がさらに深まることを期待する」と伝えられた。
来賓からは、福嶌教輝在聖総領事、野村アウレリオ市議、羽藤ジェオルジェ市議、安部順二連邦下議からそれぞれ祝いの言葉が述べられた。
また、福嶌総領事に対して連邦議会ブラジル日本議員連盟会長の安部下議から、日伯の友好と交流に尽力したとしてその功績を称える感謝状を贈呈。福嶌総領事 は、「この感謝状は私だけのものでなく、総領事館や日本政府のもの。総領事館はブラジルの日本人のために働いて今年で100周年。とても意味のあるもの」 と謝辞を述べた。
続いて東京都友会の留学生研修生OB代表の大沼潤さんがあいさつ。同会では1967年~2003年まで 計69人が留学制度で、89年から03年まで計26人が研修制度で東京へ渡っており、「参加者全員の人生がより豊かなものになった」と各方面への感謝を述 べ、「留学、研修制度は教育を通してチャレンジを可能にするもの。復活させる必要がある」と希望を語った。
その後は、毎 年恒例で行われている日本舞踊藤間流による祝賀の舞が披露され、鏡割り、誕生日の歌を歌いながらのケーキカットの後、多羅間名誉会長の発声で乾杯。坂和会 長も勢いよく「ビバ! サウーデ! 乾杯! 今年も一年頑張りましょう!」と大きな声で会場を盛り上げた。
一同で記念撮影後は、会食とカラオケの時間となり、昭和の歌謡曲「東京ラプソディ」などを歌いながら歓談を楽しんだ。
同会設立メンバーの多羅間名誉会長は、「東京を愛する気持ちがあったから50年続いて来れたのだと思う。今日のように和気あいあいとしているのが都友会の姿です」と語り、友好関係を大切にしていきたいと話していた。
また、今年で出会って50周年という村山佳和さん(73)とことじさん(70)夫婦は、「広島出身ですが『東京を愛する人』なんです。日本に行くといつも東京の下町に行くほど」と笑顔で話し、カラオケで歌って踊って楽しんでいた。
2015年1月30日付
