再来年は創立100周年
ブラジル福島県人会は、1月25日午前10時半からサンパウロ市リベルダーデ区の同会会館で2015年度定期総会を開催した。今年は役員改選が行われ、現職の永山八郎会長が再選。永山会長は、再来年の県人会創立100周年に向けた準備とともに、より多くの青年が参加する会作りに意欲を見せた。
総会は午前10時半に開会。永山会長は冒頭のあいさつで、「会員を辞められる方が多く、年々会が寂しくなっている。どこの会でも大きな問題だが、再来年は県人会創立100周年という大切な年。それを契機に一丸となっていきたい」と述べ、協力を呼び掛けた。
昨年は定例行事のほか、3月に宮城、岩手両県人会と東日本大震災から3年の追悼式を共催。5月には、講演で来伯した同県人の田母神俊雄元航空幕僚長が同会のラーメン祭りを訪れた。8月末に母県で海外県人会サミットが開かれ、永山会長が参加。喜多方市のラーメン協会から丼の寄付もあった。収支は約12万レアルで、今年の予算は約11万レアル。
会長による海外県人会サミットの報告も行われた。世界10カ国から18人が参加。震災からの復興状況を聞き、避難者らが活動する工房や、桃農家、 現在も避難生活を送る人たちなどを訪ねた。会長は、桃が順調に売れるようになったという農業者や、一日も早く故郷に戻りたいと願う避難者の声を振り返っ た。ブラジルの人たちにも福島の状況を話してほしいと要望してきたという。
役員改選に先立って提出された候補者名簿は一つで、出席者の拍手により承認。新役員がそれぞれ抱負を述べた。
第1副会長の門馬ルイス氏は、「時代が変わってどの会でも問題はあるが、県人会はただの集まりでなく、重要なもの。親父たちの故郷を守りたい。20年先、50年先のことを考え、次の時代を作らないといけないと思う」と述べ、より多くの青年の参加を呼び掛けていた。
最後に、昨年100歳を迎えたモジ・ダス・クルーゼス市在住の県人2氏へ県知事からの賞状と記念品を伝達。小島友四郎同支部長が代理で受け取った。その後は新年会へ移り、約60人の出席者で懇談した。
会では再来年の100周年に向け、2月に委員会を立ち上げる考え。2期目となる永山会長は、「留学や研修でブラジルから150人くらいの人が福島でお世話 になっている。そういう人たちにぜひ、100周年に参加してもらい、日本に対してのお礼をしないといけない。そして、会の将来を若い世代に引き継ぎたい」 と語った。
◆新役員
2015、16年度役員は次の通り(敬称略)。
会長=永山八郎。第1副会長=門馬ルイス、第2同=三木アメリコ、第3同=三塀国昭、第4同=坂田稔。第1会計=坂内ゆりか、第2同=桜井はるお、第1書記(ポ語)=滝内まゆみ、第2同(日語)=遠藤勝久。総務=大竹輝和。
2015年2月4日付
