ロゴマーク作成のブルーノ氏表彰も
昨年8月に発足した「日ブラジル外交樹立120周年記念事業ブラジル実行委員会」(委員長=梅田邦夫在伯日本国大使)の第4回会議が、2日午後2時からサンパウロ(聖)市ベラ・ビスタ区の在サンパウロ総領事館3階多目的ホールで開催された。会議では、寄付金を募って実施する「120周年記念特別事業」として、日伯友好花火大会、日伯共同プロジェクト巡回展覧会に加え、新たに聖市イビラプエラ公園内日本館の改修を実施することが決定。また、120周年のロゴマークを作成したブルーノ・テルヤ・ヒトシさん(27、3世)の表彰も行われた。
この日の会議には、梅田大使、福嶌教輝在聖総領事、山元毅在リオデジャネイロ総領事、文協、援協、県連、日伯文化連盟(アリアンサ)、商工会議所、国際交流基金、JETRO、JICA、JBIC、日伯文化社会統合協会代表らが出席した。
会議後に邦字紙へ概要を説明した梅田大使、福嶌総領事、山元リオ総領事によると、第4回会議では主に(1)寄付金の現状報告(2)特別事業(=花火大会、巡回展覧会)に関する説明(3)イビラプエラ公園内日本館の改修を新たな特別事業として追加(4)リオ独自の特別事業の4点に関して検討が行われたという。
(1)は、目標額の200万レアルに対し、2日現在、45社から120~150万レアルの寄付金が集まっていると報告。
(2)のコシノ・ジュンコ氏プロデュースの花火大会は9月に開催するが、場所は未定。今月中旬に同氏が花火技師を連れて来聖する際に候補会場を視察し、今月後半にそれを踏まえた新たな発表が行われる。
巡回展覧会は、今月27日から開幕するミナス・ジェライスの日本祭りを皮切りに、ベレン、ブラジリア、サンパウロ、リオ、マリンガ、クリチバでの開催が決定。サルバドール、レシフェ、ポルト・アレグレ、マット・グロッソでの開催も検討中。
今回の会議の目玉となった(3)は、イビラプエラ公園内の日本館を管理する文協の木多喜八郎会長の要請を受けた福嶌総領事が、東京本部とのやり取りを経て 今会議で提案。会議に出席した関係者によると、日本館改修は「もし(寄付)金が余ったらという場合に」行われるとの説明があり、反対意見も無く決定したそ うだ。
梅田大使は日本館改修の意義について、「(日本館は)日本の顔。皇族や総理が来られても行かれる。きちんと維持するのが日本政府としても重要。日系社会にとっても間違いなく重要なことで、皆で力を合わせて改修に協力しようとなった。非常に良い提案を頂いた」と説明した。
予算は日本円で約800万円(約18万レアル)を予定し、今年5~6月ごろに岐阜県の中島工務店の職人11人が改修を行う。なお、特別事業追加による寄付 金の目標額変更等について梅田大使と福嶌総領事は、増やす必要性と「規模が未定の花火大会次第」との考えを示している。
(4)では、リオ独自の特別事業として「日伯友好音楽祭」「日本庭園改修」を実施し、13万レアル強の寄付金目標も目途がつきつつあると発表。音楽祭は今 年7月末に世界的指揮者の西本智美氏を招き、会場となるテアトロ・ムニシパル(市立劇場)のオーケストラとの共演を予定している。
また、実行委員会終了直前には、「折り紙の鶴」をモチーフにした120周年のロゴマークを作成した聖州グアルーリョス市在住のブルーノさんの表彰が行われ、梅田大使から表彰状が手渡された。
ブルーノさんは表彰式後の取材に対し、「日本文化に関心があり、子供のころから日系人であることに誇りを持っていたので応募しようと思いました。作品が選ばれたと聞いた時は本当に驚いた。表彰していただき、うれしいです」と喜びを語った。
また、皇室関係者の来伯について梅田大使は、「間違いなく来られますよ。充分ありうると思います。実現させたい」と明言。また「(ジルマ)大統領の訪日も 実現させたい。『ぜひ日本に来ていただきたい』との(安倍)総理のメッセージを伝えた」と述べ、前向きな反応を得ていると説明した。
2015年2月4日付
