4期8年務めた園田氏は勇退
ブラジル鹿児島県人会の臨時総会及び定期総会が22日、サンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル5階県連会議室で開かれ、会員21人が出席した。定期総会では、4期8年務めた園田昭憲前会長が勇退、松村マキシミリアーノ滋樹新会長が就任し、新体制となった。松村新会長は「『謙虚にして奢(おご)らず』『利他の心』を持って『不撓不屈(ふとうふくつ)』にやって行きます。会員の皆さんの声に耳を傾けます」と意気込みを見せた。
午前9時半から開かれた臨時総会では、定款の改正箇所が説明された。定款改正では今の時代に即していないとの理由から、10カ所以上の条目改正と新項目として「選挙」が付け加えられた。追加された第八章附則42条では「定期総会において基金の設立を承認できるものとする。基金は銀行積み立てとし資産運用する。必要に応じた取り崩しには会長経験者、相談役、顧問、参与の承認を必要とする」とし、金銭による内部分裂を防ぎ、内紛時の責任の所在を明確にすることが目的。
引き続き行われた定期総会では、園田会長があいさつ。「私ではできなかった土俵作りを、新しい模索で、新しい発想で、次の役員の方にお願いしたいと思います。これが会長としての最後のあいさつになりますが、本当に8年間ありがとうございました。厚くお礼申し上げます」と述べた。
続いて2014年度事業及び会計報告、15年度事業計画案及び予算案審議、役員改選及び監査役改選が行われた。
14年度会計報告では、収入9万9887レアルに対し支出7万4455レアルで、2万4432レアルの黒字となったことが発表。長年、同県人会を悩まし続けていた赤字を克服し、順調なスタートを切った。しか、参加人数の減少や、人材不足など問題も抱えている。役員選挙で新しく選出された松村新会長は「こんな時期のリーダーは引き受け損。でも、誰かがやらなければならない。『飛ぼかい、泣こかい、泣くよかひっ飛べ』と鹿児島には勇気を奮い立たす「薩摩隼人」の言葉があり、私は勇気を持って引き受けます」と決意を新たにした。また、「『謙虚にして奢らず』『利他の心』を持って『不撓不屈(ふとうふくつ)』にやって行きます。会員の皆さんの声に耳を傾けます」と意気込みを表した。
松村新会長は新会館購入の懸案事項に関して「パカエンブーの会館を売って以来、参加人数が減っている。婦人会の皆さんや若い人が集まりやすい会館の購入を」と検討している。また「若い人(2世、3世、4世)が活動できるようにポルトガル語で会議し運営する」という。さらに、鹿児島県人会活性化基金(資産の一部を基金として蓄える)設立の提案承認など「小さな県人会と堅実な経営」を続け、「地方支部との交流を深める」ことを実現させると約束。実現への第一歩として、15年度の予算案では新たに同県人会のホームページ立ち上げ費用が組み込まれた。130人が集まるポルト・アレグレ支部やその他地方支部との相互的な情報交換を行うことを目的とする。
新役員は次の通り(敬称略)。
会長=松村マキシミリアーノ滋樹。副会長=大羽豪三、有村モアシール則昭、内村カーチア明美。書記=上園シンチア理恵。第1会計=中原田ルイスジュニオル。第2会計=山下アルナルド寛文。監査=田畑稔、園田昭憲、ヤエコ・アベ。補充監査=肥後英樹、山下譲二、岡本要一。総務部長=川上ジューリエ梨香。企画部長=中野マルシアまりこ。渉外部長=上園モニカみちえ。文化部長=松本シンチア。演芸部長=西村光秀。社会部長=松村マキシミリアーノ滋樹。福祉部長=加賀城グラウシアめぐみ。体育部長=園田クラウジオ。
2015年3月26日付
