高知県人会主催の「第21回カラオケ大会」が5月31日、サンパウロ市リベルダーデ区の静岡県人会館で行われた。
小雨の降る中、大会は早朝から始まり、夜まで続いた。出場者は346人で、年齢などで分けられた部門別に競技は行われた。長丁場になるので、審査員によって選ばれた各カテゴリーの優勝者には、順次同県人会館1階で表彰された。出場した遠藤清氏(90、福島)は「25年間カラオケを歌っている。慣れてるから緊張もしないし、今日はまあまあよく歌えた」と感想を述べた。
正午からは開会式が行われ、「カラオケはコロニアにとって、切っても切れない関係。日頃の成果を存分に発揮してもらいたい」と片山アルナルド会長はあいさつした。開会式の後、ゲストに呼ばれた若手民謡グループ、「民」が登場。片山会長は「民謡という、日本で何百年も歌い継がれてきた歌が、ブラジルでも歌われている。伝統を継承する若者たちをどうか皆さんも応援して下さい」と紹介した。
グループ「民」は民謡の歌唱から三味線、大太鼓の演奏など全部で7曲を披露。大太鼓の演奏時にはその圧倒的な迫力に場内は静まり返り、演奏後は盛大な拍手が送られた。最後に「ソーラン節」が歌われ、「はーどっこいしょ、どっこいしょ」の掛け声に会場は一体となった。「若い人の声は力がみなぎっている」と来場者は感嘆の声を上げた。
同館1階では高知県名物料理の鰹のたたきや、鯛の蒸し焼き、ゆず餅、牛丼などが販売された。前日に鰹のたたきの仕込みを手伝ったという甲藤マリオさん(54、2世)も、当日は会場で料理を楽しんでいた。会場では他にも高知の紹介や、バザー、マッサージが行われ来場者を楽しませた。
2015年6月19日付
