平成27年(2015年)春の叙勲伝達式が、24日午後3時からサンパウロ市モルンビー区の在サンパウロ日本国総領事館公邸で行われ、旭日双光章受章の吉岡黎明氏(78)に勲章と勲記が伝達された。会場となった公邸には、吉岡氏の家族や友人をはじめ、呉屋春美ブラジル日本文化福祉協会会長、菊地義治サンパウロ日伯援護協会会長、本橋幹久ブラジル日本都道府県人会連合会会長ら日系団体各代表者の来賓を含む約25人が集まり、吉岡氏の受勲伝達を祝福した。
開式の辞を中前隆博総領事が述べた後に、来賓紹介が行われ、吉岡氏の功績が読み上げられた。
同氏は、社会福祉法人救済会「憩の園」で会長を務め、「宮腰千葉太多目的ホール」を建設・落成するなど日系社会や地域社会における高齢者への支援及び介護技術普及に貢献。平成23年(2011年)には帰伯労働者情報支援センター(NIATRE)を創設して会長に就任すると帰伯者の就労支援に取り組み、日伯両国の社会問題解決に努めた。
功績が読み上げられた後に、中前総領事から吉岡氏へ勲記と勲章が伝達され、来賓者と家族から拍手が送られた。
引き続き、中前総領事が祝辞を述べ、「吉岡氏は温厚かつ、責任感強く、誰からも親しまれる人柄で、日系社会に大きな貢献をされてきた」と称えた。
学生時代はファベーラ(貧民街)でボランティア活動もしたという吉岡氏は受勲者あいさつの中で「夢にも思っていなかった勲章をいただき、その意味がまだ自分自身はっきり分かっていないような気がしますが、推薦された方々には深くお礼申し上げます」と話し、謝辞を述べた。
伝達式が終わると記念撮影が行われ、式はその後、軽食や飲み物が用意されたパーティー形式の懇談会に移行。参加者各人が吉岡氏との歓談を楽しんだ。
2015年6月30日付
