婦人会45周年、老壮会25周年も記念
山城勇さんがグラン・クルス章受章
沖縄県人会サント・アンドレ支部(儀間マリオ支部長)創立60周年、うるま婦人会創立45周年・老壮会創立25周年を兼ねた記念式典が、15日午後3時からサント・アンドレ市の同支部「うるま会館」で開催され、関係者ら約300人が出席した。式典では、数え年で104歳の新城(あらしろ)トシさんをはじめとする80歳以上101人への高齢者表彰と各種功労者表彰が行われたほか、最高相談役の山城勇さん(87)にグラン・クルス章が授与された。
式典は、開拓先亡者への黙とう、日伯国歌斉唱、来賓紹介に続き、儀間支部長があいさつ。この日の式典が支部創立60周年、婦人部創立45周年・老壮会創立25周年に加え、第35回敬老祝賀会も兼ねていることに触れ、「オジーさん、オバーさん、心からおめでとうございます。チバリヨー(頑張れ)」と高齢者を激励し、先人への感謝とともに次世代の団結を一層強めてさらに発展していくことを強調した。
引き続き、宮城あきら祭典実行委員長が式辞を述べ、1944年にサントスから転住した大城助一・ウト家族が最初に同地に入植し、55年5月10日に大城氏、金城政次郎氏、平田志安氏、高江洲盛吉氏ら18人の創立会員によってサント・アンドレ支部が結成されたことを説明した。また、会員の活動拠点である「うるま会館」が66年12月18日に建設されたことにも言及。(1)会館の改修工事(2)支部役員及び功労者の表彰(3)会員の15年ぶりの実態調査実施(4)会館前での植樹、の4つを60周年記念事業として挙げ、「子弟の職業調査に力点を置き、ブラジル社会に広く進出している姿を明らかにし、ブラジル社会との交流、ウチナーンチュ子弟同士の交流の幅を一層広めたい」と意気込みを見せた。
玉城安子婦人会会長、糸洲三郎老壮会会長のあいさつ、サント・アンドレ日系連合会会長の喜納ジョルジ会長など来賓の祝辞に続き、最高齢者で数え年で104歳になる新城さん(名護市出身)をはじめとする80歳以上の高齢者101人の名前が一人一人読み上げられた。高齢者を代表してこの日出席した新城さん、103歳の高江洲盛吉さんと100歳の国吉和さんの代理にそれぞれ表彰状と記念品が手渡された。
そのほか、特別功労賞、功労賞、歴代支部長、歴代婦人会長、歴代老壮会長、10年以上永年勤続区長、芸能・スポーツ功労団体、青少年・老壮スポーツ功労者がそれぞれ表彰された。
その後、同支部最高相談役で今年12月で88歳となる山城勇さんにグラン・クルス章が授与された。山城さんは「支部創立60周年の節目の年にこうした勲章をいただき、誠にありがとうございます。ウチナーンチュのさらなる発展を念じながら、次の70周年、80周年とこの喜びを伝えていきたい」と謝辞を述べた。
次女の愛子さん(72、2世)と一緒に出席した104歳の新城さんは1912年12月12日生まれ。36年に24歳で渡伯し、ジュキア線のアナジアスに入植。バナナ作りに従事したという。現在は趣味のミシンでタペッチ(じゅうたん)などを作るのが楽しみだという新城さんは「仕事が好きです」と語り、充実した表情を見せていた。
サンパウロ新聞 2015年11月18日付
