【既報関連】「ナガサキ誓いの灯」分灯搬送の使者で、ブラジル日本平和の絆交流会の中嶋年張会長、歌手の井上祐見さん、その息子の笠戸丸ともやす君、ラーモス移住地の山本和憲さんが10日、あいさつに来社した。
一行は10日夜にサンパウロ市を出発し、12日にサンタ・カタリーナ州フレイ・ロジェリオ市ラモス移住地にある平和の鐘公園内の平和資料館で行われた式典へ参加した。
笠戸丸くんは現在小学2年生。長崎市や自身の住む横浜市の友達からのメッセージを携え、今回が初来伯となる。ブラジルの感想を尋ねると「式典などで忙しくて大変」と漏らしたが、シュラスコが気に入ったそうで「たくさん食べた」と話した。
中嶋会長は「世界中の子供たちが笑顔を絶やさないでほしい」という思いがずっとあったそうで、「今回誓いの灯と一緒に、長崎や横浜の子供のメッセージをラーモス移住地に運べて嬉しい」と喜んだ。
また井上さんによると、前回同移住地を訪れた際、現地の子供らが千羽鶴を折り待ってくれていたそうで、「とても感動しました。今は長崎市の原爆資料館に飾られています」と話した。
同移住地に住む山本さんは「フレイ・ロジェリオ市の市民は熱心に『原爆』や『平和』について学んでくれているが、今ひとつ伝わりづらい部分がある。今回の式典は移住地のみならず、市全体に良いこと。何かのきっかけになれば」と今後の同市の取り組みに期待した。
サンパウロ新聞 2015年12月15日付
