気温31度の暑さの中、ふるさと巡り一行はフォルタレーザ市内の海岸を望む日本庭園へ到着。この庭園は日本移民100周年を記念して作られたもので、現地の日本人移民の先駆けである藤田十作氏の名前が付けられている。赤い鳥居をくぐった先には社(やしろ)のような建物があり、庭園内には椰子の木やバイアーナの人形も置かれ、日伯折衷の庭園という趣だ。
日本庭園で30分過ごした後、一行はフォルタレーザから85キロの地点にあるベベリベに移動。レストランで食事を済ませた後はそれぞれ近くの海岸「モロ・ブランコ」周辺の散策に出かけた。
記者はバギー車のツアーに申し込み、名嘉正良さん、中村博毅・博子夫妻らと一緒に海岸ドライブへ。右手には赤い岩山、左手には海が見える広大な砂浜をバギーは予想以上に速いスピードで駆け抜ける。後部座席には手すりがあるだけで囲うものは何もない。後部座席に座った記者ら男性陣は、振り落とされないよう捕まるのに必死だ。
バギーは途中で停車し、ガイドが岩山の間を案内してくれた。白い砂の大地を歩き奥へ進んで行くと、巨大な岩山が連なる壮大な景色が目の前に現れる。その風景はまるで、違う惑星かハリウッド映画の1シーンのようだ。上空に広がる青空とのコントラストも美しい。
奥にさらに進むと岩山の頂上へと達し、崖っぷちとなっている。崖から一望する大西洋は殊更に美しい。眼前にはどこまでも続く岩山と砂浜、濃い青色の海が広がる。モロ・ブランコは美しく壮大な景色の連続である。
その後もバギーは海岸線を走り、復路では砂漠ような砂地を走り、ドライブ終了となった。
ベベリベを後にした一行はホテルへと戻り、海やプールで過ごす人、卓球やトランプで深夜近くまで遊ぶ人など思い思いに過ごしていた。(つづく、佐久間吾朗記者)
サンパウロ新聞 2016年4月2日付
