09/03/2026

admin@kenren

初の「在外県人会サミット」各国結ぶ「ワールド県人会」を創設  2月5日~8日に福島県で開催された初の「在外県人会サミット」に、サンパウロ市(聖市)からブラジル福島県人会(永山八郎会長)で約10年間事務局長を 務める曽我部威(そがべ・たけし)さん(78)が代表して参加した。同サミットでは、世界のネットワークをつなげ母県の復興支援を目的とした「ワールド福 島県人会」(満山喜郎会長)が結成された。また、今回の訪日ではサミットへの参加をメーンに、地元喜多方ラーメン関係者との懇談によるブラジル進出促進及 び活性化、短期留学制度の復活など収穫も多かったという。  同サミットは、東日本大震災と福島第一原発事故からの復興状況に理解を深め、福島県への支援や在外県人会のネットワーク強化などを目的に今回初めて母県で開催。北米、南米、アジアなど世界9カ国から19県人会代表が一堂に会した。  サミットには佐藤雄平県知事も出席し、福島県の風評被害払拭に努め、国内外への情報発信を強化する考えを示したという。  ブラジル福島県人会代表として参加した曽我部さんは、4日間のサミット開催期間中に1・5メートルの積雪があった中、メンバーと共に南相馬市や飯舘村など各地を訪問。「家だけがあって誰も住んでおらず、津波が怖くて帰れない状況だと説明された」そうだ。  また一行は、がれき処理施設なども訪問したが、日本政府と母県との意見の違いがあることや復興が遅々として進んでいない状況を目の当たりにした。  そうした中、移動中のバス内でロンドンしゃくなげ会(英国)の満山会長の提案で、「ワールド福島県人会」の結成を呼び掛ける意見に参加者全員が賛同。鈴木県知事にも報告され、サミット最終日に正式に決定した。  地元メディアの報道によると「ワールド福島県人会」の結成により今後、各国の県人会をつなぐ連絡調整役が置かれ、福島県復興に向けた連携をはじめ、2年ごとをめどにしたサミット開催、新たな課題への支援策を検討していくという。  ブラジル福島県人会でも今後、各国県人会との情報交換を行い、母県の風評被害払拭に向けた取り組みを行っていく。その具体策として曽我部さんは今回、サミッ ト終了後に喜多方市も訪問。山口信也市長をはじめ、市観光交流課、地元商工会議所関係者のほか、喜多方ラーメンの麺を製造販売する五十嵐製麺や大和川酒造 代表らと懇談した。  その結果、今年7月の聖市での日本祭りに五十嵐製麺、大和川酒造関係者が出席することがほぼ決定し、今後の福島県製品のブラジル進出を目指した活動が行われる予定だ。  また、今回の訪日でブラジル福島県人会にとって大きな「土産」となったのが、短期留学制度(2週間)の来年(2014年)度からの復活だ。約10年前から毎 年行われていた同制度は11年3月11日の震災後、県費留学制度と共に停止され、ここ2年間は母県での受け入れができない状況だった。...
16日(土曜日)◎青葉祭りは、午前7時からサンパウロ市(聖市)リベルダーデ区の宮城県人会館(Rua Fa gundes, 152)で。◎作品展覧会「浮世絵ヒーローズ」は、午前10時から聖市ジャルジン・パウリスタ区の間部ジ ョー芸術文化ギャラリー(Av. Brigadeiro Luiz Antônio, 4225)で。 17日(日曜日)◎クリチバ将棋最強者戦大会は、午前9時からパラナ州クリチバ市ウベラバ区のクリチバ文援協(ニッケイ・クリチバ)会館(Rua Padre Julio Saavedra, 598)で。◎こどものそのの牛の丸焼き祭りは、正午から聖市コロニア・イタケーラ区の同施設(Rua Prof.Hasegawa, 1198)で。 2013年3月15日付
 ノロエステ連合日伯文化協会(白石一資会長)は10日、サンパウロ州アラサツーバ市のアラサツーバ日伯文化協会会館で第54回定期総会を開催した。  同会には白石会長をはじめ、ブラジル日本文化福祉協会の木多喜八郎会長や在サンパウロ日本国総領事館の鈴木暁領事、アンドラジーナ市の小野ジャミル市長ら約100人が出席した。同会の冒頭、白石会長はあいさつに立ち参加者たちに感謝の意を述べた。  会計会務報告では、昨年度収入が1万6974・70レアル、支出が1万5205・35レアルで、1769・35レアルの黒字会計であることが報告された。11年度からの繰越金に利子などを加え、4万1538・71レアルが来年度に繰り越されることとなった。  その後、ここ15年間にノロエステ連合は各会員1人当たり1レアルの会費が据え置かれていたが、昨今のインフレなどの影響により、これを値上げしたいとの提案があった。一部反対意見も上がったが、大半の参加者の賛成で可決され、今年度から1人当たり1・5レアルの会費となった。  また、毎年恒例のノロエステ盆踊り大会が8月31日にアラサツーバで開催されること、日にちなどの詳細はまだ未定だが、今年の農事研修会がアリアンサ地区で行われること、そして岡島哲司氏、宮島兄夫氏、佐道喜郎氏、元山光男氏の4氏がノロエステ連合の相談役として新たに就任することが報告された。  閉会のあいさつで白石会長は、自身が立候補する文協評議員選挙への協力、木多文協会長の次期続投への協力を出席者へ呼び掛けた。  同会終了後は文協、援協、県連、日文連の4団体によるノロエステ地域の日系市長、副市長、市議会議員などへの表彰式が行われた。 2013年3月15日付
今年設立60周年を迎える高知県人会(片山アルナルド会長)は3日、サンパウロ市ピニェイロス区の同会館でひな祭りを開催した。初の開催となった同祭には会員らが家族や友人とともに来場し、始終にぎわいを見せた。 会場では童謡「うれしいひなまつり」が流れ、在サンパウロ日本国総領事館が所有する7段のひな人形が飾られた。訪れた来場者は人形を眺めたり写真を撮ったりして、ひな祭りの雰囲気を楽しんでいた。 同祭は片山会長が企画・発案したもので、今年1月の役員会で開催が決まった。片山会長は「たまたま3日が日曜だったから」と初開催に踏み切った理由を説明し、「日本の文化や伝統を知ってもらいたかった。私は2世なので(ひな人形を)初めて見た」と開催を喜んでいた。 ◆新商品販売実現に意欲高知県人会は8月下旬に60周年記念式典を予定しており、ひな祭りはその資金作りも兼ねて開かれた。同県人会の年間行事の中には焼きそば祭りや文化祭があり、婦人部が料理の腕前を披露している。 日本の農林水産省の事業で2月2日まで加工品の研修などのため日本へ行った高知県人会婦人部の東加代子さん(64、2世)は、県人会から初めて同事業に参加した。訪日中、高知や愛媛で研修した東さんは米粉を使った料理を教わったという。 研修先で作られていたのは米粉を使ったケーキやパン。「粉以外は全部一緒。米粉を使ったお好み焼きも食べたが、トリーゴ(小麦粉)より軽い感じがした」と違いを説明。「グルテンを含まないので、小麦アレルギーの人にも」と勧めていた。 片山会長は「母県との交流は今後の県人会にとって意義がある。また行ってもらいたい」と抱負を述べた。県人会は、早ければ5月に予定しているカラオケ大会で米粉のケーキを販売したい考えだ。 2013年3月14日付
 【既報関連】7日から12日までブラジルを訪れた高校生平和大使4人が11日、ブラジル被爆者平和協会(森田隆会長)を通じてサンパウロ市イビラプエラ公園脇のサンパウロ州(聖州)議会を表敬訪問した。平和大使を代表して佐藤仁彦さん(18、長崎)が長崎市長が聖州知事にあてたメッセージを羽藤ジョージ州議員に手渡した。その後、放射能について考える意見交換会が実施され、ブラジルの鉱山で被ばくしたレイモンド・ピニェーロさん(64)が「ブラジルではあまり知られていない放射能の脅威を被爆国の日本が率先して伝えてほしい」と訴えるなど、放射能の恐怖について考えさせられる会議となった。  聖州議会チラデンテス小講堂には、カルロス・ジアンナジ氏や羽藤両州議員をはじめ、在サンパウロ日本国総領事館の鈴木暁領事、長崎県人会の大川正夫氏も参加した。冒頭でジアンナジ氏と羽藤氏があいさつ。続いて長崎市長のメッセージが州議会側に手渡された。  その後、震災の映像をまとめたビデオが流され、被災した高野桜さん(18、福島)と佐々木沙耶さん(18、岩手)がそれぞれ、被災地の現状を用意した写真を使い発表した。  会は終盤、意見交換が行われ、招待されたサント・アマーロ旧鉱山採掘施設内で放射能を発する鉱山に触れ、被ばくした6人がそれぞれの意見を述べた。  意見は「気付けば被ばくしていた。当時は放射能に関して情報がなかった」「被ばくしても会社・国から一切の補償がない」といった切実なものが多かった。  また、被爆者協会や同議員らの働きかけにより、被ばく者の補償問題や、同鉱山地域のアパートや協会の建設差し止めを行うなどの動きも被ばく者から紹介され、感謝した様子で訴えていた。  本紙の取材に対し、会に参加した聖州立病院のマリア・カステイロ放射能専門医師は「放射能の研究はブラジルでは遅れている。放射能を認知してもらえるように日本と協力して活動を行いたい」と答えた。  同会でブラジルでのすべての日程を終えた大使4人。少し疲れた様子だったが、「『辛いと思うけど伝えてくれてありがとう』と、交流した学生に言われたことが印象に残った」「またいつかブラジルに来たい」など、それぞれが笑顔で感想を語った。なお4人の大使が「高校生1万人署名活動」の一環として、ブラジルで集められた署名数は214に達した。 2013年3月14日付
里帰り訪日使節団本紙の説明会に23人が出席  サンパウロ新聞社と公益財団法人海外日系人協会(山田啓二会長)の主催で実施する里帰り訪日使節団団員に選ばれた人たちの説明会が、12日午後1時からサンパウロ市リベルダーデ区にある本紙社屋で行われた。説明会にはサンパウロ州内在住の団員や付き添い、代理の家族ら23人が出席。日程の説明や諸注意が伝えられた。  里帰り訪日使節団は、東京に本社を置く竹内運輸工業株式会社の竹内政司社長の厚意で資金提供が決まり、昨年9月に団員を募集、同11月に応募者約30人の中から20人が選ばれた。その後、パスポートやビザの取得を行い、航空券の準備が整ったため、12日に説明会が開かれた。席上、団員の自己紹介の後、旅行日程の確認や注意事項などの説明が行われた。  日本にも同伴する夫とともに来場した団員の寺下さよ子さん(64、広島)は9歳で渡伯。夫の悦朗さん(64、2世)は訪日が決まってからのさよ子さんについて、「何を食べたいのかよく聞かされている。お好み焼きがおいしかったことを覚えている」と語った。さよ子さんは「ブラジルでもお好み焼きを食べたが、広島のものとは違った。ソースが違うのだろうね」と話し、久しぶりに本場のお好み焼きを食べることを楽しみの一つに上げた。  寺下さん夫婦の子どもは全員日本在住。訪日中に娘が出産する予定だという。さよ子さんは「胸がドキドキ」と満面の笑みで訪日を控えた心境を話した。  来伯72年目で初めての訪日が現実となる森広秀夫さん(83、岡山)は1人で日本へ向かうが、説明会には弟の雅夫さん(81、同)と参加した。雅夫さんは「兄は日本へ帰りたいと言っていたが、仕事もありチャンスがなかった。パスポートも10年間有効なものを持っていたが、機会がなかった」と、ようやく実現する兄の帰国をともに喜んだ。  秀夫さんは帰国後の予定として「自分が通っていた小学校へ行きたい」と真っ先に思い出の場所を口にした。小学校に6年生まで通い、家族とブラジルへ渡った秀夫さん。手元にある写真には73人のクラスメートが写っているという。「同級生に会う。行ってみないと分からないが、3分の1くらいおるかな」と72年ぶりの再会を待ち切れない様子だった。  加藤藤司さん(81、秋田)に付き添い訪日する娘のカンザワ京子クレオザさん(53、2世)は「父は1回でいいから秋田へ帰りたいと言っていた。私も日本に行くのは初めて。夢だった」と目を細めた。  自己紹介で「妹が申し込んだ」と話した吉永松下文子さん(59、長崎)は、初の帰国を控えやや緊張した面持ちで訪れた。妹も説明会に訪れ、熱心に聞き入っていた。  それぞれの思いを乗せた飛行機は今月31日に日本へ向け出発。団員、付き添いなど含めた合計35人の一行は4月18日まで日本に滞在し、同19日に帰国する。 2013年3月14日付
 ブラジル兵庫県人会の2013年度定期総会が2月24日、サンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館で行われ、34人の会員が出席した。役員改選では、尾西貞夫会長の10期目続投が決定した。  総会では昨年亡くなった会員への黙とうを捧げた後、尾西会長があいさつ。兵庫漁業連から託された「兵庫のり」を宮城県人会の青葉祭りで販売したことで、赤字回避につながったことなどを説明した。  また、クリチバ兵庫県事務所の山下亮所長が、今年10月にパラナ州に住友ゴムの新工場が完成することから、亜国(ブエノスアイレス)、パラグアイ(アスンシオン)とブラジルの兵庫県人会3団体が一堂に会し、今後の協力関係を築いていくことを提案した。  引き続き、12年度事業・会計報告が行われ、承認された。13年度予算案では、県人会の収入のほとんどが母県からの補助金に頼っている状態で、為替変動により正確な数字が出せないとし、会計理事からできるだけ支出を抑えることへの協力が求められた。  13年度事業では、9月にピクニックを行うほか、農業高校生海外研修団一行の受け入れは今後も継続していくことが尾西会長から説明された。  その後、会計理事を8期務めた鎌谷昭氏と、監査3期、副会長1期務めた小林ジルセ氏に記念品が贈呈された。役員改選では立候補者がなく、尾西会長の10期目続投が決定した。新役員は次の通り(敬称略)。 会長=尾西貞夫。 第1副会長=尾崎俊彦。第2副会長=酒井芳樹。 会計=天野ウーゴ。 監査=松下大谷マルリ、喜多山重男、斎藤修三。補充監査=山本アナパウラ、高田千恵子、岸本晟、大川満、上野清二。 2013年3月13日付
 島根県人会(足立操会長)は2月23日、サンパウロ市プラッサ・ダ・アルボレ区の同県人会館で援協(菊地義治会長)への寄贈品の贈呈式を行った。  今回贈られたのは、大型薄型テレビ1台とデスクトップ型のコンピューター1台。同県人会が昨年主催した第8回慈善バザーの売上金15%に相当する約3800レアルで購入した。  当日は援協から菊地会長、坂和三郎広報委員長、安次富ジョルジ・サントス厚生ホーム運営委員長の3氏が出席。県人会の足立会長はじめ、役員や婦人部員30人が立ち会った。  同県人会は毎年11月に行う慈善バザーの売り上げの一部で福祉団体を支援している。今回のバザーは婦人部が中心となって実施。和田・森カリオ美晴さん(2世)をリーダーに、平方しずえさん、浜野ビウマさん、浜野稔さんが委員会を結成した。また、県人会のほか有志のバザリスタ39店が出店した。  足立県人会長によるとバザーは回を重ねるごとに認知度を増し、出店を希望するバザリスタの数も増えてきているという。足立県人会長は「バザーは慈善活動を主な目的としていることがだんだん認知されてきており、趣旨に賛同する多くの方々の来場につながっている」とした上で、「島根県人会では慈善バザーを今後も継続し、微力だが福祉団体を側面から支援したい」との考えを述べた。バザーは今年も11月に開催される予定。 2013年3月13日付
 県人会役員改選で異例の人事―。駐在員として2011年から当地で暮らしている村信政幸さん(60)が、鳥取県人会の役員に選ばれた。赴任以前にも親戚が居たことから、定期的にブラジルを訪れていた村信さん。今回、本橋幹久県人会長から直々に要請があり、役員に就任した。同県人会役員の任期は1期2年間。新たな風を吹き込むことにつながるか、期待が高まる。  クリチバに居る伯父が50年前に移民としてブラジルに渡っていたことから、村信さんは学生時代に初めて当地を訪れた。以降、4~5年に1度の頻度で足を運んでいる。  現在、自身が勤めている企業内で日本からの駐在員は村信さんただ1人だが、日系の社員も居るという。「ブラジルは駐在員が来ても差別を受けることなく居心地が良い。苦労された1、2世の苦労のたまもの」と感じているそうだ。  伯父から「県人会に世話になったと刷り込まれていた」という村信さん。着任してすぐ県人会の門戸をたたいた。ブラジルに来る前から鳥取県を出て国内各地で暮らしていた村信さんは、母県を「日本の中では人口も少ないし、肩身が狭い」と見ているが、県人会の傘踊りや日本祭りでの郷土食の人気には驚いたという。  新役員人選の時期、本橋会長から電話があり役員入りの相談を受けた。「伯父が世話になったことへの恩返し」と、その電話で役を引き受けた。  高齢の役員が過半数を占める中、自身の役割について「違うものの見方をすることで、会をもっと良くしようということなのだろう」と語る村信さん。以前暮らしていた兵庫県神戸市で自治会の役員を務めたことから、その経験を生かしていきたいと考えている。  村信さんによると「引退した世代と女性、それと現役世代の3者がうまく動けば活発化する組織になる」。県人会で役を担うにあたって「30~40代の若い方へ橋渡しの手伝いができれば」と抱負を述べた。  新役員が発表・承認された総会後の新年会では、得意のドジョウすくいを披露。「おじいちゃんたちが喜んでくれると思って」舞台に立った。鳥取県人会の新年会では傘踊りや銭太鼓、日本舞踊といった定番の出し物が繰り広げられる。そんな中、見慣れない演目に視線が集中。ドジョウを捕まえた場面では、生きの良いドジョウの動きに歓声が上がった。  駐在員仲間に県人会の活動に参加している人は居らず、「もったいない」と感じているという。企業同士のつながりを尊重しながらも、故郷を思う人たちが集う県人会には特別な思い入れがある様子だ。  これまでかかわりの少なかった日系コロニアと日本人駐在員の間に生まれた接点。今後どういった広がりを見せるのか。展開に目が離せない。   コラム【モザイク】  日本の宴会芸の定番「ドジョウすくい」。県人会の新年会で披露した村信さんは「30年ほど前、名人に教わったことがある」そうだ。ブラジルへ来る際、「こんなことがあるんじゃないか」と必要な道具を日本から持参した。到着後、社内の宴会や駐在員仲間とのフェスタで披露したところ大好評。「喜んじゃって、友人も即興で衣装を付けて盛り上がった」という。笑顔と笑いが起こるのは必須で、「CDとザルがあればできる」という手軽さも利点。宴会芸にお困りの人が居たら「ドジョウすくい」を勧めてみては。   2013年3月13日付
 「いまだに自分たちの家に帰ることもできず、復興しているとはとても思えない。私たちの声を聞いてほしい」―。日系6団体、被災県県人会共催の東日本大震災犠牲者三回忌追悼法要及び追悼式典が、9日午後2時からサンパウロ市(聖市)リベルダーデ区の文協記念講堂で行われ、法要と式典に出席した福島・岩手両県で被災した高校生たちは、被災地の現状を訴えた。会場では、震災で犠牲となった約1万8500人(行方不明者約2700人を含む)の冥福と被災地の一日も早い復興が祈られたが、わずかに約200人が出席したのみで、寂しい法要となった。  午後2時から始まった法要は、仏教婦人連盟によるコーラス「ささぐみあかし」で始まり、それに合わせて仏教連合会の諸僧たちが入堂した。  木多喜八郎文協会長によるあいさつ、松峯慈晄導師焼香に続き、園田昭憲県連会長が追悼の辞を述べ、2年前の3月11日に発生した震災で約1万8500人が一瞬にして命を絶たれたことに言及。「幸せな家庭が壊され、残された若い人たちの無念さを思うと察するに余りある。我々はこの悲惨な事実を次世代に受け継いでいくことを皆さんと共に誓いたい」とし、犠牲者たちの冥福を祈った。  引き続き、舞台上では福嶌教輝在サンパウロ総領事をはじめ、宮城、岩手、福島、茨城、青森、千葉の被災県県人会及び日系団体代表が焼香。また、今月7日に高校生平和大使としてブラジルを訪問し、自ら被災した福島県南相馬市出身の高野桜さん(18、小高工業高校3年)と岩手県陸前高田市出身の佐々木沙耶さん(18、高田高校3年)の2人も登壇して焼香を行った。  法要後に行われた追悼式典では、福嶌総領事があいさつを行い、犠牲者への哀悼の意を捧げるとともにブラジルからの義援金が日本の復興の一助になったことにも触れ、日本政府を代表して改めて感謝の気持ちを表した。  被災地からのメッセージとして現状を報告した高野さんは、現在も家族が離れ離れになって避難生活を強いられ、震災から2年たった今でも「毎日、不安におびえて生活している」ことを説明。「日本国内では福島は復興が進んでいると言われていますが、いまだに家に帰ることもできず、復興には全然向かっていません。国内でも『放射能を持ってくるな』と偏見を持たれている中、私たちが元気で頑張っていることを皆さんに知ってもらいたい」と強調した。  佐々木さんは陸前高田市にあった自宅が津波に流され、現在も大船渡市の仮設住宅に住んでいるという。「今まで経験したことのない地震の揺れの後、30分ほどして地鳴りがしたかと思うと、津波が近くまで来てぎりぎりのところで逃げることができました。運良く家族は無事だったですが、自宅が無くなりました。世界に日本の復興のニュースが流れていますが風評被害もあり、復興ができているとはとても思えません。ブラジルの皆様の温かいお気持ちには感謝しています。これからも私たちのことを忘れないでください」と被災地の実情を訴えた。  同式典は被災県県人会を代表して永山八郎福島県人会長のあいさつ、国際交流基金の震災関連ビデオ上映、菊地義治援協あいさつにより終了した。  若い世代の出席がほとんどなかった中で、本門仏立宗信徒として昨年に続いて今年も参加した聖市リベルダーデ区在住の石原アラン勇二さん(25、3世)は、「震災が起こったことは本当に悲しいが、多くの人が日本の(被災地の)人たちのことを気にしていることはうれしい」と話していた。  岩手県人会の千田曠暁会長は、昨年6月に母県の陸前高田市や大船渡市の被災地を自身で訪問。「家がなく、がれきがたまった風景を見て空虚な気持ちになりました。(被災者が)どうやって明日から生活するのかなどさまざまなことが頭に浮かび、一日も早い復興のために私たちにも協力できることをやっていこうと思いました」と県人会としての協力姿勢を示していた。  なお、この日受け付けられた義援金は3925レアルで、11日午前に文協事務局から県連事務局に預けられた。同義援金は今後、被災地に直接届けられる予定。   コラム【モザイク】  昨年の震災追悼法要では同じ文協記念講堂に約600人が詰め掛けたが、今年はわずかに約200人の出席と少なかった。主催者側の広報不足か、日系社会の意識の低さかは分からないが、被災者の思いとは裏腹にブラジルでは震災への思いも年々風化している様子。高校生たちが地元の現状を訴えているが、果たしてこのままで復興は本当に進むのか。日本国内では、被災者の転住、仮設住宅や補償金など数々の問題がいまだに山積している。海外に住む日本人として、被災地への息の長い物的及び精神的支援を考える必要があるのでは。   2013年3月12日付
ニッケイ新聞 2013年3月9日  秋田県庁国際課の斎藤小夜里主事(25、秋田)が、秋田県人会やブラジルの状況を視察するため、1日に来伯した。  主な目的は県と県人会の交流の活発化、サイトの制作指導、ブラジルの視察の三つ。日本で本紙を読み、日系社会に関心をもっていたという斎藤主事は「日系社会と生で触れるのは初めて。この機会に色々勉強し、帰国後周りに伝えたい。色々視察して、これからブラジルで県のどんなPRが出来るか考えたい」と意気込みを語った。  13日まで滞伯し、聖市をはじめオザスコ、モジ、サントスを訪れ、同県出身者の高岡庸二郎さんの大農場や、大石博道さんが経営する大石倉庫、アルコール精製工場や日本移民史料館等を見学する。
ニッケイ新聞 2013年3月8日  兵庫県人会(尾西貞夫会長)が昨月24日、宮城県人会会館で『定期総会』を開催し、会員34人が出席した。役員改選では、尾西氏による会長続投が決まった。  同県人会は県からの奨励金を主な収入源としているが、昨年は兵庫漁業連から仕入れた兵庫海苔の販売が臨時収入となった。尾西会長は、「この収益が赤字回避につながった」と挨拶の中で報告をした。  岸本晟総務により昨年度事業報告、続いて鎌谷昭会計から会計報告がなされた。今年の事業計画は恒例のピクニック(9月)および、若手地域農業リーダー育成研修海外派遣団の受け入れ。新役員は次の通り(敬称略)。 【会長】尾西貞夫【副会長】尾崎俊彦(第一)、酒井芳樹(第二、総務も兼ねる)【会計】天野ウーゴ【正監査】松下大谷マルリ瞳、喜多山重男、斎藤修三【監査補】山本アナ・パウラ美代子、高田千恵子、岸本晟、大川満、上野清二。
ニッケイ新聞 2013年3月8日  高知県人会(片山アルナルド会長)は3日、初となる「ひな祭り」を開いた。約300人の来場者らは、婦人部が腕によりをかけた焼きそば、うどんに舌鼓を打ち、ビンゴなどで楽しんだ。  今年8月に迎える会創立50周年の資金集めを目的に企画された。  在聖総領事館から借り受けた7段飾りのひな壇が日ポ両語の説明とともに展示され、来場者らは物珍しそうに眺め、記念撮影を楽しんでいた。  忙しそうに会場を走り回っていた片山会長は「何か変わったイベントをいつも考えている。多くの人に楽しんでもらえれば」と笑顔で話していた。
ニッケイ新聞 2013年3月8日  3月4日を「さんしんの日」とし、毎年沖縄県で開催される芸能イベント『ゆかる日・まさる日・さんしんの日』が3日午後、聖市の沖縄県人会館で開かれた。老若男女約300人が足を運び、ともに琉球音楽の伝統楽器三線の音色を楽しんだ。  同イベントは伯国のほかハワイ、アフリカ、中国、イギリスなどでも開催されている。母県は今年で21回目、伯国では8回目を迎えた。  知念直義実行委員長(72)は開会式で、「今日は沖縄芸能の全てを皆さんに披露します」と挨拶。田場ジョルジ県人会会長は「二、三、四世だけでなく、今日はブラジル人も三線を担いでやって来てびっくりした。これから間違いなく益々発展する」と普及を喜んだ。  留学研修生OB会「うりずん会」のメンバーが日ポ両語で司会を務め、野村流音楽協会、琉球筝曲興陽会、琉球民謡協会など6団体のブラジル支部による合同演奏で開幕した。那覇市首里にある世界文化遺産・首里城のイラストを背景に、祝い事の幕開けの定番「かぎやで風節」など5曲が演奏された。  玉城流扇寿会による舞踊や厳かな斉唱、琉球民謡保存会ブラジル支部の若い歌い手によるBEGINの人気曲「島人ぬ宝」の弾き語り、百姓に扮した子どもが農作業の様子を表現する舞踊「ゆいまーる」、活気溢れるエイサー太鼓など、幅広い17演目が次々に披露され、参加者らは歓声をあげたり手拍子したりと楽しんだ。  知念実行委員長は「最近は民謡が盛んで二、三世がどんどん入ってきている」と若手の活躍を喜び、以前民謡を習っていたという糸数実智子さん(79、二世)も、盛んに写真を撮りながら「若い子たちの歌う民謡がとてもいい」と笑顔を見せた。
 東京都友会(坂和三郎会長)は1月27日、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルで新年会を開催した。新年会には、会員や東京にゆかりのある人が訪れたほか、福嶌教輝在サンパウロ総領事館総領事も来場。約70人が新年の幕開けを祝った。  藤間流日本舞踊学校の藤間芳之丞氏も駆け付け、一番弟子が舞いを披露した。また、会場では抽選も行われ来場者は親睦を深め合った。  都友会は今年も8月にピクニックを行う予定。坂和会長は「留学・研修制度で訪日した72人の交流を活発化させたい」と会の展望を述べた。 2013年3月9日付
【既報関連】仏連、日系5団体、被災県県人会共催による東日本大震災犠牲者三回忌追悼法要が、9日午後2時からサンパウロ市リベルダーデ区の文協記念講堂(Rua Sao Joaquim, 381)で執り行われる。当日は2部構成で進行し、高校生平和大使として7日から来伯している震災被害に遭った高校生2人も出席し、被災地からのメッセージを届けるという。  第1部の追悼法要開始までの30分間は、震災に関するビデオを放映。追悼法要では、松峯慈晄仏連会長が導師として読経を行い、園田昭憲県連会長が追悼の辞を述べた後に一般焼香が行われる。  第2部の追悼式典までの間には、NHKの復興支援ソング「花は咲く」のビデオが上映される。追悼式典では、福嶌教輝在サンパウロ総領事、被災県県人会代表のあいさつに続いて、福島県立小高工業高3年の高野桜さん(18)と岩手県立高田高3年の佐々木沙耶さん(18)の2人が被災地からのメッセージを届ける。  引き続き、国際交流基金提供の映像(約15分)が上映された後、式典終了の言葉として義援金に関する報告が行われるという。  園田県連会長によると追悼法要当日は、共催団体として会場入り口で義援金を受け付けるという。受け付けられた義援金は日系団体の中で現在唯一開設している県連の口座に保管され、今年7月の日本祭りの際に来伯が予定されている岩手、宮城、福島の被災地高校生たちに託し、現地に届ける予定だという。主催者側では、当日の来場を呼び掛けている。 2013年3月8日付
 秋田県企画振興部学術国際局国際化の齋藤小夜里主事(25、秋田)がブラジルにおける日系人の調査と把握ため、1日から13日までブラジルに滞在している。活動報告のため1日、川合昭同県人会会長と共に本紙を訪れた。  齋藤さんはブラジル滞在中、サンパウロ市を中心に母県に縁のある日系企業や農園などを訪問。またコリンチャンススタジアム、サンタ・クルス病院、県連主催日本祭りの会場など、さまざまな施設を訪問する。  ブラジルでの活動について「秋田県人会を通して母県にブラジルの良さをPRできる情報を集めたい。また日本祭りなどで母県として協力できることを把握したい」と抱負を述べた。  1日には早速、文協移民史料館を訪れ「母県出身の高岡専太郎医師(故人)を誇りに感じ、苦労した移民の歴史を知った」という。川合会長は「今後の母県とブラジルをつなぐ懸け橋となることを期待する」と思いを語った。 2013年3月8日付
9日(土曜日)◎CIATEの日本就労希望者向けのワークショップは、午前9時半からサンパウロ市(聖市)リベルダーデ区の文協内CIATE事務所(Rua Sao Joaquim, 381)で。◎作品展覧会「浮世絵ヒーローズ」は、午前10時から聖市ジャルジン・パウリスタ区の間部ジョー芸術文化ギャラリー(Av. Brigadeiro Luis Antonio, 4225)で。◎広島・長崎の原爆写真展は、午前10時からサンカエターノ・ド・スル市サンタ・パウラ区の市立博物館(Av. Goias, 1111)で。◎名画友の会は、午後0時15分から聖市リベルダーデ区の老ク連会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134)で。◎東日本大震災犠牲者三回忌追悼法要は、午後2時から聖市リベルダーデ区の文協記念講堂で。 10日(日曜日)◎スザノダリア祭りは、午前10時からサンパウロ州スザノ市のイペランジャホーム(Estrada Tani, 751)で。◎岡山県人会のひな祭りは、午前11時から聖市リベルダーデ区の同県人会館(Rua...
 ブラジル沖縄県人会(田場ジョルジ会長)は、3日午後1時からサンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館大ホールで「第8回さんしんの日」を、野村流音楽協会ブラジル支部、野村流古典音楽保存会ブラジル支部、琉球民謡協会ブラジル支部、琉球民謡保存会ブラジル支部、沖縄県帰国留学生研修生会(うりずん)と共催で開催した。当日は約300人収容の会場が満席となった。会場では日が暮れてもなお三線が響き渡り、その音色に会場が酔いしれていた。  「さんしんの日」は、沖縄文化の原点である三線を広める目的で、1993年から始まった沖縄の恒例行事。ブラジルでは2006年から始まり、今回で8回目を数える。今年も琉球舞踊や民謡、太鼓などの多彩な演目が披露された。  舞台上で三線を披露した上原真正さんは、「やはり舞台での演奏は最高だった。このイベントが、沖縄文化の伝承に今後も良い影響を与えてくれれば」と興奮している様子だった。  当日も忙しそうな様子だった、さんしんの日実行委員長を務めた知念直義さんは、「1カ月前に実行委員長に任命され、とてもばたばたした」と苦労を明かしながらも、「今日は音も非常に良く、内容的にもほぼ満点」と満足気な表情を浮かべた。  なお、当日の舞台には3世や4世の若い子弟も多く壇上に上がり、見事な演目を披露していた。若い人の参加率の高さについて、琉球民謡保存会サントアンドレ支部で三線指導を務める新城安広さんは、「夏川りみやBEGINなど沖縄音楽で活躍するアーティストが増えたことで、最近それらに影響された若い人が沖縄音楽の門戸をたたくことが増えた。そうして沖縄音楽の面白さに気付いた人が、友人も誘っているのでは」と理由を分析した。  午後の部で見事な「本貫花之踊」を披露した3世の加野チエミさんは、舞踊を始めた理由を「小さい時に友人に誘われた」と語り、「舞台上ではとても緊張したけれど、それを見せないように頑張った」と笑顔を見せていた。 ◆「うりずん」も大活躍 当日の会場内では、いたるところで沖縄県帰国留学生研修生会(うりずん)メンバーらがせわしなく働いている様子も見られた。当日参加していたうりずんメンバーは約10人で、主に物販や場内接待など、裏方の仕事をボランティアで手伝っていた。  うりずんメンバーの1人である、3世の新垣義男クラウジオさんは、「家族のルーツである沖縄はとても大切なもの。さんしんの日のようなイベントを通じて、もっと若い人たちに沖縄文化を知ってもらえれば」と話していた。  今年2月から新たにうりずん会長を務めている、2世の城間盛茂フェリペさんは、「三線の音色を聞くと、サウダーデを感じる」と感慨深い様子だった。また、「今後もうりずんとしてこういった県人会や沖縄関係のイベントに積極的に参加し、沖縄文化を広めて行きたい」と意気込んでいた。 2013年3月7日付
ニッケイ新聞 2013年3月6日  広島県人会(大西博巳会長)主催の「第1回広島祭り」が10日午前11時から午後4時頃まで、同県人会館(Rua Tamandare, 800, Liberdade)で開かれる。入場無料。  運営は同会の「ブラジル神楽保存会」が担い、広島名物の尾道ラーメン、お好み焼きのほかパステル、ドッセなどを販売する。他にもマツリダンス、Kポップなどのアトラクションもある。  来社した野田カリーさん、中森シンスケさん、西村パウロさんらは「広島というと原爆のイメージだけど、色々な文化があることを知ってほしい」と呼びかけた。  問い合わせは広島県人会同保存会(11・3207・5476)まで。