09/03/2026

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ニッケイ新聞 2013年3月5日  ブラジル日本都道府県人会連合会(園田昭憲会長)の2月度代表者会議が先月28日、文協会議室で行われ、今年7月に行われる『第16回日本祭り』の次進捗状況などが議題に上がった。  高騰が懸念されていた会場(聖市イミグランテス展示場)の賃貸料に関しては、今年3月に予定されていた経営権を巡る入札が延期されたことで、従来の管理会社のもとで開催されることが決まった。昨年比1~2割増程度の増え幅に収まる見通しになったことが前田ネルソン実行委員長から報告された。  スポンサーについて、園田会長は「昨年援助してもらったところの多くから『今年も』との返事はもらえている」としながらも、防火対策に関する規制が厳しくなったこと等の影響で、全体にかかる経費は1割以上の増加が予想されることから「状況は厳しい。新たなところに声をかけていく」と話した。  戦後移住60周年記念祭委員会の中沢宏一副実行委員長は、当初日本語版のみの作成を予定していた記念誌について、ポ語版2千部、日語版1千部の計3千部を発刊すると発表した。  川合昭実行委員長によれば「様々な事項を検討した結果、ブラジル社会に戦後移民を印象付けるとともに、後世に残していくことを主眼に据えれば、ポ語版を中心にするのが妥当という結論に至った」という。  内容は、ブラジルの発展に大きく関与したプロジェクトにおける戦後移民の活躍や、日伯合弁で行われた事業の紹介などが中心となる。中沢氏を編纂委員長に据え、傘下に18の委員会を設けて作業を進めていく。
ニッケイ新聞 2013年3月5日  【沖縄タイムス】沖縄県市長会(会長・翁長雄志那覇市長)と県町村会(会長・城間俊安南風原町長)は4日、ブラジル沖縄県人会(田場ジョルジ会長)へ県内41市町村ののぼり旗を贈った。県系人のブラジル移住開始から100年余、4~5世が県人会活動の中心になる中、出身地への思いを新たに絆を強めてほしいと願いを込めた。  旗は幅60センチ高さ180センチ。黄色地に青色で漢字の市町村名と市町村章、白色でローマ字の市町村名を明記し、各3枚、計123枚を用意した。那覇市旭町の自治会館で開かれた贈呈式で、城間会長が県系3世で琉球國祭り太鼓ブラジル支部の大城明広さん(29)へ手渡した。  城間会長は「県人会活動を盛り上げ、先人へ感謝する意味でも沖縄とブラジルの交流を継続しなければ」と強調。同太鼓の結成30周年で来県中の大城さんは「旗だけではなく、沖縄の人のチムグクル(思いやりの心)をブラジルへ届けたい」と喜んだ。  ブラジルとの交流を進める沖縄ブラジルネットワーク・アミーゴ会が県人会の要望を伝え実現した。与那城昭広会長は「ブラジルで開かれるウチナー祭りや日本祭りなどで掲げてほしい。旗は若い世代のアイデンティティーのシンボルになる」と期待した。
ニッケイ新聞 2013年3月5日 岡山文化協会婦人部(角南美佐子部長)が『ひな祭り』を10日午前11時から、同県人会館(Rua da Gloria, 734, Liberdade)で開催する。入場無料。岡詢名誉会長所蔵の立派な7段雛飾りを愛でながら、煎茶道静風流灯楽会の会員らが振るまう煎茶や手作り和菓子が楽しめる。折り紙・切り絵講座や、浴衣の試着コーナーも(記念撮影したい人はカメラ持参のこと)。また、改装したての地下サロンでは散らし寿司、ぜんざい、赤飯の3点セットが10レアルで販売される。1988年から続く同祭。当初は会の中だけで催していたが、10年前から一般向けに開催するようになった。地下の改装のため一時中断したため、開催は2年ぶり。案内のため来社した角南部長と松酒喜美子副部長は「子どもの参加がまだまだ少ないので、男女に関わらず子どもを連れてきてほしい」と呼びかけている。問い合わせは同会(11・3207・3487)まで。   コラム【大耳小耳】  山口県周南市で「ひなまつり国際交流会」が2日に開かれ、地域住民や米、英など4カ国の子どもや家族ら約140人が参加した。中国新聞によれば、特に人気だったのは着物の着付け体験とか。岡山文化協会婦人部による「ひな祭り」でも着付け体験を行うが、使うのは浴衣で子どもの参加者もまだ少ない。せっかくなら着物を使いブラジル社会にも宣伝すれば、もっと関心が集まるのでは。
ニッケイ新聞 2013年3月5日  山形県人会の元副会長国井精さんが、1日午後9時ごろインコール病院で心筋梗塞のため逝去した。享年77。  翌日アラサー墓地で通夜が執り行われ、ヴィラ・アルピーナ火葬場で荼毘に付された。  1936年、聖州ポンペイア市郊外のジャクチンガ植民地生まれ。両親は山形県天童市出身。  24歳で出聖し、60年ごろ家電製品の修理などを行う「エレトロ・レアル」を設立した。  1998年から10年間山形県人会の副会長、聖西日本語教育連合会の相談役を約40年間務めた。ブラジル国際交流協会を立ち上げ、日本カントリークラブと山形県とのサッカー交流にも尽力した。「ジャクチンガ植民地出身者の集い」の世話人も務めた。  初七日法要は9日午後2時40分から、西本願寺(Rua Changua, 108, Chacara Inglesa)で執り行われる。遺骨は同寺の納骨堂に納められる。
ニッケイ新聞 2013年3月2日  東京都友会(坂和三郎会長)が1月27日、『新年会』をニッケイパラセホテルで開催した。  東京を愛する他県の参加者も歓迎しているという同会には、初参加という人や非会員、在聖総領事館の福嶌教輝総領事ら約70人が顔を見せた。  坂和会長は新年の挨拶をすると共に「猪瀬直樹・新都知事にも、研修・留学制度の再開を陳情している。会の活性化を図るため、交流を活発にしたい」と都友会の状況を説明した。  会は友情出演の藤間芳之丞さんによる祝賀の舞でスタートし、参加者はカラオケで「東京ラプソディ」を歌ったり抽選をしたりと賑わいながら、食事を楽しんだ。坂和会長は「とても盛り上がった。すがすがしい新年を迎えることができた」と喜んだ。
東日本大震災犠牲者三回忌追悼法要 共催団体: ブラジル日本文化福祉協会             ブラジル仏教連合会             サンパウロ日伯援護協会             ブラジル日本都道府県人会連合会             ブラジル日本商工会議所             アリアンサ             被災県県人会(宮城、岩手、福島、茨城、青森、千葉) 後援: サンパウロ新聞社、ニッケイ新聞社 日時: 2013年03月09日(土)午後2時 場所: ブラジル日本文化福祉協会・記念大講堂...
 県連(園田昭憲会長)は2月28日、サンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル内会議室で、2月度代表者会議を開いた。  各県人会は総会シーズンを迎えているが、今回の会議にも新会長として福島県人会の永山八郎会長、茨城県人会の鈴木康夫会長、群馬県人会の小渕民雄会長、長野県人会の高田アルマンド会長、徳島県人会の粂恵子会長、熊本県人会の田呂丸哲二会長、沖縄県人会の田場ジョルジ会長が出席し、それぞれあいさつを行った。  その後、戦後移住60周年記念祭のパンフレットが配られたほか、今月9日に仏連や日系5団体などの共催による、東日本大震災三回忌追悼法要及び追悼式典が文協大講堂で行われることや、今年6~7月ごろに県連センターが完成することなどが発表された。 2013年3月6日付
 ブラジル鳥取県人会館で練習を行っている同県人会コーラス部は、NHKの復興支援ソング「花は咲く」を練習し始めた。現在NHKが公募している企画「100万人の花は咲く」に参加するためだ。初日の練習にはコーラス部員ら30人以上が集まった。  この企画では「花は咲く」を歌っている映像の投稿を呼び掛けている。応募を検討したのは同県人会の本橋幹久会長。県人会が母県と11年続けているブラジル中堅リーダー派遣事業で訪伯中だった山尾純子さん(45、宮城)に指導を依頼して練習が実現した。山尾さんは声楽家で、鳥取で演奏活動や音楽療法に取り組んでいる。  2月20日午後8時から行われた初日の練習には、県人会のコーラス部員だけでなく、ほかの日系団体でコーラスを楽しんでいる愛好者も参加した。山尾さんは、音程を付けず歌詞のみ朗読するといった指導法で参加者に助言。約1時間の練習中、繰り返しの表記が複雑な個所を集中して歌うなど、細かく指導した。  普段コーラス部を指導している大刀ミリアン美千代氏(3世)は「私たちは発音が難しいが、丁寧に教えてもらい良い機会となった。出来も良かった」と話した。練習を終えた山尾さんは「とても熱心で真剣だった。日本を応援しようという気持ちを感じた」と感想を述べ、「日本で映像を見られるのを楽しみにしています」と採用に期待を込めた。  本橋会長は「本番はきちんとした服で撮影に臨みたい。NHKに出るかもしれないのだから」と気合十分。著名人が出演するミュージックビデオ同様、ガーベラの花を持って歌う計画を明らかにした。 2013年3月6日付
 岡山県人会(根岸健三会長)は、10日午前11時から午後4時までサンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館(Rua da Gloria, 734)で、ひな祭りを開催する。展示される7段飾りのひな壇は、同会の岡詢(まこと)名誉会長の所有物。  会場では煎茶会や切り紙のワークショップ、浴衣の試着体験が無料で行われる。また婦人部が作ったチラシずし、ぜんざい、赤飯の昼食セットが10レアルで販売される。  案内に来社した角南美佐子婦人部長は「男女問わず、お子さんを連れて日本の文化を体験してほしい」と来場を呼び掛けた。問い合わせは同県人会(電話11・3207・3487)まで。 2013年3月6日付
ニッケイ新聞 2013年3月2日  鳥取県人会(本橋幹久会長)の定期総会が先月17日に同会館で行われ、約120人の会員が出席した。  昨年11月に行われた県人会創立60周年記念式典及び記念植樹などに関する報告が行われたほか、記念事業として始まった会館の増改築について説明された。  現在までに、防火設備の設置、正面入り口の改装が完了しており、会館建築20周年となる2015年までに会議室と日本語教室用スペースの建て増し、調理室の改築を目指すという。  役員改選では本橋氏の会長職3期目の続投が決まった。主な役員は次の通り。 【会長】本橋幹久【副会長】山添源二、末長正、千田初美【総務】西坂アンドレ、荒木アレシャンドレ【会計】大西マリエ、西坂ファビオ【財管】池堂ミリアン、西坂ジョウゴ【渉外】東ルッシー、根布谷ジェシカ【文化】美甘好重、竹下イルダ(敬称略)。
ニッケイ新聞 2013年3月2日  ブラジル鹿児島県人会が24日、同県人会館で『2013年度定期総会』を開催し、31人が出席した。  役員改選で、統一シャッパ承認により園田氏の会長続投が決まったが、園田会長は「同じ人間が会長を長く務めると会が沈滞化する」ことを理由に「次期再選はない」「2014年度は松村滋樹副会長が会長代理を務める」ことを条件として提示。2013年で県連会長の任期が終了するのにあわせ、県人会の会長職からも身を引く考えを示し、役員を中心に10人が誓約書に署名した。  園田会長は挨拶に立ち、「県連、県人会の会長として、鹿児島の名に恥じない実績を残したい」などと想いを語り、長年の希望だった会館移転に関して「会長としての最後の仕事とし、百周年が終わった段階で真剣に売却を考えたい。県の約束も取り付けている」と話した。移転先はリベルダーデ区を考えているという。  今年10月に控えた百周年記念事業としては、約百人の慶祝団を迎えての記念式典(10月20日を予定)および百周年記念切手の発行、日本・日系画家の3人展を企画している。  3人展には、鹿児島出身の祖父母を持ち同県人会と縁が深く、現在は日本で活動する森一浩さん(三世)、現地の画家・豊田豊、若林和男さんが出展する。会計の中原田ルイスさんが手掛けた西郷隆盛のイラスト入り記念切手は、3月中に中央郵便局で販売を開始する。  また、今回の総会には西本エリオ州議の補佐官で、父が鹿児島出身という折田シゲロさんも顔を見せ、「これからはボランティアとして会に協力したい」と挨拶をして大きな拍手を浴びた。新役員は次の通り。 【会長】園田昭憲【副会長】山下譲二(第一)、楮畑孝男(第二)、松村マキシミリアーノ滋樹(第三)【書記】谷口雅治【参与】井料堅治【会計】中原田ルイス・ジュニオル(第一)、吉原豊治(第二)【監査】阿部ヤエ子、籠原パウロ、田代正美(敬称略)。
ニッケイ新聞 2013年3月1日  鳥取県と鳥取県人会が実施する『中堅リーダー交流事業』で来伯した山尾純子(45、宮城)、川上雅弘さん(30、岡山)の二人が25日に来社し、10日間の活動を振り返った。  1年ごとに、地域や団体において民間交流の中堅的な役割を担うリーダーを派遣し合う事業として、2003年に県人会が母県に呼びかける形で始まった。二人は15日に来聖し、24日までの間に聖州ミランドポリス市の第二アリアンサ鳥取村、弓場農場、ピラール・ド・スール市などを訪問した。  「30~40代の比較的若い人が多く、非常に強い情熱を持っていることに感銘をうけた」と話す農業技師の川上さんは、各地農場を視察しながら、農業関係者へのアドバイスを行った。ピラール・ド・スール市ではAPPC(サンパウロ柿生産者協会)関係者に向けて農場経営に関する講演も行い、好評を博したという。 「技術的な指導もさせていただく中で、日本とは全く違う大規模農業の在り方を目の当たりにして、『日本の農業は今のままで大丈夫なのか』とも考えさせられた」と感慨深げに感想を語った。  山尾さんは、市内にある公立博物館「わらべ館」の委託職員(歌唱推進員)として童謡・唱歌の普及活動を行っている経験を生かし、訪問各地の日本語学校などで童謡の指導を行った。 「童謡が文化として根付いていることに驚いたが、曲を知っていても、歌詞の内容まで分かる子どもは少ない。意味の理解を踏まえての指導で歌い方が変わったことが印象的。継続的に指導が出来ればもっとよくなるのだけど」と名残惜しそうに話した。  二人は26日に帰国した。
 日系5団体と28の日系各団体は、昨年ブラジル各地の市長選で当選した18人と、市議選で当選した59人の日系人に対して表彰状を授与した。  それに合わせて2月25日午後8時からサンパウロ市リベルダーデ区の文協貴賓室で、議員を代表してサンパウロ市議の野村アウレリオ氏、羽藤ジェオルジ氏、太田マサタカ氏に表彰状が授与された。  会場には約100人の日系団体関係者が出席。壇上には3人の議員を囲み、在サンパウロ総領事館の福嶌教輝総領事をはじめ日系5団体代表らが並び、それぞれ祝辞を述べた。  その後、各議員があいさつを行い抱負を述べた。乾杯後、立食が行われ同式典は幕を閉じた。なお地方の市長や市議には表彰状が郵送される。 2013年3月2日付
 ブラジル鳥取県人会(本橋幹久会長)が母県と続けている「ブラジル中堅リーダー派遣事業」11年目の今年、母県から2人が来伯し、県人会館や鳥取にゆかりのある入植地を訪れ交流した。  今回渡伯したのは、声楽家の山尾純子さん(45、宮城)と農協職員の川上雅弘さん(30、岡山)。山尾さんは鳥取市にある童謡と玩具を紹介する施設「わらべ館」の童謡・唱歌推進員。同施設のほか、学校へ出向くなどして音楽活動を行っている。  2月17日に開かれた同県人会総会では、鳥取出身の音楽家が作曲した童謡を歌やピアノで披露。会場からは惜しみない拍手が送られた。  演奏の終盤、音楽セラピーで実践しているという歌詞中の「た」を抜いて歌う歌唱法を紹介。童謡「春が来た」で「た」を抜いて歌うことを提案して全体で合唱したが、時折会場から「た」を歌う声が聞こえて笑いが起こった。  JA鳥取中央に所属している川上さんは、鳥取の四季の映像を交えながら母県の農業の近況について語った。同県産のスイカはドバイに出荷したこともあるそうだ。  また、東日本大震災後の農家の実情も紹介。「『家もトラクターも土地もないが、イチゴを作りたいという熱意はある』と熱い思いを持っていた」(川上さん)。聴講した県人会員らは真剣な表情で聞き入っていた。映像が終わり「鳥取は第2の古里。人とのつながりが密で、今仕事ができることを誇りに思っている」とあいさつすると、大きな拍手が起こった。  約2週間の研修を終えた両氏は帰国直前、本橋会長と末永正副会長の案内で本紙を訪れた。山尾さんは、「言葉が通じなくても音楽でつながれることを再確認できた」と感想を語り、「日本の子どもたちにブラジルの様子を伝えたい。また、ブラジルの音楽を背景も含めて勉強して、日伯関係を深められれば」と抱負を述べた。  川上さんは訪れた各地で農業現場を見学した。「鳥取中部で40~50人でやる規模の仕事を1人でこなす人がいた。鳥取の土は黒くて肥沃だが、こっちは赤くて栄養分が欠乏していた」と日本とブラジルの違いを指摘。「農業は人と人とのつながりで成り立つ。1日1カ所では時間が少なかった」と名残惜しい様子も見せた。  本橋会長は「2人がピラール・ド・スルを訪れた翌日、『次回はぜひ1カ月以上滞在して下さい』と連絡があった。県人会としてうれしい」と喜びを語り、2人の帰国を惜しんでいた。 2013年3月2日付
ニッケイ新聞 2013年2月28日  1期2年を務めた与那嶺真次氏にかわり、田場ジョルジ氏(74、二世)が24日の総会で沖縄県人会の新たな会長に就任した。全伯にある44支部、約5千会員を束ねる。  聖市イピランガ区で不動産業を経営する。聖市議(二期、1996~04年)として市政に取り組み、県人会ではスポーツ分野を中心に約30年理事を務めてきた。 与那嶺前会長も「在任期間は現役理事で一番長く、会員からの信頼も厚い」と太鼓判を押す。  事業を興すさい、親身に手伝ってくれた新城清栄さん(故人)が当時、イピランガ支部長。恩義を感じ入会した。弁護士資格を持つため、ポ語の法的書類の整理を手伝うことから関わった。 「一世たちとの会議を通じて、日本語が会話には不自由しなくなるなど、県人会は私の人生を豊かにしてくれた。その恩返しをしたい」。穏やかな物腰のなかに強い思いをにじませた。 写真=握手を交わす与那嶺、田場さん
ニッケイ新聞 2013年2月28日  約2週間前、聖州コチア市日本庭園内から、下元健吉氏の胸像が盗まれていたことが、コチア青年連絡協議会の村田重幸会長の報告で分かった。同胸像は、2007年に盗難に遭ったのを市が作り直し、再度設置したもの。付近にはマノエル・カルロス・フェラース・デ・アルメイダ理事長の胸像も置かれていたが、無事だった。市は、同公園には24時間体制の警備員がいるとしているが、1月には敷地内の茶室(カーザ・デ・シャー)が火事に遭うなど(2月5日付本紙詳報)その効果も疑問視されていた。村田会長は「公園には塀もあるが、低くてすぐに乗り越えられる。警備員を増やしても、いたちごっこになるだけかも」と無念そうに話した。  同公園は、同市と高知県いの町の友好都市提携を記念し、移民80周年(1988年)に開設されたもので、聖州コチア市のラポーゾ・タヴァレス街道沿いにある。管理は市が行っている。 下元氏は、南米最大の農協であるコチア産組の創立者。第2次大戦中に、理事長として同産組を政府の接収から守ったフェラース氏と共に、日系農業界の象徴的存在だ。コチア青年らは毎年9月の慰霊ミサ後、胸像に献花をしていた。 盗難防止のため、関係者らは「像はプラスチック製」と周囲に話していたが、実際は銅製で約30キロあり、金属製の心棒とねじで台座に固定されていたようだ。しかし何者かによって胸像だけが持ち去られ、台座と心棒だけが残された。今のところ目撃情報はないという。 銅像は、コチア旧友会が再度作り直してもらうよう市に依頼しており、現在は返事待ちの状態。前回使った型が残っているかは不明だが、同市にある聖州立ケンキチ・シモモト学校に同じ胸像がもう1体あるため、採型に問題はない。 なお、火事でほぼ全焼した茶室に関しては「再建の方向で考えているが、まだ煮詰まっていない段階」だという。
ニッケイ新聞 2013年2月27日  野村流音楽協会ブラジル支部など5団体が共催する『第8回さんしんの日』が3月3日午後1時から、聖市リベルダーデ区の沖縄県人会館大ホール(Rua Tomas de Lima, 72)で行われる。  沖縄県で毎年3月4日に開かれている同名の琉球芸能祭にならって2006年に始まった。  三線のほか、筝曲や太鼓、エイサーなどの琉球芸能が、各芸能グループから集まった約300人によって披露される。  実行委員長を務める知念直義さんは「沖縄の芸能が勢揃いする数少ないなのでぜひ」と来場を呼びかけた。  入場は無料だが、会館改修工事の協力券(10レアル、抽選券付)の購入を呼びかける。  問い合わせは同県人会(11・3106・8823)まで。