ニッケイ新聞 2013年3月29日 県連主催「第16回日本祭り」開催期間中の7月19日に予定されている「ブラジル日本戦後移住60周年祭」(川合昭実行委員長)の進捗を説明する記者会見が27日、聖市の宮城県人会館で行われた。川合氏、中沢宏一副実行委員長、県連内に設置した委員会の原島義弘副委員長ら関係者9人が出席し、特に「全伯的な祭典」をめざし、地方の参加を募りたい旨が強調された。ブラジルニッポン移住者協会の小山昭朗会長は「4万人の戦後移民は各地に散らばっている。地方から意見を出してもらいたいし、各地で60周年の祭典の実施を勧めたい」と呼びかけた。詳細は、HP(www.sengoiju60.org.br)で公開されている。 「4カ月ほど検討してだいたいの方向性が定まった。式典の内容は6割が決まった」と冒頭であいさつした川合氏は、日本側には安倍晋三首相、麻生太郎副総理、衆参両院議長らに宛てて14通の招待状をすでに出しており、伯国側には5月末をめどに、政治家や経済界の要人など約150人に送付すると説明した。 予算は28万レ(内訳は助成金16万レ、広告料金6万レ、寄付6万レ)。そこから記念誌には16万レ、式典には6万レ、日本祭りでのブース設置に2万レの支出を見込む。寄付金の集金はこれからだという。 式典のメインである「日伯友好の証人の表彰」の対象者の人選は、今後各地域から情報を集め、実行委員会で決定される。 その他関連事業としてゴルフ大会、シンポジウム、桜祭り、宮城県人会60周年で来伯する宮城県副知事の講演、植樹などが予定されている。 記念誌は日ポ両語で来年6月に刊行を予定 戦後移住60周年記念誌「日伯友好の掛橋」(中沢宏一編纂委員長)は来年6月の発刊、日本祭りでの配布を目指す。 中沢氏は「各分野での戦後移民の活躍を調査し、その功績を顕彰する」という基本理念のもと、「図書館や大学にも寄贈できるような、質の高いものに」と話す。 記念誌に盛り込む「各地域の日本祭り」に関する調査のため、地方日系団体には協力を要請する旨のメールを出し、式典への招待状も発送する予定だという。 日本語で1千部、ポ語翻訳版は2千部を発行予定。頁数は日語版で360ページに及ぶ重厚なものとなる。川合委員長は「50年誌は通過点。内容が全く異なる、総括的なものにしたい」との方向性を示した。 編纂委員には34人が名を連ね、戦後移民が関わった当地の大事業(イタイプー発電所、ブラジリア遷都等)、日伯共同プロジェクト(セラード開発、南部のりんご栽培等)、日本進出企業、各地の日本祭りの現状、文化、農業など17項目に分け、それぞれを2、3人が担当する。 コラム【大耳少耳】 「戦後移住60周年記念祭」の委員会の組織構造がわかりにくい。この事業の主催が県連なのか実行委員会なのか、当初からよくわからなかったが、記者会見では最初に「県連主催の」という発言があったので県連主催のようだ。ただ、配布された組織図をみると、一番上にある「県連委員会」の委員長は園田昭憲県連会長、実行委員長は川合昭氏となっている。どちらにしても、責任の所在がどこにあるのかきちんとしておかなければ、何か問題があったときに揉めるのでは…。
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ニッケイ新聞 2013年3月29日 大阪なにわ会(下平尾哲男会長)による「第74回慈善バザー」が7日午前9時から、聖市の同会館(Rua Domingos de Moraes,1581、メトロのビラ・マリアーナ駅近く)で開かれる。 婦人部の手芸品、中古衣料品、協賛業者の出店があり、食堂では寿司、なにわうどん、おはぎ、天ぷら、お汁粉、パステルなどが楽しめる。 問い合わせは同会(11・5549・7226)。
ニッケイ新聞 2013年3月29日 ブラジル鹿児島実習生(8期)の鮫島由里穂さん(26)が、サンパウロ新聞で2年間の記者実習を終え、来週帰国するにあたり本紙に挨拶に訪れた。 研修期間は2011年4月~今月末まで。通常の研修期間は1年間だが、「もっとブラジルを知りたい」と延長した。 本が大好きで、日本では図書館の職員として書庫の整理に携わった。初めての記者経験を振り返り、「自分の仕事が目に見える形で残ったことが嬉しい」と充実感をにじませ、「これだけの日系社会がある国は他にない。移住地の日本祭りの勢いもすごかった」と感嘆した様子で語った。 日系社会の存在や気候など、当地の様々な面に魅力を感じたという。「もう一度ビザが取れれば帰って来たい」と笑顔を見せた。
大阪なにわ会(下平尾哲男会長)は、4月7日午前9時から午後5時まで聖市ビラ・マリアーナ区の同会館(Rua Domingos de Morais, 1581)で第74回慈善バザーを開催する。 当日は、同会婦人部員が作るなにわうどん、すし、天ぷらなどの日本食のほか、手芸品の販売、中古衣料品などが販売される。 本紙を訪れた婦人部の松原信子さんは「婦人部が作る心のこもった日本食をぜひ食べに来て下さい」と来場を呼びかけた。入場無料。問い合わせは同会(電話11・5549・7226)まで。 2013年3月29日付
ニッケイ新聞 2013年3月28日 ブラジル日本戦後移住60周年記念祭実行委員会(川合昭委員長)が4月28日、モジ市パラダイス・ゴルフ・クラブ(Rod. Engenheiro Candido do Rego Chaves, km 50, N 45000, Jundiapeba)で『戦後移住60周年記念交流ゴルフ大会』を実施するにあたり、参加者を募集している。 参加費は男子250レアル、女子200レ、申し込み締切り4月21日。 記念式典を行う「戦後移住60周年記念祭実行委員会」とは別組織で、県連が事業主体。戦後移民の中にゴルフ愛好者が多いことから実施が決まった。在聖総領事館、ブラジル日系ゴルフ連盟、同クラブの後援。 ストロークプレイ、18ホール。同連盟に登録されたインデックス(ハンディ)に応じて男子A、B、女子に組分けされ、福嶌総領事杯、県連杯をかけてプレーする。参加予定約100人。 必要事項を記入した申し込み用紙に参加費の支払い証明書を添付し、県連の伊藤さんもしくは松本さんまで郵送、FAXかメールで送付する。 案内のため来社した園田昭憲・県連会長と近沢宗貴・同連盟理事長は「ゴルフ愛好者はふるってご参加ください」と呼びかけている。...
【既報関連】鳥取県人会(本橋幹久会長)コーラス部は20日、サンパウロ市ミランドーポリス区の同会館でNHKの企画に応募するための映像を撮影した。 コーラス部が応募する企画は、NHKが公募している「100万人の花は咲く」。同企画では復興支援ソング「花は咲く」を歌っている映像を募集している。NHKのウェブサイトによると、寄せられた映像は編集後、一部がテレビで放映される。コーラス部は「NHKに出よう」と約1カ月間から練習に励んでいた。 当日は、舞台に「ガンバロウ日本」とメッセージが書かれた横断幕が掲げられたほか、部員らは水色に鳥取県の県章が描かれたそろいのガウンを着用。ガーベラの花を持ち、気持ちを込めて歌い上げた。 撮影は鳥取県の研修生として日本に渡り、カメラマンの勉強をした経験がある荒木アレシャンドレさん(31、3世)が担当。約1時間の撮影中、荒木さんは留学から帰国したばかりの西坂エジオゴ健治さん(25、3世)と共に照明を調節したり、ひな壇の高さを変えたりしながら、より良い作品作りに取り組んだ。 2013年3月28日付
30日(土曜日)◎1973年3月27日サントス港着の移民船「にっぽん丸」の同船者会は、午前10時からサンパウロ市(聖市)リベルダーデ区のブラジル熟年クラブ連合会会館(旧老ク連、Rua Dr. Siqueira Campos, 134)で。◎作品展覧会「浮世絵ヒーローズ」は、午前10時から聖市ジャルジン・パウリスタ区の間部ジョー芸術文化ギャラリー(Av. Brigadeiro Luiz Antonio, 4225)で。◎丑年会の親睦会は、午前11時から聖市リベルダーデ区の東洋会館(Av. Liberdade, 365)で。◎ブラジル龍馬会の3月度例会は、午後2時から聖市リベルダーデ区の龍馬会事務所(Largo da Polvora, 96 Quarto 4)で。 ...
群馬県人会婦人部(小林英子部長)は平均年齢80過ぎと、ほかの日系団体同様高齢化が進んでいる。80歳未満は小林部長(65、鹿児島)を含め2人だけだという。 同婦人部は毎月第2木曜日に「お茶飲み会」を開き交友を深めている。2月は新年会と称して行われ、持ち寄りの手料理が並んだ。3カ月に1度は誕生会も兼ねて行われ、ケーキを囲み誕生日を祝う。 婦人部最高齢の丸山静子さん(91、岐阜)の夫・友角(ともかど)さん(故人)は、県人会の設立に尽力した一人。静子さんによると、婦人部設立のきっかけ作りをした人でもある。 静子さんによると、県人会創立当初の会員は男性のみ。「酒を飲んで歌って」活動していた。その現状を見た友角さんが「女の人も集まるように」と提案。それを機に婦人部が発足したそうだ。 友角さんは1993年に他界したが、静子さんはその後も県人会や婦人部の活動に参加している。静子さんの娘が企画した90歳を祝うフェスタには婦人部の仲間が訪れるなど、部の活動を超えた友情がはぐくまれている。 婦人部は「お茶飲み会」を開くほか、有志で遠方に出かけることもある。2月の新年会では、ある部員の息子が所有する別荘へ行くことが提案。「泊まると疲れるのなら日帰りにしますか? だんなさんも来ていいですよ」という小林部長の声掛けがあり、ものの数分で7人が日帰り旅行に参加することが決まった。 同婦人部は、小林部長を筆頭に群馬県外の出身者が多数在籍している。大半は夫が群馬にゆかりがあることから県人会に参加し、活動を続ける人だ。「○○(自身の母県の県人会)は知らないし、ずっと群馬で来ているから行けない」という声もあるが、「主人がずっと長くやっていたから」と会への強い思いがそうさせている人も少なくない。家族ぐるみで参加できる県人会の基盤を作った静子さんの夫・友角さんの思いは、今も引き継がれている。 2013年3月27日付
戦後移住60周年を記念した交流ゴルフ大会が、4月28日午前7時半からモジ・ダス・クルーゼス市のパラダイス・ゴルフ・クラブ(Rod. Engenheiro Candido do Rego Chaves, Km 50, 45000, Jundiapeba)で開催される。 戦後移住60周年記念祭典実行委員会主催、県連、ブラジル日系ゴルフ連盟、パラダイス・ゴルフ・クラブの後援。当日は、男子A(ハンディキャップ・インデックス18.8まで)、男子B(同18.9~29.8)、女子(同29.8まで)のカテゴリー別で実施。男子Aは「福嶌教輝在サンパウロ総領事杯」、男子Bと女子は「県連杯」として行われ、それぞれ副賞がある。 案内に来社した園田昭憲県連会長、近沢宗貴ブラジル日系ゴルフ連盟理事長は「戦後移民だけでなく、戦前移民の方にも参加していただき、交流を深めたい」とし、当日は約100人の参加者を見込んでいる。参加料は男子250レアル、女子200レアル。申し込み締め切りは4月21日まで。 申し込みはアルジャー・ゴルフクラブ(電話11・4655・2727)、PLゴルフクラブ(同4655・2622)、グァラピランガ・ゴルフクラブ(同5922・1000)まで。問い合わせは県連事務局(電話11・3277・8569)へ。 2013年3月26日付
有効投票数は119減少文協への関心薄くなる一方か ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)の第54回定期総会が23日、予定(午前9時、第2次招集)より30分遅い午前9時半からサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル2階貴賓室で開かれ、評議員選挙により新評議員50人と補充評議員25人の計75人が決定した(左表、敬称略)。任期は2017年3月までの4年間。事前の郵便による投票とこの日の直接投票により、有効投票数は534票と2年前の653票から119票も少なかった。 総会では、議長に松尾治氏、書記に花城アナクレット氏が選出。先亡会員と東日本大震災犠牲者への黙とうに続き、木多喜八郎会長があいさつした。 大原毅選挙管理委員長の発表によると、22日午後6時で締め切られた郵便及び持参された投票用紙は527票。23日の直接投票数が21票で、全体の無効票が14票。計534票が有効投票数となった。また、投票数が同数の場合は、会員歴の長い人、年長者である人が上位になることが選管から説明された。 総会の出席者は、委任状(19人)を含めて70人。23日現在の文協会員数は2335人で、投票権のある会費納入者は約1200人と少なく、有効投票率は4割強となっている。 午前10時に開始された開票作業は選管委員たちが行い、その後、文協事務局で職員とボランティアたちが投票データを打ち込んだ。午後1時に結果が発表され、左表の75人が決定した。 大原選管委員長は前回より少なかった有効投票数について、「会員数はそれ程変わっていないのに、文協に対する関心が薄くなってきているのでは」と話していた。 ◆木多会長、第三者取り込み示唆も 木多会長は、21日の発表で小川派のシャッパ融合案を退けたことについて、「私個人の意見でなく、GAS(現体制支持グループ)での話し合いで決めたこと」とし、「意見が違っても理事会で決まったことは、やっていかなければならない」と述べた。 また、「任期中に何もしていない」「地方団体を重視していない」との声があることには、「国士舘センターの整備は少しずつ行っているし、何もしていないわけではない。文協ルーラル(農村会議)はこれまでにパウリスタ、ノロエステ、ソロカバナの各地域で行っており、今年はスドエステ(聖南西)でやってほしいと提案したが、(聖南西文化体育連盟の)山村(敏明)さんには『今年はレジストロ地域が100周年事業で忙しいため、できない』と断られた。(7月の)文協桜祭りもスドエステでやってほしいと言っている。一番大切なことは各イベントを大きくしていくこと」と述べ、反論した。 さらに、4月27日の理事会選挙に向けて、GASのシャッパに新たな人材を入れる可能性については「シャッパ・ウニカ(単一シャッパ)であることが前提」とした上で、「自分たちと協力してやってくれる人なら1世にも入ってほしい」と第三者を取り込むことも示唆した。 2013年3月26日付
熊本県文化交流協会は2月24日に行われた定期総会で、田呂丸(たろまる)哲次氏(67、3世)が新会長に就任した。14日、本紙を訪れた田呂丸氏と前会長の小山田祥雄氏(65、2世)が、新役員報告のため本紙を訪れた。 同県人会にとって初の3世会長となる田呂丸氏。「ブラジル社会に入り込んだ協会づくりを行いたい」と抱負を述べた。具体的には「ただのコロニアの親睦会で終らせるのではなく、若い人に利用してもらえる魅力ある協会を目指したい」と意気込みを語った。 5年間の会長職を退いた小山田氏は会長職を通じて「熊本移民の力を感じた」という。「母県を訪問した際は、市長や知事が大歓迎してくれた。また母県日伯協会の存在もいまだに大きい」と振り返った。今後小山田氏は相談役、また55周年記念式典実行委員長として携わる。 今年度は通例行事のほか、11月10日に55周年記念式典を開催。また母県と農業交流を目的とした催しを計画している。新役員は次の通り(敬称略)。 名誉会長=嶋田秀生。 名誉顧問=柳森優。 会長=田呂丸哲次。 副会長=宮倉秀光、宮原ジョルジ、清原賢治、安武誠、明石照久。 理事長=日下野良武。書記=赤木数成、同第2=坂本マリナ、同第3=阿部秀世。会計=松本ワルテル、同第2=川田としお。 監査=山崎賢治、寒野まさる、山口静人。 補充監査=高木満、三浦しげよし、高原スエリ・マリ。 相談役=小原あきら、長瀬隆、嶋田秀生、池崎文雄、高木ラウル、小山田祥雄、魚野常弘。 2013年3月23日付
ニッケイ新聞 2013年3月22日 新潟県人会が10日に定期総会を開き、長年婦人部長を務めていた朝妻エレナ秀子さん(73)が、同会初の二世かつ女性会長に就任した。また、昨年度の収支が5年ぶりに黒字に転じたという朗報もあった。 報告に来社した南雲良治前会長によれば、「朝妻さんは、ずっと県人会の中心となってくれた」縁の下の力持ち。母は創立会員で、長年会計を務め、県人会の基礎を築いたという。日本語が不得手なことで会長職を拒んできたが、南雲前会長が「日本語が必要な県庁との連絡は自分がやる。二世の若者を呼び込むためには二世会長が必要」と説得した。 朝妻さんは本紙の取材に対し、「今とても会員が少ないし、田舎に住んでいて来られない人も多い。もっと二世の若者を呼ぶ取り組みをしていきたい」と抱負を語った。滞納している会費の徴収を進めているほか、フェイジョアーダ祭りなど新たなイベントも企画中という。 昨年度の収支は、収入が7万2831・03レアル、支出が6万5583・37レで7247・66レを今年に繰越した。 多くの県人会が大きな収入を見込む日本祭りでは、同県人会は例年白餅や笹団子を販売してきたが、ブースも活用しきれず利益もわずか。昨年、ヤキソバなど若者が率先し昨年メニューに加えたところ、5年ぶりの黒字を実現した。 南雲前会長は会計状況の好転を喜ぶと共に、「若者の参加も県人会としてはとても嬉しいこと」と話した。新役員は次の通り(敬称略)。 【会長】朝妻エレナ秀子【副会長】南雲良治(第一)、樋口香(第二)【書記】渡辺達夫(第一、日語)、西谷・池田澄子(第二、ポ語)【会計】渡辺達夫(第一)、南雲良治(第二)【渉外】高橋カルロス功治【文化担当】金子太郎、破入マルコス、星子・南雲初江【正監査】星子聖一、水本・南雲法子。
ニッケイ新聞 2013年3月20日 東日本大震災が引き起こした福島第一原発事故の風評被害の払拭を目指し、昨月5日から4日間、福島県内で初の「在外県人会サミット」が開かれた。ブラジル、ペルー、アルゼンチン等南米諸国、北米や中国など世界9カ国から19の県人会関係者が一堂に会し、被災地の復興状況等を視察し、意見交換会を行った。ブラジルを代表しサミットに出席した曽我部威事務局長と、今年会長に就任した永山八郎さんが来社し、報告を行った。世界の福島県人会間の連携を強めようと、「ワールド福島県人会」も設立。母県の状況を世界に発信すると共に、2年おきにサミットを開催し支援策を検討する。各国の県人会が手を携え、母県の復興に向けて動き出した格好だ。 知事公館で行われたサミットには代表者約20人が集い、「各国で県の正しい現状や取り組みを発信し、県への来訪者増加につなげるべき」など風評被害対策について意見を述べ合った。 当地代表として出席した曽我部さんは、県産品の国外進出を風評被害打破の一手と考え、「福島の食文化を世界に知らせるべき。ラーメンや地酒販売、県物産の将来的な進出を考え、ブラジルで福島をアピールしてほしい」と提言した。 ブラジル福島県人会では約2年前から喜多方市の協力を得て「喜多方ラーメン祭り」を開催するなど、母県の食文化を伝える取り組みを行っている。 曽我部さんは「被害が大きすぎて復興はまだまだ。政府の支援も末端まで行き届いていないのが現状だが、将来に大きな希望を持てるサミットになった」と充実した表情で語り、震災後一時中断されていた短期研修生制度の、2014年以降の再会が決まったことも併せて報告した。 永山会長も、「毎日のように『ワールド福島県人会』からニュースが入ってくる。祖国を何らかの形でお手伝いできれば」と話した。 コラム【大耳少耳】 「福島県の食文化を世界に」と張り切る曽我部威さん。「在外県人会サミット」出席後は喜多方市役所を訪れ、市長や会津喜多方商工会議所副会頭、大和川酒造の佐藤弥右衛門・9代目蔵元、五十嵐製麺の五十嵐隆代表取締役らと会合した。「ブラジルには必ずラーメンの時代が来る。まずは視察に」と呼びかけたところ、早速佐藤、五十嵐両氏が今年の日本祭り参加を申し出、市も引き続き支援を表明。今年の日本祭りの「喜多方ラーメン」には期待が集まりそう。
ニッケイ新聞 2013年3月19日 ブラジル熊本県人会は2月24日に定期総会を開催し、5年間会長を務めてきた小山田(おやまだ)祥雄さん(65、コルネリオ・プロコピオ出身、二世)が退き、10年以上も副会長として支えてきた田呂丸哲次さん(67、ポンペイア生まれ、二世)が新会長に就任し、挨拶に来社した。 08年4月に現職のまま病死した福田康雄会長の後を受け、急きょ昇格した小山田さんだったが、08年の県人会50周年という節目の式典をしっかりと仕切った。母県からは県知事を筆頭に140人の慶祝団が駆けつけ、州議会で式典をした。11年4月には九州新幹線開通式に120人の慶祝団と連れて行く予定だったが、3・11大震災の影響で延期され、同年9月に60人と規模を縮小して訪れた。 小山田さんは「5年間、とても良い経験をさせてもらった。これも会員、役員、婦人部のおかげ。婦人部の活躍抜きには県人会はありえない」と感謝した。田呂丸新会長も「母県とのつながりを大事にし、みなが親睦できる場であり続け、ブラジル社会にも貢献できる何かをしていきたい」との抱負を語った。
日本から約1000人が参加予定 【福岡発・吉永拓哉福岡支局長】明るい豊かな社会の実現をモットーとする青年経済人らの世界組織・国際青年会議所(JCI)の世界会議が、今年11月4日から5日間にわたりリオ市で開催される。JCIは112カ国に17万人以上の会員がいる。そのうち日本青年会議所(日本JC)には約3万6000人が所属。同大会には日本JCから1000人以上の会員らが訪伯すると予想され、主管するブラジル青年会議所をはじめ各国の青年会議所と各種フォーラムやイベントを通じて国際交流を深め合う。 米国セントルイス市にあるJCI本部。ここで2004年から事務総長を務めている日系ブラジル人の児玉エジソンさんは、役職の任期を迎える今年、母国ブラジルで念願のJCI世界会議を開催することになった。現在、日本JCと連携しながら大会準備を進めている。 2月には祖母の故郷・福岡県を訪れ、福岡青年会議所(福岡JC)の周年式典で「リオ大会に参加して下さい」と呼び掛けた。このように事務総長は自ら世界各地の青年会議所に足を運び、案内活動に励んでいる。 JCIは戦後間もない1944年に発足し、日本JCはその5年後に創立した。日本JCの傘下には全国約700の青年会議所があり、各地域の青年会議所で「まちづくり、ひとづくり」などの社会運動を進める。 また、日本JCの歴代会頭には、日伯議員連盟会長を務める麻生太郎衆議(財務相)や裏千家の千宗室前家元など、ブラジルと縁の深い人物もいる。 ブラジルにおいても各都市に青年会議所があり、サンパウロ青年会議所(伯日JC)は日系人を中心に構成されている。ひところは1世の会員も多かった。 今年11月のリオ大会には、日本から1000人以上の青年会議所会員が参加すると予想される。過去には盛和塾などが経済人によるブラジル大会を催したが、日本から40歳までの青年経済人たちがブラジルに集結するのは珍しい。 今年に入り日本各地の青年会議所では、リオ大会の話題でにぎわっている。児玉JCI事務総長と親しい福岡JCの田川幸平理事長(38)は、「世界で一番遠いブラジルまで行く良い機会。多くの会員を連れて参加したい」と訪伯を楽しみにしている。 リオ大会の前後は、日本から参加する会員たちがブラジル観光などへ出掛けるとみられる。日本JCは、国家を支える多くの企業経営者や政治家らを輩出してきた。コロニアでも各都道府県人会がこの機会に郷土からやって来る青年会議所会員たちを迎え入れ、県人会青年部たちと交流の場を設けることも可能となる。早いうちから伯日JCなどと連携を図ったほうが良さそうだ。 2013年3月22日付
23日(土曜日)◎松柏・大志万学園の運動会は、午前8時からジアデーマ市セントロ区の沖縄文化センター競技広場(Av. 7 de Setembro, 1670)で。◎作品展覧会「浮世絵ヒーローズ」は、午前10時からサンパウロ市(聖市)ジャルジン・パウリスタ区の間部ジョー芸術文化ギャラリー(Av. Brigadeiro Luiz Antonio, 4225)で。◎名画友の会は、午後0時15分から聖市リベルダーデ区の熟年クラブ連合会(旧老ク連、Rua Dr. Siqueira Campos, 134)で。◎ポルトガル語版「枕草子」の出版記念会は、午前11時から聖市ベラ・ビスタ区の書店マルチンス・フォンテス(Av. Paulista, 509)で。 24日(日曜日)◎そろばん講習会は、午前10時から聖市ビラ・マリアーナ区の日本語センター(Rua...
新潟県人会は10日、2013年度定期総会を開き、役員改選で初の2世の女性会長が誕生した。また、12年度会計報告では、収入7万2831・03レアル、支出6万5583・37レアルで7247・66レアルが次年度に繰り越され、5年ぶりの黒字になったという。新役員は次の通り(敬称略)。 会長=朝妻エレナ秀子。 第1副会長=南雲良治。第2副会長=樋口香。 第1書記=渡辺達夫(日語)。第2書記=西谷池田澄子(ポ語)。 第1会計=渡辺達夫。第2会計=南雲良治。 渉外=高橋カルロス。 文化担当=金子太郎、破入マルコス、星子南雲初江。 監査=星子聖一、水本南雲法子。 2013年3月21日付
日本館修復調査のために13日から来伯している中島工務店代表取締役である中島紀于(のりお)氏(69、岐阜)の歓迎会が、岐阜県人会(山田彦次会長)の主催により16日午後7時からサンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパレスホテル地下レストランで行われ、県人会員ら約20人が出席した。 歓迎会では山田会長があいさつ。中島社長がこれまでに何度も来伯し、義侠心で日本館を修復してきたことに触れ、「同じ岐阜出身の人間として誇りに思う」と褒めたたえた。その一方で、文協をはじめとする日系社会から中島さんに何の恩返しも行っていないことも指摘し、勲章の授与実現などに県人会として協力していく姿勢を示した。 引き続きあいさつに立った中島さんは、移民80周年と90周年に続いて今年の移民105周年にたまたま日本館の修復のために来伯したことを説明。「岐阜県人会のお手伝いもしたいと思いますが、日本で仕事をやっているのでなかなかできていません。しかし、県人会員の皆様とは今後も長いお付き合いをさせていただき、私にできることは何でも言ってほしい」と述べ、出席者一人一人の連絡先を聞きながら、年間2万部を刷っているという自社のカレンダーを郵送することなどを約束していた。 県人会員の伊藤薫さんが乾杯の音頭を取り、夕食を取りながらの歓談後は出席者全員で記念撮影を行うなど、交流を深めた。 2013年3月21日付
サンパウロ州ミランドポリス管内の第2アリアンサ鳥取村(赤羽大作自治会長)は9日、同自治会館でうどん会を開いた。近隣住民ら約150人が同会を訪れ、うどんに舌鼓を打っていた。 当地のうどん会は約30年間続いているが、今も昔と変わらぬ婦人会のベテラーナたちが料理に腕を振るっているため、昔ながらの味が変わらず守り続けられている。赤羽会長によると「第2アリアンサのうどんは味が良い」と常連の客も多いという。 麺は細めで歯切れ良く、スープはしょうゆベースに鶏ガラのだしが効いてとても濃厚な味わいだ。具はチャーシュー、ねぎ、錦糸卵などで、日本で言えば「沖縄そば」に近い。 この日、フォルモーザから来た2世の寺島博さんは、「ここのうどんはいつもおいしいので、来れる時はできる限り来ている。今日もとてもおいしい」と、麺をすすりながら顔をほころばせていた。 ◆アラサツーバでもうどん会 アラサツーバ仏教会(久保田喜三会長)、仏教婦人会(仁熊節子会長)も9、10両日、サンパウロ州アラサツーバ市のアラサツーバ東本願寺でうどん会を開いた。 こちらのうどん会では、1日当たり約600杯のうどんを作っていた。見た目は第2アリアンサのうどんと似ているが、手打ち麺の歯ごたえに特徴があり近所でも評判だという。そのほか、同じ麺を用いたブラジルでは珍しいあんかけ焼きそばやマンジョッカを使った大きな揚げたてコシーニャなども売り出され、会場には多くの非日系人も交じえた長い列ができていた。 自身もうどん作りに精を出していた久保田会長は、「皆さんにおいしいと喜んでもらい、これ以上の喜びはない」と大汗を拭いながら笑顔で語った。また、東本願寺へうどんを食べに訪れた日本人の中沢夏樹さんは「日本には無いうどんの味。麺にコシがあり、とてもおいしい」と満面の笑みを浮かべていた。 2013年3月21日付
【福岡発・吉永拓哉福岡支局長】今月帰国する平成24年度福岡移住者子弟留学生の留学証書授与式が9日、福岡市内の西鉄グランドホテルで行われ、関係者ら50人が出席した。 はじめに同授与式を主催した(財)福岡県国際交流センターの新宮松比古理事長があいさつし、「これから母国のため、日本のために頑張ってほしい」と留学生らを激励した。 続いて1年間の留学期間を終える留学生10人が登壇し、新宮理事長からそれぞれ留学生証書を手渡された。留学成果報告では、日系3世の稲田美穂さん(パラー州トメアスー市)が「九州大学医学部で看護の勉強に励んだ。ブラジルに戻れば看護の仕事をしながら産科を学びたい」と発表。 また、日系3世の樋口優一さん(サンパウロ州カンピーナス市)は「ブラジルで習っていた和太鼓を本場日本でたたくことができた。人生で初めて雪を見て感動した」と1年を振り返り、「これから教育者になって頑張りたい」と帰国後の意気込みを語った。授与式の後は送別会が行われ、留学生たちを世話した福岡県海外移住家族会らが新たな旅立ちを祝った。 2013年3月16日付
