07/03/2026

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ニッケイ新聞 2009年12月9日付け 筝曲の演奏・普及に努める「宮城会」(小倉祐子会長、1951年結成)は、11月にペルー・リマ市の日秘会館であった『第37回日本文化週間』で演奏を行った。同会の国外公演は初。同週間は、シンポジウムや茶道や武道のデモンストレーションなどが行われる日秘協会恒例の文化イベント。今年はペルー日本人移民110周年にあたることから、約3週間にわたり開催された。小倉会長と今回のイベントの責任者、長瀬令子さんが報告のため、来社した7日夜に行われた演奏会では、「八段」「光る海」「風三章」などに加え、ペルー民謡「コンドルは飛んでゆく」を現地の演奏家とともに披露した。第2部では、地元コーラスグループと合奏。約1千人が訪れた会場からは、大きな拍手が送られた。公演後には、同会役員らによる歓迎会が開かれ、「大変歓迎してもらった」と二人は声を揃える。約50人がセビーチェなどペルーの伝統料理を楽しんだという。一行は6日にリマ入りし、公演後は、空中都市マチュピチュなども訪れた。長瀬さんは、「記念すべき110周年事業に参加できて嬉しい。これからも交流が続いていけば」と期待を表した。小倉会長は、「練習風景を見に来られる方もいた。『懐かしかった』と声を掛けられ嬉しかった」と笑顔を見せていた。
ニッケイ新聞 2009年12月9日付け リベルダーデの師走の風物詩「第41回東洋祭り」が5、6の両日、リベルダーデ広場一帯で今年も盛大に開催された。リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)の主催。週末の東洋市も重なり2日間で約8万人(主催者発表)が訪れた。踊りやダンス、太鼓や歌が中心に披露され、来場者は思い思いに楽しんでいた。また、大阪橋近辺では日本食の屋台も出され、舌鼓を打つ多くの姿が見られた。 5日に同広場に設けられた舞台で開かれた開会式には、大部一秋在聖総領事夫妻、南洋行サンベルナルド・ド・カンポ市議、与儀昭雄県連会長、菊地義治援協副会長、山下譲二文協副会長、ブラジル日系協会の京野吉男会長ら来賓25人が出席した。リベルダーデ商工会ラジオ体操部の50人が揃いのTシャツを着て行進しながら堂々と入場。1999年に制定された国民的体操「みんなの体操」や、お馴染みラジオ体操第一、第二を実演し、祭りは幕を開けた。続いて、ブラジル健康表現体操協会の会員150人が色とりどりのTシャツを着て健康体操を行った。ガルボン・ブエノ通りの鳥居前では、南米大神宮の逢坂和男宮司による神事が行われ、祭りの成功を祈願した。その他、ひまわり太鼓やレプレーザ連の阿波踊り、花柳流金龍会による舞踊、鳥取県人会による傘踊りも披露された。日本の歌謡曲に合わせて踊る「マツリダンス」が始まると若者らが飛び入り参加し、日系や非日系人関係なく、総勢100人以上が体をリズミカルに揺らし、楽しそうに踊っていた。6日は平田ジョー、宮マウリシオさんらコロニア歌手のステージ、空手や居合道の演舞などが舞台を盛り上げた。池崎会長は「日本の国の習慣や歴史、文化などは伝え続けないといけない」と思いを述べ、「多くの人がリベルダーデを訪れてくれ、我々の催しに対する期待を感じた」と感想を述べた。ガルボン・ブエノ通り一帯は歩行者天国となり、日本食の屋台が軒を連ねた。親子3人で仲良くヤキソバを食べていたのは、コチア市から訪れたパウロ・フォガッサさん(49)とマリア夫人(30)、娘のフラビアーナさん(13)。「リベルダーデには良く来るよ」と話すパウロさんは、08年の日本移民100周年を記念し、コチア市で開催された日本祭りにも参加した。「日本の踊りは伝統があり美しい。日本文化で一番好きなのは日本食。美味しいです」と笑顔でヤキソバを頬張った。
県連(与儀昭雄会長)は、各県の郷土食の文化や作り方を紹介した「郷土食(ポ語)」をこのほど発刊。その出版記念パーティーが、1日午後6時から聖市リベルダーデ区の文協ビル2階貴賓室で行われ、約70人が出席した。 出版にあたっては、料理研究家の康本静子氏がコーディネイト、レシピを執筆し、コジロー出版が販売を担当。1500部を発行したという。 出版記念パーティーには、与儀県連会長、康本氏をはじめ、後藤猛サンパウロ総領事館領事、千坂平通JICAサンパウロ支所長、内山直明国際交流基金サンパウロ所長、松尾治100周年記念協会執行委員長、呉屋春美文協副会長、海谷英雄トメアスー文化農業振興協会会長が来賓として登壇した。 与儀会長は、ポルトガル語で日本の郷土食の書籍が発刊されたことについて、「ブラジル人や若い世代の人たちに、日本にはこれだけたくさんの郷土食があることを知ってもらいたい。大切なのは家族でこの本を見ながら実際に料理を作ってもらうこと」と述べ、康本氏をはじめ各県人会への感謝を示した。 引き続き、与儀会長から文協に100冊が贈呈。本を手渡された呉屋副会長が謝辞を述べた。 後藤領事の祝辞、鏡割りに続いて挨拶した康本氏は、「県人会は威張ってばかりで、頼りにならなかった」と苦言を呈しながらも「少しでも違った料理を味わってほしい」と日本の郷土食への思いを見せていた。 森口イナシオ援協会長の乾杯の音頭の後、記者の質問を受けた康本氏は、「一番苦労したのは、お金の面だった」と、10年ほど前から企画してきた懸案事項の実現にほっとした表情を見せながら、「レシピはブラジルの材料を使ってできる料理を選んだので、自分たちで作ってほしい」と話していた。 同書の販売はコジロー出版が行っており、近日中にホームページを開設して注文を受け付ける。1冊100レアル。詳細についての問い合わせは同出版(電話11・3277・4121)まで。 Eメール=ed.kojiro@gmail.com HPサイト=www.editorakojiro.com 写真:完成した「郷土食」の表紙 写真:杯を合わせる康本氏(中央右)たち 2009年12月8日付
沖縄県人会青壮年会(新里哲夫会長)の創立 周年記念式典が、11月29日午後3時半から聖市リベルダーデ区にある同県人会大サロンで開催され、会員や関係者など約350人のほか、沖縄県から西原篤一沖縄ブラジル協会長も来伯して出席した。 式典では、1983年に発足した青壮年会の歴史がビデオ上映され、琉球芸能継承、交流旅行や各種講演会などの活動内容が紹介された。 引き続き、新里会長をはじめ、与儀昭雄沖縄県人会長、与那嶺真次沖縄文化センター理事長、田場ジョルジ青壮年会初代会長、西原沖縄ブラジル協会会長、新垣エジソン同式典実行委員長が舞台上に登壇。それぞれに挨拶と祝辞を述べた。 新里会長は挨拶の中で、昨年は移民100周年のために行事が重なり、25周年記念式典が今年に延びたことを説明した上で、青壮年会の使命が県人会に協力し、日伯両国の文化継承に尽くしていくことだと強調。「沖縄文化を知りたいけれど、諸事情などでできない人たちに青壮年会の活動を通じて伝えたい」と述べた。 また、初代会長を務めた田場氏は、「25年前の先輩と後輩の皆さん方の『夢を実現させよう』との思いが今日につながった」とし、会員や関係者への感謝の意を示した。 さらに、今回で17回目の訪伯だという西原沖縄ブラジル協会会長は、「皆様の大きな誇りが、ブラジル社会、沖縄県人会の発展に寄与すると思います」と述べ、今後のさらなる躍進を願った。 歴代会長をはじめ、青壮年会に貢献した関係者20人に感謝状と花束が寄贈され、式典は閉会。その後、アトラクションが行われ、琉球舞踊・芸能やカラオケ・ショーなどが披露。締めくくりは、出席者全員による「炭坑節」の盆踊りとカチャーシーが行われ、約6時間におよぶイベントを終了した。 写真:式典で挨拶する新里会長(中央) 2009年12月5日付
ニッケイ新聞 2009年12月8日付け 在伯長野県人会(北澤重喜会長)は19日午前11時からリベルダーデの同会事務所(Pca. da Liberdade, 130, 9o. andar – cj. 910)で忘年会を開く。今年は11月に知事を迎えて会創立50周年を祝った同会。北澤会長、野澤今朝幸副会長、牧野恒司理事が案内に訪れ、一年の締めくくり行事への参加を呼びかけた。会費は一人10レアル。不足分は同会が負担する。参加希望者は16日までに同事務所(電話=11・3106・1268)へ申し込むこと。詳細は同会まで。
ニッケイ新聞 2009年12月5日付け ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)は6日正午から会館(R.Itajobi,54)で忘年会を開く。一品持ち寄りで、ビンゴやカラオケも行う。参加希望者は同会(電話11・3862・2540)まで。
県連(与儀昭雄会長)の11月度代表者会議が、11月26日午後4時から聖市リベルダーデ区の文協会議室で行われ、来年の第 回日本祭り、2010年度事業計画案などが検討された。 今年の第12回日本祭りについては、スポンサー1社のみがまだ入金を行っていないものの、与儀会長は「(県連としての)大きな支払いも終わり、約34万レアルの黒字は変わらない」と明言した。 坂本アウグスト第13回日本祭り実行委員長によると、来年のテーマは「伝統芸能継承」。来年は奈良県で平城遷都1300年記念式典が行われることなどを説明し、今月から各社スポンサーへの挨拶回りをしていく考えを示した。 2010年度の事業計画案では、毎年の恒例行事を記載した計画案が配布され、それ以外の必要行事の提案が促された。来年度は特に、各県人会の周年行事が目白押しとなり、7月の兵庫県人会50周年をはじめ、佐賀、奈良、岡山、福岡、富山、秋田のほか、群馬、東京、神奈川、大阪、広島、香川の 団体が記念式典などを予定している。 なお、17日午後4時からの12月度代表者会議に続いて、同日午後6時半から県連の忘年会が栃木県人会館(聖市ビラ・マリアーナ区カピトン・カバルカンテ街56番)で開かれる。会費は1人15レアル。 写真:会議に参加した各県人会代表 2009年12月3日付
生田流筝曲ブラジル宮城会(小倉祐子代表)は11月7日、ペルー日本人移民110周年を祝して、同国リマの日秘劇場で箏と三味線の演奏会を開催、好評を得た。 同25日、報告のため来社した小倉代表と同会の長瀬令子さんによると、ブラジルからは両名のほか深田久子、杉尾宣柄、矢崎幹子、石幡浄子、西沢紘子さんらが参加。ペルー在住の続木初美さんと、娘のジュリア・カオリさんをまじえて「八段」「光る海」「都おどり」など7曲を披露。アンデスの民俗音楽「コンドルは飛んでいく」では、サンポーニャと呼ばれる民族楽器(笛)とも共演した。 今回の演奏会は『第 回日本文化週間』のプログラムの一つとして開催されたもので、実現にあたっては現地に住む続木初美さんの多大な協力があったという。 去年10月に夫の仕事の都合でペルーへ転居するまでは、サンパウロの国際交流基金に勤めるかたわらブラジル宮城会に所属していたという続木さんが、ペルー日本人協会や在ペルー日本国大使館などの関係機関へブラジル宮城会の招聘を働きかけ、演奏会開催が決まった後は受け入れ準備などに奔走した。 航空会社(ラン・チリ)が「規定の大きさを超えるため箏は積めない」と言い出すなどのトラブルを乗り越えて実現した演奏会。1曲ごとに送られる拍手から「とても喜んでもらえたと感じた」という長瀬さんらは、これを機に今後も交流を続けていきたいと嬉しそうに語った。 写真:ペルーを訪問したブラジル宮城会の一行 2009年12月3日付
満3年を迎えた恒例の青葉祭り(青葉健康福祉協会主催)が5日、19日の両日午前7時からリベルダーデ区の宮城県人会会館(ファグンデス街152番)で催される。 5日は、婦人部による定番のてんぷらうどんを提供。ブラジル農協婦人部連合会(ADESC)の手作り製品を販売する他、高橋幸衛家紋研究者による日本家紋の展示即売会を実施する。 19日は、郷土料理の「はらこ飯」や「ずんだ餅」、ソースイカ入り焼きそばなどを提供し、手作りの大豆製品、有機野菜の販売、好評の小児ぜん息背骨矯正治療を行う。 1日、案内に来社した中沢宏一会長、鈴木運蔵宮城県人会副会長、玉腰豊子ADESC副会長、栖原マリーナ同指導員は、「ぜひ多くの来場を」と、呼びかけている。 写真:来場を呼びかける案内の関係者 2009年12月2日付
ニッケイ新聞 2009年12月4日付け ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)は47都道府県の郷土料理をポ語で紹介した本「郷土食」を刊行、1日文協貴賓室で出版記念祝賀会が盛大に行われ、約80人が祝った。執筆したのは日本料理研究家の康本静子さん。懇親会では康本さんらが調理した郷土食が実際に用意され、参加者は各地の郷土食に舌鼓を打っていた。康本さんは準備した料理のことについて触れ、「少しでも違った味を味わってください」と挨拶した。同書には各県4品の料理を紹介、県の歴史や文化、料理の由来も記載している。分量や作り方が事細かに説明され、全ての料理は写真付き。康本さんによれば、郷土食で、かつブラジルで調理できる料理を選んだという。日本祭りでもお馴染みの広島のお好み焼きや沖縄のサーターアンダギーも掲載、京野菜で有名な賀茂ナスに白味噌を乗せ、甘焼きにする京都の「賀茂ナスの田楽」や、薩摩芋とアンコが詰まった熊本の「いきなり団子」など全188品が紹介されている。さらに同書には、昔の生活様式が分かるように、すり鉢や臼などの調理道具や新年の儀式、お盆の様子などの写真も掲載されている。「最後の仕事かな」と笑いながら話す康本さん。日本語で理解するのは難しいので、今のうちにポ語で説明したかったという。同書は10年前から練っていた構想で、07年に出した魚の本に続いて3冊目。「日本食は少ししか知られていない」と語り、「寿司や刺身だけではない。本当の日本食は郷土食」と改めて強調した。与儀会長は「日本料理の本はほとんどが日本語。三世でも四世でも読めるものが出来て嬉しい」と語った。同書はA4版カラー、211頁。宮坂国人財団の協力で実現した。発行部数は1千500部、同書はインターネットのみでの販売。希望者はコジロー出版サイト(www.editorakojiro.com)、問い合わせは同出版(電話=11・3277・4121)まで。
ニッケイ新聞 2009年12月4日付け 「とにかくお礼が言いたかった」。〃アマゾン移民のふるさと〃トメアスー文化農業振興協会の海谷英雄会長が、日系団体の協力に感謝するために来聖した。トメアスー郡の選挙結果に問題が起き、裁判沙汰になったために、あまり公的な支援が期待できない中、9月の式典には聖市や日本からの続々と参加者が集まった。「サンパウロから300人近く、日本からも全国知事会会長代理の海老井悦子福岡県副知事、井本邦彦県副議長らにも来ていただき、本当にありがたかった」と振り返る。トメアスーの式典実行委員会には約50人が参加するが、一世は海谷会長を入れて2人だけ。「40代、50代の若い世代、特に二世と準二世が今回がんばってくれた。彼らがきっと90周年も立派にやり遂げてくれるはず」と期待をかける。「人間だからたまにぶつかることもある。でも、バトンタッチする良い機会になった。これからも皆で手を取り合ってやってほしい」。80周年の最後を飾る今月、ゲートボール大会の他に打ち上げを兼ねた忘年会も行われる。
ニッケイ新聞 2009年12月3日付け ブラジル岡山県文化協会(根岸健三会長)は13日正午から同会館(R.da Gloria,734)で忘年会を開催する。一品持ち寄りで、飲み物は同会が負担。当日はビンゴを行う。参加希望者は同会(電話=11・3207・3487)まで。
ニッケイ新聞 2009年12月3日付け 「みなさん、ありがとうございました」。汎アマゾニア日伯協会の生田勇治会長は堤剛太事務局長と共に11月16日に来社し、アマゾン入植80周年への聖市日系団体の協力を感謝した。9月の式典には、県連ふるさと巡り一行211人をはじめ、幾つかのツアーが組まれ、計250人近くが駆けつけた。「県連ふるさと巡りのみなさん、本当にありがとうございました。すごく力になってもらって嬉しい」と生田会長。9月18日のベレン式典はアマゾニア祭の一環として行われ、1万6千人の地元ブラジル人でにぎわった。「日本文化をアピールできた。日本から井上信治衆議院議員、首都から島内大使にも来ていただいて立派な式ができ、市や州にもはっきりと日系人の存在が認識された」と同会長は感謝する。堤剛太事務局長も「スピーチコンテストでも林達也マテウスさんが3位にはいり、町田リョートも良い成績を残している。80周年のいい締めくくりになりました」と笑顔を浮かべた。町田選手は総合格闘技「UFC98」のライトヘビー級で5月に世界王者になり、10月14日にはマウリシオ・ショーグン相手に見事タイトル防衛に成功し、プロ公式戦無敗記録を16に伸ばした。今年、パラー州議会が第1回移民がベレンに上陸した9月16日を「アマゾン日本移民の日」に制定した。堤事務局長は「日本人は政府関係者にはペコペコしがちですが、80周年では生田会長がブラジル人政府関係者と対等に交渉した。ここまで日系人は来たかと感慨深いものがありました」と語った。
埼玉県人会(飯島秀昭会長)は6日午前11時から、アルジャー市内の別荘で忘年会を行う。 同県人会は、10月に埼玉県所沢、川越両市で催されたフェスティバルに県人会ブースを出店。会では、参加した飯島会長、尾崎副会長から同事業についての報告も行われる。 当日は、リベルダーデ区の三重県橋からの無料送迎バスを用意、午前9時半出発。同県人会では、「会員、県出身者はもちろん、県人会にゆかりのある人はぜひ参加を」と、呼びかけている。申し込みは、同県人会事務局(電話11・3253・8554)まで。 2009年12月2日付
県連(与儀昭雄会長)は、以前からの懸案事項だった定款改正を行うために、11月26日午後3時半(第2次招集)から聖市リベルダーデ区の文協ビル1階会議室で臨時総会を開いた。委任状を含めた参加代表者34人による投票の結果、賛成29人、反対2人、白票3人により、定款改正委員会(園田昭憲委員長)が進めてきた改正案が承認された。 今回の改正案の焦点は、(1)投票権は正会員のみが持つこと(2)県人会会長の委任状で補佐役の投票が可能になることを明記(3)執行部の人員が 人から 人に減らしたこと(4)代表者が執行部役員を離れた場合、自動的に役目を失うが、執行部の判断により、県連の定期総会月の最終日まで務めることができること、の大きく4点。 臨時総会では、園田委員長が与儀新体制発足翌月の09年4月の執行部会議で「定款改正委員会」を立ち上げたことを説明。その後、各勉強会などを経て、ブラジル語の定款を日本語に公証翻訳したことや、今年に入って数回、日ポ両語の定款改正案を代表者会議で配布し検討を促してきたことを発表した。その上で、11月11日に定款改正臨時総会を告示し、同月21日までに各県人会に意見・提案を求めていた。 これについて出席した代表者からは、定款改正案の記述に細かい間違いがあることが指摘されたほか、「改正内容が充分に検討されておらず、今日この場で決定するには時間が、なさ過ぎる」との意見も出された。 これに対して、定款改正委員会からは、記述の間違いについては「公証翻訳人が書いたもので、我々が手を付けることができず、改正案が承認されれば法律上問題が無いか、専門弁護士に早急にはかる」と説明。また、「充分な検討がされていない」とする意見には、定款改正前のオリジナルと改正後の定款案を事前に複数回、各代表者に配布しているとし、理解を求めた。 各代表者による無記名投票の結果、改正案が承認された。 園田委員長は「民主主義なので色んな意見はあるが、時代に沿った定款ができたと思う。これで肩の荷が下りた」と、ホッとした表情を浮かべていた。 写真:各代表に改めて配布された改正前後の定款 2009年12月1日付
2日間で500人が来場 ブラジル秋田県人会(小松雹玄会長)による『第3回手工芸品バザー』が11月21、22日の両日、聖市ビラ・マリアナ区の同県人会館で催され、2日間で約500人が詰めかける賑わいを見せた。 同バザーには和紙絵、手作りのアロマキャンドル、陶器、アクリル加工飾り物、ハンドバッグ、折り紙と切り紙、粘土細工、各種アクセサリー、手作りチョコレートなどバラエティーに富んだ手工芸品が出品され、出品数は合計約2500点に及んだ。 午前10時の開場後、訪れた来場者が多種多様の工芸品を前に「とても綺麗」と口々に声を上げ、各ブースをじっくり見ながら好みの手工芸品を買い上げていた。 2人の弟子とともに 点近くの和紙絵を出展した同会婦人部長の米谷ヨシ子さんは、「和紙絵制作は様々な種類の和紙を使って色をつける手間のかかる作業ですが、それだけに完成したときの喜びもひとしお」と語る。和紙絵は雪景色、桜の花びらや遠くから見た木々の葉や枝など、出したい色や質感によって用いる和紙を変え、大きい作品になると制作に1か月以上を要することもあるという。 溝口オルガさん(3世)、萩原イアラさん(2世)、タマキ・ロウールデスさん(3世)は陶器とアクリル加工飾り物を出品。溝口さんはピニェイロスのアリアンサ陶芸教室で陶器づくりを習得。粘土などの材料はすべてブラジルのものを用い、ろくろなど多種の手法を駆使して制作する。「思ったとおりの色を出すことが一番難しかった」と語っていたが、展示品の出来栄えに満足そうだった。 正午からは特製焼きそば、パステル、秋田名物のわらびの酢漬け、飲み物なども販売され、買い物を終えた来場者たちが用意されたテーブルでランチタイムを楽しむ姿も見られた。 同会館の近所に住むアメリカ・タヴァーレスさん(88)は、娘と孫の女性3人で来場。全長1センチ以下の小さな折り紙細工とワイングラス用の装飾品を購入した。「日本の工芸品は芸術的で繊細。日本人はブラジル人よりも手先が器用なのね」と笑顔を浮かべ、お気に入りの品物を購入できてご満悦といった表情を見せていた。 写真:多数の来場者で賑わいを見せた会場 2009年12月1日付
日伯友好協力に貢献 2009年(平成21年)度秋の叙勲者への勲章伝達式が、26日午後3時から聖市モルンビー区にある在サンパウロ日本国総領事公邸で行われ、旭日単光章受章の荻原孝行(おぎはら・たかゆき)さん(79)と瑞宝中綬章受章の坂手實(さかて・みのる)さん(72)に勲記・勲章が伝達された。 会場には家族や友人をはじめ約30人が集まり、木多喜八郎文協会長、森口忠義イナシオ援協会長、本橋幹久県連副会長、五十嵐司老ク連副会長ら日系団体関係者が見守る中、大部一秋総領事から勲章が伝達された。 荻原さんはペドラブランカ日伯文化協会の活性化に尽力。1973年に同協会会長に就任後、23年間にわたり会長職を務めた。世代間を超えた活動の充実を図る目的で婦人部、青年部を創設し、後継者育成に貢献した。また自家農園でゴヤバ栽培を営む傍ら、姉妹都市である岐阜市の少年サッカーチームやリオの日系果樹生産者の研修生を受け入れ、日伯交流と地域の発展に貢献してきた。 坂手さんはサンパウロ州立パウリスタ総合大学ボツカツ校にて教鞭を執る日系2世の教授たちとボツカツ日本文化協会を創立。初代会長として市の行事に全面的に協力するなど同協会の発展と、日系人の地位向上に大きな功績を残した。さらに大学教授として退官までの31年間、優れた指導者として人材育成に邁進。日伯間の文化学術に関する人事交流に取り組み、相互の指導者の資質向上に寄与してきた。 勲記・勲章の伝達に続き、大部総領事が挨拶。荻原、坂手両氏のように長い人生にわたり積み重ねた努力や、その誠実な姿こそが日系社会やブラジル社会の発展、そして日本とブラジルの友好協力関係に偉大な貢献を成し遂げてきたと称賛し、「豊かな体験と貴重な知恵を十分に生かし、これからの日伯両国の交流を深めるために引き続きご尽力いただければ誠にありがたい限り」と述べた。 荻原さんは挨拶の中で「本日このような受章ができたのも、私を支えてくれた友人や妻の力によるものが大きい」と感謝の意を示し、続いて坂手さんが「人生は一度しかないので、これからも社会のために貢献できるような仕事を続けていきたい」と今後の抱負を語った。 伝達式を終えた後に記念撮影が行われ、軽食や飲み物が用意されてパーティー形式の懇談会に移行。萩原悦子夫人(73)は夫の活動について「ペドラブランカ文協での活動以外では、同市で住民会を発足させて警察署を初めて設置したことで、強盗もいなくなり治安が良くなったんです」と更なる功績を教えてくれた。また坂手さんの娘の由美さんは「父が本当に一生懸命働いてきたのを知っているので、評価されたことに対して嬉しく思う」と、誇らしげな表情を浮かべていた。 写真:更なる活躍を祈願しての「乾杯」 2009年11月28日付
ニッケイ新聞 2009年12月2日付け 在ブラジル日本国大使館へ9月4日に着任した國方俊男公使(くにかた、57、広島)がサンパウロに初出張し、各日系団体を訪問するとともに、11月17日午後、ニッケイ新聞を訪れて着任のあいさつを行った。ドイツ語が専門で、これまでドイツで4回勤務したほか、海外駐在勤務経験は10カ所以上にのぼるが、中南米は今回が初めて。だが、ハワイ・ホノルル、北米ロサンゼルスに続き、日系社会が大きい地での勤務は3カ所目。「ブラジルでも日系人の偉大な遺産を感じている。ブラジルに『ウェルカム』と温かく受け入れてもらえるのを感じ、ありがたいなぁと思っています」と頷く。ホノルルの日本フェスティバルには7、8万人が訪れるというが、それ以上の日本祭りがサンパウロで開催されていることに驚き、目を輝かせる。日伯間の経済が、失われた10年を取り戻しつつある最中での着任。「日本の注目もブラジルへシフトし、前向きな話がいくつかある。二国間の経済交流がうまくいくよう力を入れたい」とし、「目下の課題は新幹線。入札が控えているので、後方、側面支援をしっかりやっていきたい」と抱負を述べた。
ニッケイ新聞 2009年12月2日付け 在伯埼玉県人会(飯島秀昭会長)は6日、アルジャ市の飯島会長の別荘で忘年会を開く。県内で反響を呼んだ所沢、川越市民交流フェステバル参加の報告を兼ね、来年への更なる展開をアピールする。同会では会員、県出身者はじめ、県人会にゆかりのある人への参加を呼びかけている。当日は午前9時半にニッケイ新聞社前(R.da Gloria,332)から無料のバスが出る。申し込み、詳細についての問い合わせは事務局の尾崎さん(電話=11・3253・8554)まで。